2012/06/10(日)・・・・・ササユリ鑑賞日和
さあ~ササユリのお嬢様にお待たせしちゃいけませんと下山を開始する。
小積みダキ分岐までは来た道を引き返し、小積みダキ分岐から悪路を下る
いやはや、大勢の登山者が通った後、赤土、黒土が闘志剥き出しで足元を狙う。
上手く交して歩いていたが、つい気が緩んだ隙、見事に足払いを食ってしまった
リンドウが丘分岐の手前で、山頂を目指すグループに会う。
おやおや、いまから山頂に向かいますか? 頑張って日暮れまでに下山してねとエールを送る。
急ぐ足にストップを掛ける状況が生まれ始めた、前方から団体さんの賑やかな声が聞こえる
足止めかぁ~と思ったが、お休みの真っ最中で、追い越させていただく事に
しかし、木霊返しの展望所で、団体さんに追いつき追い越したつもりが撮影中抜かれる
ヤバイな~、でも小積みダキで抜き返せば、下山には影響ないと・・・
甘かった~(--;)、彼らは小積みダキに寄らず、サッサと象岩へ下っていった。
仕方がない!小積みダキに立ち寄り、予定より長く時間を潰す。
一行が象岩をトラバースする様を見ながら、小積みダキから腰を上げて後を追う。
象岩の恐怖のトラバースに差し掛かり、小積みダキを振り返ると、小積みダキで遭遇した
山仲間さん等が、立ち上がって手を振り振り見送ってくれていた。
象岩から快調に下ったのも束の間、目の前には連続する階段に団体さんがへばりついていた。
(この後、坊主岩まで、団体さんに巻きこまれて、にっちもさっちもいかず・・・)
見返りの塔辺りにまで下ってくると、ポツリポツリと大崩山のお嬢様のお出ましである。
最初のお嬢様は、頑なに目を閉じ俯いていて、顔を見る事が出来なかった。
次のお嬢様は、3人姉妹だったが、長女が顔を赤らめて恥ずかしげに俯いて・・・
きっと、ステキなササユリ嬢がいるはずと、辺りを見回すとちゃんといらっしゃいましたね
障子に見立てた?小薮に影を潜めるように、綺麗な姿を隠していいた。
一旦、恥ずかしい殻を破ったササユリさん、その後は次々に優雅な振る舞いを見せてくれた。
名残を惜しみつつ、ササユリと別れ、下りを急ぐ事にする。
坊主岩の基底部、らっきいーな事に団体さんが足休めの最中で、追い抜かせていただく
トントントン、ホイホイホ~イと下って、15:30ようやく渡渉地点の河原に辿り付く
気持ちい清流で手を洗い、坊主頭に水を浴びる、ああ~このまま飛び込みた~い
ん?山の中といえど、お肉だぶつきの裸など見たくない?
飛び石を渡って、大崩山荘に戻る。
此処まで戻ると、這ってでも帰れる場所だから安心ですね。
山頂を目指していたグループは?団体さんは?と、思いながらも登山口へ急ぐ
16:00登山口に帰着~♪ た~っぷり10時間!お疲れでした~
車に戻ると、待機中のバスの運転者が近づいてきた。
団体さんに会わなかったか? 4:00に入山したのだが何時頃に戻ってくるかとの事だった。
運転手さん、体調不良で山歩きを中止の方と、12時間以上もお待ちだと・・・ご苦労様です。
大崩山とお別れすると、本日の癒しの温泉”美人の湯”へ
美人の湯=気さくなマスターが出迎えてくれる温泉です。
内湯と大崩山の全貌が眺められる、露天風呂があります ¥500也
追記、大崩山のササユリ情報
困った事に、大崩山にも”蕾摘み取り人間”が出現しているとの情報です。
球根の多年草だけど、過酷の水不足や寒冷で球根がダメになったら絶滅です。
種の中には種保存のために、1年後、50年、100年後に発芽するように
遺伝子が組み込まれているとか?
だから、花を咲かせる事は、盗掘から守る事よりも何よりも大事な事と・・・