誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、由布岳(日向路)

2012-11-06 22:16:38 | 山歩き

誘われて、由布岳(日向路)

コース: 正面登山口(7:15)~日向路分岐(7:30)~日向路~日向岳(8:30)~東登山道(8:50)~ロープ(9:30)~
鎖場(9:50)~お鉢分岐(10:00)~由布東峰(10:10)~剣ヶ峰(11:10)~馬の背~由布西峰m(11:30)
~マタエ(12:35)~合野越(13:25)~飯盛ヶ城(13:40)~登山口(14:15)
  『日向岳1085m・由布東峰1580m・剣が峰1550m・由布西峰1584m・飯盛ヶ城1067m』

 数年前に、山仲間に教えてもらった『由布岳の日向路』が、すっかりお気に入りコースになった。
朝の7:15登山開始で、”サクッナクッ”と落ち葉を踏む足音が耳の心地よく響く
冬の装いで葉を落とした木々の間から差し込む、優しい朝の木漏れ日が気持ちいい
ちょっと残念だったのは、紅葉の訪れが例年より早かったらしく、既に終わりになっていた(--;)

 日向路を50分ほどゆったり歩くと、日向岳の分岐に着き右に進むと10分で日向岳1085mに到着
由布岳に押されて訪れる人は少ないだろうが、西の飯盛ヶ城と東の日向岳、一度は訪れたい。
展望はないが晩秋から冬は、木々の間から由布岳東峰が美しい姿を見せてくれる

 日向岳を下ると猪の瀬戸からのルートに合流し、林の中をジグザグに東峰を目指すことになる。
時たま、ちょっと遅咲き?の紅葉に目を愉しませて貰いなが坦々と登る。
目の前にロープが現れると、このルートの真骨頂が始まり、極め付きは垂直に近い鎖場が待つ
鎖場を乗り越えると幾つかの展望岩があり、眼下に見える山麓の紅葉を愉しむとお鉢周回路に出会う。

 お鉢周回は後回しにして、まず左の由布岳東峰に登頂する事にする。
東峰の直下には、ひと癖もふた癖もある岩があり、この日は濡れていてヒヤヒヤしながら乗り越える
由布岳東峰に到着すると、紅葉を求めて登ってきたであろう10数名の登山者がいた。
東峰から、西峰・西峰の屏風岩、また、西峰と東峰の鞍部になる”マタエ”も登山者で溢れていた

 東峰で暫く寛ぐと次々に登山者が押し寄せ、お鉢の周回路も混雑の気配が見え初めて来た
のんびりムードを断ち切って東峰を出発し、おっかない岩を下りお鉢周回スタート”反時計回り”
お鉢周回は東峰から剣ヶ峰までは、初めての人でもさほど苦労せずに行けるでしょう。
 剣ヶ峰を過ぎると、岩場が苦手な人や腕力の弱い女性には、泣きの出るような難所の連続である
特に、反時計回りでお鉢周回の場合は、難度が高くなるので経験者の同伴をお勧めします。
この日は、『お鉢は時計回りが常識』と、自分の住む狭い世界の常識を振り回す女性リーダーがいて
ちょっと気分が悪くもなったが、『山は自己責任でね~』とサッサとお別れして馬の背へ降りた

 馬の背でも、数名と鉢合わせする場面があったが、そこは山人同士の譲り合いで楽々通過
馬の背を過ぎると、西峰に一気の登りとなるが、岩の下りで使った筋肉がイヤイヤ言い出す
後ろから、『ヤダ~こんな山歩き!』と罵り声も、辛い登りに追い討ちが掛かった。
そんな時、ふと足元を見ると、『オレが面倒見ようかぁ~』トリカブトが誘っていた。(コワ~)

 11:30-お鉢周回を達成して、由布岳西峰に到着~♪
西峰はお昼前とあって、30名ほどの登山者が群れていて、思い思いに山頂を愉しんでいた。
ただ、鞍部のマタエから東峰への登山道、東峰の山頂の人の多さには参ったね。
西峰の屏風岩を避けて、東峰に殺到する登山者達・結婚式のプレゼントとか~? トラになった山男

 西峰で定番の昼食を摂る、”ムカゴおむすび”と”野菜炒めチャンポン”でした (-m^。^m-)
もちろん、最後はお気に入りのケトルでお湯を沸かして、コーヒーブレイクは言うまでもない
東峰や東峰への登山道は、相変わらず登山者が群れていて大盛況の様子が続いている
西峰まで登って来る山人は少なくなり、山頂まで登って来ても半分はお鉢周回へ向かって行った

 よし! 屏風岩が空いているようだし、鬼のいない間にあの屏風岩を下ろう
屏風岩に着くと、2組の年配登山者がいて、案の定?奥方が岩にへばりついてる。
励まし指示するご主人の声に涙声で頷くも、手と足は思うように動かず一向に進まない
10分ほど要して、ようやく降り立った頃には、多勢の登りと下りの待ち人の列が出来ていた。
行きは良い良い~♪ 帰りは怖い(--;)、ちゃんと帰りを考えて登ろう由布岳西峰の屏風岩

 マタエに到着!迷子が出るのでは?とも言えそうな子供からやや年配の男女様々な登山者が・・・・
コーヒーでも飲みたいところだが、下山道のラッシュを考えて早々に下山を開始した。
一緒に歩く仲間から、またもや『yamahiroの鬼~!』と罵られた。 (好きでやってんじゃないよ~--;)
マタエから正面登山口も猪の瀬戸から東峰への登りと同様、名物はジグザグの登山道か?
真下に駐車場が見えるが、降り立つまでに結構時間が掛かり、合野越えに着くとほっとする。

 合野越えに着いたら、広場の右隅に細い登山道があり”西登山口”とある。
細い登山道に入ると直ぐに飯盛ヶ城の裾野になり、飯盛ヶ城の道標がある。
登山口の標識から、山頂まで10分少々だから、由布岳に登ったら是非立ち寄ってみると良い
飯盛ヶ城の山頂から、双耳の由布岳を見上げ、自分の足跡を振り返るのも感慨かもです
yamahiro的には、”飯盛ヶ城=反省をしろ!”と言って、由布岳歩きを振り返ります。

 この飯盛ヶ城のお勧めは、5月初旬頃か?”ヒメアヤメ”や”黄スミレ”を見ることが出来ますよ
この時期だと、”リンドウ”と”ウメバチソウ”が、優しく出迎えてくれます
花がなくても、寝転んで空を見上げるも良し♪ 雄大な草原を見下ろもヨシですね~♪

 さあ~仕上げは、飯盛ヶ城から登山口までの下り
舐めて掛かると、とんでもないしっぺ返しが待っていますよ ^。-
まっ、転んでも石等の突起物は少ないから、大怪我はないだろうが乗車禁止の黒土まみれ
気を引き締めて下り、14:15-7時間の由布岳歩きの幕を閉じた。
コメント
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