真っ新の、登山道を歩く
ごぼう畑~五ヶ瀬スキー場~向坂山~杉ヶ越~白岩岩峰
雪山ならではのお愉しみ、足跡のない真っ新の登山道歩きが出来る。
高村光太郎の詩ではないが、『我が前に道はなく、我が後に道が出来る』である。
と、五ヶ瀬町波帰地区の『向坂山・白岩山』へと向かった。
凍結、チェーン規制の中スキー場リフト着、更に恐る々ごぼう畑登山口へ車を走らせた。
ごぼう畑登山口が見えた瞬間、”ガーン”すでにパジェロが駐車していた。
真っ新な雪道歩きが(--;)・・・・・・お願い、そのまま杉越しに向かっててと祈る
世の中、甘くはないもので、パジェロさん達の足跡は、点々と向坂山へと向かっていた。
気を取り直して、パジェロさん達の後を追うように向坂山へと向かった。

スキー場へ舗装道を歩く、

ごぼう畑からスキー場へ途中の景色がGood

スキー場のリフト
スキー場のゲレンデ脇を登って、向坂山の登山口に着く
恨めしげに、登山道に付けられた足跡を見ながらアイゼンを装着する。
雪の衣装を纏った木々を見上げながら登っていくと、目の前に2人の登山者がいた。


雪を纏った木々
一言二言言葉を交わす、さあ~困っちゃいましたよ~(--;)
追いついちゃったのは良いが、この先、我々が先に歩く事になると・・・
申し訳なかったが、真っ新の雪を踏んで向坂山へと向かった

足跡残すけど、ごめんなさいね。

向坂山へ

向坂山頂

杉越し峠

霧立ち越し路

白岩岩峰

九州脊梁の山々
白岩岩峰、生憎の曇天で、雪山の絶景とは程遠い
そして時折吹く風がやけに冷たく、指先が痛くカメラ持つ感触がなくなる。
岩峰に10分もいただろうか? 凍てつくような冷たさに負けて下山を開始する。
杉越し峠に向かって引き上げる、パジェロさん達はどうしたのかなぁ~?

杉越しに引き上げる途中、樹間から向坂山
杉越し峠に着くと、二つの足跡が寄り添うように、ごぼう畑に向かっていた。
そっかぁ~2人も、真っ新の雪道を歩きたかったんだよな~
会った時は、白岩山に行くと言っていたけど、足跡の残る道は嫌だったのだろう
パジェロさん達が、真っ新の雪道を歩いてくれた事で、少しだけ心の荷が下りた気がした。