誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

雨乞岳&黒岩岳

2016-08-28 15:28:16 | 山歩き
   倉木山の花達に逢いた~い♪

  リクエストに応えて山歩きを企画、折角由布まで出かけるならもう少し欲張って見ましょう。
 と、1泊2日の山行を計画してみました。
 1日目=雨乞岳1074mと黒岩岳1106m・2日目=倉木山1160mと城ヶ岳1168m
 家からの距離の関係で、初日は歩行時間の少ない雨乞い岳を設定し、2日目は倉木山から鞍部へ下って城ヶ岳へ

  県道11号線から雨乞岳林道に入り、林道終点(ゲート)の右奥広場に駐車して出発

           林道終点のゲート
           少し手前の右行くに広い駐車場あり
 ゲートの脇を通ってコンクリート坂をゆっくり登って行き、木材集材場の分岐を左に進む
     
           左に登って行きます
  クネクネト曲がるコンクリート道、地図は持ってきたが登山口がイマイチよく判らない
 ゲートから10分後の左カーブにオレンジのプレートが当たったが文字は消えて文字が読み取れない
 感覚的には、雨乞岳と黒岩岳の鞍部へ登るルートだと思いながらも、今回の登山口として足を入れる。
         
           ここから登る事にする。
           
           踏み跡ははっきりしているが倒木と藪
  倒木と膝まで伸びた藪に、登山口に設定したことを後悔しながら登って行くと30分で鞍部に到着
         
           予想通り?いい加減?     
 出発前に慌てて作った地図を広げて確認、やはり鞍部の様様であり、まず左の雨乞い岳を目指して杉林を登る。
 ほとんど林の尾根で展望は愚か、花も全く見当たらない。
 カミさんを振り返ると、なんでこの山なの?と、ご機嫌斜めの様子である。
 さらに追い打ちを掛けてきたのが、虻さんの執拗な攻撃だった。
 出発時に虫除けスプレーをたっぷりかけてきたのだが、全く効果がなくこの日は終日悩まされた。
          
           杉林を登る。
           この後、虻の攻撃に合う事になった。
  小さなピークを2つ越え最後は、来ることを阻むかのようにぴ茂ったススキを掻き分けて登る。
 ふっと小広場があり、雨乞岳の山頂に到着した。(ゲートから50分)
          
           最後は腰丈の藪が待っていた。
           
           ご機嫌斜めのasariさん
  山頂は木々に囲まれて全く展望はなし、また腰を降ろす場所もない蔵夏草が茂っていた。
 展望もなく面白みのない雨乞岳、立ち止まっていると数匹の虻が総攻撃を掛けてくる
 たまらずに登って来た道を下り、鞍部へと引きかえした。
           
  地図を広げると、鞍部から黒岩岳まで只管登りのルートになっている。
 足を踏み込んだ直後から、杉の倒木が行く手を阻み右に左に回避しながら登って行く
          
           ルートは壊れて通れません   
 半分も登らないうちにルートは藪となり、杉林の斜面に付けられた幾筋もの獣道を辿って頂を目指す。
          
            自分でルートを作るしかありません
 鞍部から15分で尾根に登りつめると、数m後方に黒岩岳の山頂標識が見えた。
           
           やっと山頂だが、ガスと雨が降り出す。
  黒岩岳の山頂も狭く、展望は全くありません
 数年前に倉木山に登った際に、雨乞岳、黒岩山、城ヶ岳の存在が気になっていながら登山の機械がなかった
 asariさんの『倉木山の花に逢いたい~♪』がきっかけになったが、山歩きとしてはイマイチだったかな
 
  ご機嫌斜めのasariさんを宥めていると突然雨が降りがしいきなり土砂降り状態になる
 カッパを着るどころか傘をさす間もなく全身ずぶ濡れになっていた。
 
  さていよいよ下山ですが、此処からとんでもない間違いを起こしてしまった。
 原因は(良い訳だが・・・)いくつかあるが、最大の原因は、地図でしっかりルートを確認していなかった事に尽きる。
 
  先ず、登山道が藪になっていて、杉林の斜面から登った先があまりにも立派な尾根だった。
 黒岩山の山頂でいきなりの土砂降りになったので、慌てて下山を始めた時に右に折れて下るのを南西尾根へ直進してしまった。
 尾根にはしっかりした踏み跡が残っていて、所々に道標のテープが付いていたので気にも止まらなかった。
 30分ほど下ったがなかなか林道に着かないので怪しいなと思ったが地図も見ないで歩き続けてしまった。
 山頂から50分で林道に出会いホットして、林道を歩くもまだ間違いに気付かず歩き続ける。
          
            まだ~?あとどのくらい?お腹が空いたよ~
 鈍感なyamahiro、この時やっと異常に気が付き地図を広げるも林道と歩いた時間が一致しない 
 地図を上下左右にしても納得がいかない!
 落ち着こうと自分に言い聞かせながら、林道に腰を降ろして昼食を作って食べることにする。
 
  食べ物が胃袋に落ちる間もなく、林道を偵察に行くと『大分中部線』の看板を見つける。 
 大分中部線?どこかで見たような林道と暫く頭を捻る
 何てことだ、反対側に降りてきてしまっているじゃないですか!
 最短で元に戻ろうとするも、作成してきた地図には反対側の大分中部線はなく現在地が掴めない
 仕方なく下りて来た尾根から黒岩山へ登り返すことにするも、林道へ飛び出した場所が判らず行ったり来たり
 結局間違って降りてきた林道で2時間近く(昼食含む)をロスして取り付く尾根を発見して>黒岩山にもどる。
 黒岩山に2度目の登頂を済ませ、本来の登山道を下って無事に駐車場に戻ったのである。
          
            すっかり疲れて無事に下山したのでした。
悪い事ばかりじゃありません。
 雨乞岳~黒岩山では、1輪の花にも出会えなかったけど、間違って下った林道で沢山の花達に出会えました。
          
          
          
          
          
          
              
  
  山は怖い!
 事前にちゃんと地図でルートや時間を把握しておきましょう。
 分岐する尾根は、チェックしておきましょう。
 地図は広めに作っておきましょう。
 
  yamahiro『465座』、asari『301座』



 
コメント (2)
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