誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

下泉水山1296m~上泉水山1447m

2008-09-23 19:39:41 | 山歩き
 猟師山で雨に祟られたが、予定通り長者ヶ原~泉水山~黒岩山の周回縦走に向かった。
 駐車場から三股山を見上げると、雨の中といえど稜線がくっきりと浮んでいた。

         三股山の遠景
        
 雨具を装着して、国民宿舎コスモス荘の左を取って、(10:06)登山道に向かった。
コンクリートの橋を渡り、小川を越えると朽ちた長者ヶ原キャンプ場に到着(無残な姿)
キャンプ場を過ぎると、登山道は深く抉れ薮となっていて、今は使われていないようだ
 直ぐ脇の草原が4m幅で刈り払われていて、そこに見える微かな踏み後を登る
この草原歩きが20分ほど続くが、真上を見るほどの急登で息が上がる
草刈のボランティアさん5名に出会う。
泉水~黒岩縦走と告げると、カミナリが危ないので気を付ける様にと・・・
草原と別れ、アセビの林に入るが、雨を吸った黒土に足を取られ苦労する
突然アセビ林の先に岩山が出現して、右に回りこんだ岩の上に下泉水山1296mの
標識が見えた。(10:36)

       岩の向うに標識が隠れている
       
 下泉水山から暫らくは、傾斜の緩いアセビの林とススキの草原を交互に歩く
雨足が激しくなり、上空でゴロゴロとカミナリの音が激しくなった
最後のアセビの林を抜けると、胸丈ほど伸びたススキの登山道となり足元は全く見えない
オマケに素晴らしい急登となり、何度も何度も突っ伏してしまう。
この時ほど、何箇所か設置してあったロープを有り難く感じたことはない
カミナリを気にしつつ、悪戦苦闘の末、上泉水山に到着したのが(11:11)だった。
雨にカメラを濡らさないように苦心の末、やっと証拠写真を収める。

       雨の中の上泉水山
       
 雨とカミナリの中に佇み、大崩の辻~黒岩山~牧ノ戸への縦走を思案する。
結局、この天候じゃ、大崩の辻も黒岩山も展望は得られないし、カミナリは怖いで
来た道を戻ることにした。
上泉水山からの下りは、お尻と地面が3度ほどキスして、(12:09)国民宿舎横に降り立った。
 登りと下りの所要時間が、ほぼ同じなのは何故か?
下山後、駐車場の東屋でずぶ濡れの服を着替え、食事を取っているとあろうことか!
お日様が顔を出してきた。
悔しい思いをしながら、明日の予定地である『涌蓋山』へと向かった。

         道中、涌蓋山の勇姿を望む
         

  
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猟師山&合頭山

2008-09-23 18:44:42 | 山歩き
  合頭山1383m~猟師山1432m

  久住に有りながら、なかなか訪れるチャンスに恵まれなかった猟師山
 ヨシ! のんびり一人歩きで出かけよう♪
 
  自宅を出て、2時間あまり(7:45)で猟師山登山口に到着した。
 広い駐車場に、先客の車がポツンと1台っきり♪
 8:00(s)、歩き出して5分6名の下山者に出会った。(2山歩いたとの事)
  彼らと、別れ8:12合頭山/猟師山の分岐に到着、ピークの広場はさながら
 お花畑と言った感じで、秋の花が咲き乱れていた。
  カメラを取り出した時、何やらポツリと冷たいものが落ちてきた。
 おいおい!今日はのんびり歩きだよ~、雨さん勘弁してぇ~ --;
 願い届きそうにない!、合頭山に急ぐことにする。
  小高いピークを一つ乗り越えると、8:22合頭山に到着する。(証拠写真)
 花を眺めながら、山頂の滞在時間は7分ほどで、来た道を戻って分岐点へ

         合頭山頂
         

  分岐に戻ったあたりから、雨脚が少し強くなるが合羽を着るまでも無く
 猟師山に向かう。
  登山道の脇は花でいっぱい♪、髭を生やした”ハイジ”が歩く

       

 鼻歌気分もそこまで、鞍部からの登りが大変だった --;
 腰まで伸びたススキで足元は全く見えず、雨でぬかるんだ黒土が足をすくう
 何度も転びそうになりながら、8:55猟師山に到着した (バンザイ♪)
  
         猟師山頂  
           

  悲しいかな!
 猟師山の展望は『ゼロ』だった --:
 何度も、メガネを拭いては見るが、辺りは真っ白け~~~~
 
  久住に何度も訪れながら、猟師山に来なかった”罰”かぁ~
 雨には勝てず、来た道を戻って、9:31登山口へ・・・(のんびり歩きは何処へやら~~)
 次の行程、長者原~泉水山~黒岩山~遊歩道~長者原向かう。

  出会えた花達
    

    

      
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彼岸花

2008-09-20 19:49:09 | 花たち
         今、野原から郊外まで、”全盛期”

          

 彼岸花・マンジュシャゲ・幽霊花などなど、色んな名前をもっている花です。
 花が終わってから、葉っぱが出てきて養分を蓄えて、来期の開花に備える
 そして、この花は結実しないと言うことです。
 
 故に
 『花知らず!葉知らず!実知らず!』の言葉もあります。
 繁殖は、球根のみ!
 と言うことは、・・・・凄い繁殖力ですね
 
  
 
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能面展

2008-09-18 18:38:54 | 出来事
      内藤家の能面の凄さ

         

  内藤記念館に保存されている能面の凄さは、真に”天下一”と言われる。
 能面66点狂言6点、しかも天下一の称号を貰った能面師の6師の面が揃って
 いると言われる。
  9/12(金)、能面点の公開の前日『能講座』で、増田学芸員の話を聴いて
 延岡市民で有りながら、こんな素晴しいものを知らなかったことを嘆いた。
  聞くより、見るに限ります。
 機会がある方は、是非是非出かけて行ってください。
 入場料は無料で、1人でも学芸員が解説してくれます。

     
  *展示室は、撮影禁止です。
   このphotoは、能講座当日に許可を得て撮影したものです。
 内藤記念館=宮崎県延岡市天神小路2551
       TEL:0982-43-6437  
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高隈山(御岳~横岳~白山林道)

2008-09-17 21:05:39 | 山歩き
   後編
  高隈山(御岳~横岳・白山林道へ)

 御岳での検討?結果は、言うまでもなく白山への縦走慣行だった。
ただ、林道歩きを4時間とした場合、駐車場到着が19時頃かと気になる

 御岳出発(11:15)、妻岳分岐(11:35)、急登を喘ぎながらロープを掴みながら
妻岳(11:53)、と何度か歩いた登山道を歩く
つい、見落としがちな双子岳1107mを(12:10)通過する。


 双子岳からの下り、やっとお目当ての一つである”高隈ホトトギス”にご対面できた。
大箆柄岳や御岳と違って、群生地のないルートだったから、諦めていただけに嬉しい出逢いだった♪
 
ホトトギスphotoー4枚




 双子岳からの荒れたズルズルの登山道を慎重に下る。
足元にだけ注意を払っていると、頭上に突き出た木の枝に頭をぶつける
狭い小薮の登山道では、あちこちに蜘蛛の巣があり、泣きたくなるほどだった。
それでも、見たことない大きなツチアケビや、突然の訪問者に慌て逃げ惑う
瓜坊”の姿に癒やされる。
 やがて目の前に大きな崩壊地が現れ、真上に崩壊地を巻いて通過すると
新しく出来たルートで平岳に到着する(12:50)
薮の奥に鎮座する祠に手を合わせ、真下に落ちるかのように横岳鞍部へと向う。
鞍部では、鳴之尾分岐を左に見ながら進むと、これまた急登の横岳登りである
山頂直下は、ロープ場が数箇所あり雨でズルズルの登山道には有り難かった。
平岳から20分、大きな祠の設置された広い横岳の山頂に到着する
少し雨脚が強く、追われるように登山道の木立の中に駆け込む
この頃は、証拠写真よりもカメラが濡れることが心配で、photoはナシとする。
 横岳を通過すると残りは、白山を経由して2時間ほどで白山上部林道の予定である
距離の掴めていない林道歩きの時間を気にしつつ下っていくと
最初の鞍部で、キャンプ場/白山林道分岐の標識に出会う。
こんな所に、エスケープルートがあったのかと、縦走を断念する気持ちへと傾く
一旦、目の前のピークに駆け上がり白山への縦走路を眺めると、遥かに長く感じる
結局、弱気の虫が勝利を収め、白山林道へとエスケープすることにした。
横岳から白山林道へは、所々ルートが消えかかるものの、意外としっかりしていた
急坂のルートで登りには敬遠したい!
蜘蛛の巣と格闘しながら、かなり長い時間歩いたような気がしたが、25分で林道と出合う
林道出合いは、猿ヶ城分岐から白山登山口へ、およそ2.0km(白山登山口へ10.0km?)
林道をトコトコ歩き、22分で猿ヶ城分岐、更に23分でスマン峠登山口に到着した。
 薮コギと雨と汗と泥濘で身体は、汚れ放題でとても乗車出来ず、直ぐ近くの沢に引き返し
冷た~~い沢で、水浴び&身体を洗うと、数分で体はガタガタ唇は紫色に・・・
車に戻り、着替えを済ませて暖かいコーヒーで息を吹き返し、高隈山を後にする。
今回も、七岳と白山のピークハントならなかったが、また一味違った高隈が味わえた
満足の山歩きだった。
今回未達成の、七岳と白山は何時の日にか再チャレンジする事としよう。

PS、今回の縦走路には高隈山ホトトギスの群生は見られなかったが
見返り草の群生には驚きだった、残念なのは虫食いがひどく群生の割には花が少なかった。
垂桜登山口~猿ヶ城間の、大野原林道や白山林道の”ナンバンキセル”は見事だった。

コメント (2)
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