自分の頭で考え始めた小学生たち

2011-08-10 22:13:43 | 学習塾・勉強の仕方

小学生相手の夏期講習は、上の学校のそれとは少し異なります。

 

上の学校の生徒の場合には、この時期の勉強の仕方について、何をどうするべきなのかの考え方や具体的な方法についてある程度理詰めで臨まなければならない部分がありますが、小学生の場合には、それも必要ですが、どちらかというと、そういう質的なものよりも、まずは「量」重視といったむきがあります。

 

そういう意味で、最近つくづく「量は質をカバーするという思いを強くしています。

 

そう、勉強の効果を上げることを目的としたとき、そこには必要な条件というものが必ずあって、それが「量」だと思うのです。

 

今、それまであまり勉強の習慣がなかった小学生の夏期講習がほぼ毎日組まれています。

 

毎日朝から夕方までびっしり授業が組まれているのですが、彼らの場合、私立中受験という目的がありますので、これは絶対に必要なことです。

 

でも、なかなかそれに相応しい勉強のスタイルが出来ていなかったところが悩みの一つだったのですが、連日の夏期講習をこなしていく中で、彼らの中に自然に「これではいけない」「受身で勉強しているのではいけない」という考えが浮かんできたのか、いつの間にか自らそれまでの学習習慣を見直して、そこで反省すべき点は改め、新たに導入すべきことを計画の中に組み入れるといったことを始める子が現れ始めています。

 

勿論、そういうことは講師がその指導の中で絶えず陰に陽に彼らに提示して入るのですが、ここで書くのは、それとは別の次元でそういう発想をし始めた子たちのことです。

 

思えば、これはまさに「まず勉強の絶対量を確保して、これを着実に消化していく」中で自然に彼ら自身の中に培われたものであって、そのことがとても嬉しいと思います。

 

自分の頭で「何をどうしたらよりよくなるか」を考えて、そしてこれを実行することがどれだけ大切なことであるかを、彼らはこれからの彼ら自身の人生の中で実感していくのだろうと思います。

 

そうした考え方や、それに基づいたやり方からもたらされる果実を手にしながら。

 

 

 


 

 

 

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