たまに、こんなことを仰る保護者の方がいます。
「友達と一緒に勉強するっていうのも大切ですよね。教え合いしたりしながら」
こういう台詞を聞くたびに、実は私自身思い出すことがあります。
わたしがまだ中学生だった頃、いまはもうお亡くなりになった梅津先生という、当時横浜市立富士見中学校の先生が「勉強はな、一人でやるもんだ。友達と一緒にやるのは勉強ごっこ。本当の勉強じゃない」
結論からいいますと、私もこの意見には概ね賛成です。
塾の中でも、例えば自習室で黙々と勉強している子は、席をくっつけてこそこそ話しながら勉強(ごっこ)している子とでは、明らかにその効果が違います。
振り返れば、私も梅津先生の意見をそのまま受け入れたのか、やる時は自分ひとりでこつこつとやるタイプでしたし、教え合いのようなことはどうも性に合いませんでした。
ということで、「勉強を教える時」は時には小集団或いは一斉式であったとしても、それも自分の中に取り込む作業としての勉強は、「一人でやる」、これを塾内のモットーとしております。