アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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スーパーのセンター長が商品を蹴飛ばして良いのか?

2021年07月11日 18時12分03秒 | 職場人権レポートVol.3
 
私たちは某大手スーパーの物流センターで働いている業務請負(簡単に言えば下請け)企業の契約社員ですが、先日7月8日に、ここのセンター長からパワハラ被害を受けました。センター内の作業場で商品を仕分けする為に、台車を歩行者用通路から一列はみ出して並べていたら、センター長が「邪魔だ!どけろ!」と、足で台車を蹴倒しながら通り過ぎて行ったのです。
 
確かに台車を通路からはみ出して並べた私たちも悪いですが、それはそうしなければ作業場が狭くなるからです。作業場が狭くなっているのは、野菜が積まれたパレットを大量に壁際に並べて置いているからです。そんなに通路に台車を並べられるのが嫌なら、壁際に置いている野菜のパレットをまず先にどけて下さい。(上図参照)
 
百歩譲って、パレットをどけるのが無理としても、いきなり足で蹴倒す事はないでしょう。これは明白なパワハラ行為ではないでしょうか?センター長がこんな事して良いのでしょうか?蹴倒して行った台車の中には、既に商品を載せて並べていた店の台車もありました。商品を足で蹴飛ばして良いのでしょうか?パワハラだけでも許せないのに、我々を下に見て差別し、権力振りかざして横暴な真似をするのは、どう見ても容認出来ません。
 
それに、たとえ通路の後ろに台車をずらして並べても、結局最後は、通路の前に置かなければならなくなるので、どのみち通路は塞がってしまうのです。
 
例えば、ある店行きの台車に玉葱9ケース積んで通路の外に並べていて、次にモヤシ3ケースが来たとします。玉葱にはケース毎に店名シールが貼られていますが、モヤシには「3ケース」と書かれた店名シールが1枚しか貼られていません。
台車は10ケース積む毎に出荷するルールですから(それ以上高く積むと危ない)、玉葱9ケースの上にはモヤシは1ケースしか積めません。それを出荷してしまうと、残りの2ケースは店名シールも無しに台車に積まなければなりません。
出荷後もドライバーが配送時に積み替えたり、他の店と抱き合わせで配送したりしますから、シール無しのケースは出ないようにしなければなりません。それを避けようと思えば、モヤシの上にわざわざ玉葱を7ケースも積んで出荷しなければなりません。
限られた時間の中で、そんな非効率な事なぞ出来ませんから、もうモヤシは、たとえ通路内にはみ出ようとも、玉葱の台車の前に並べて置いておかざるを得ません。(下図参照)
 
 
また、中には仕分け後も店別の数量を検品しなければならない商品もあります。この商品はケースごとに店名シールが貼られていますから、数台の台車に分割して積む事は可能です。但し、店別の数量検品が終わるまでは、たとえ通路内にはみ出た台車であっても、直ぐには出荷出来ません。そんな場合も、「邪魔だ、どけろ」と言われて、パワハラ被害に甘んじなければならないのでしょうか?
 
だから、たとえ最初に通路の外に台車を並べていても、作業の進み具合によっては、通路の中に台車を並べざるを得ない場合も頻繁にあるのです。それでも「通路の中に台車を並べるな」というなら、もっと作業場を広げて欲しいと思います。そもそも、元々の原因は、どれだけ売れるか分からないキャベツや白菜を、どんぶり勘定でパレットで注文して、大量に壁際に並べるから、その分、作業場が狭くなり、台車を通路にはみ出して置かなければならなくなるのです。それ以外にも、床の穴ぼこなど危険箇所が他にも一杯あるのに、それらを放置したまま、歩行者用通路の確保ばかり騒ぎ立て、下請けにばかり責任転嫁するのは筋違いです。
 
多分、このセンター長は、私たちの事を下請けだとバカにしているのでしょう。しかし、私たちは確かに社内では下請けですが、社外ではこのスーパーの顧客でもあるのです。その顧客にこの仕打ちはないでしょう。これ以上、下請け労働者を差別し、労働者の人権をふみにじるようなら、我々も抗議の意思表示をする必要があるのではないでしょうか?スーパーのホームページに苦情投稿して、それでも無視するなら次は新聞に投書するぐらいは、やっても良いかなと思っています。
 
誹謗中傷でない限り、言論の自由は憲法で保障されています。ここに書いた事は全て実際にあった話です。決して嘘、偽り(誹謗中傷)ではありません。その言論の自由を抑圧する権利がスーパーに果たしてあるでしょうか?(今の段階ではブログにはまだ載せませんが、証拠写真もちゃんと撮ってあります) 

今や民間企業と言えども、自社の金儲けだけ追求していたら良い時代ではありません。貧困撲滅などの社会的課題にも貢献する姿勢が求められています。そんな時代であるにも関わらず、未だにこんな差別意識丸出しの上から目線で下請け労働者に命令するセンター長がいるとは。このスーパーの社員教育は一体どうなっているのでしょうか?
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スネ夫とクレート伝票 第5話 まるでスネ夫みたいなBさん

2021年04月21日 22時32分52秒 | 職場人権レポートVol.3
 
会社ホームページ投稿文には「Bさんは無能だ」とかは一切書いていないのに、何故、Bさんはこれを自分に対する無能呼ばわりと受け取ったのか?考えられる理由はただ一つ。「A・Bさんに〜教えるのに非常に苦労しました」と、AさんとBさんを並列で書いたからです。
 
勿論、会社ホームページ投稿文には「Aさんは無能だ」とも一切書いていません。実際に私が伝票処理のやり方を教えたのはA・B・C・Dの4名だけで、Cさん・Dさんについては後継者として繰り返し手順を教える機会があったから、私も比較的教えやすかったです。しかし、残りのA・Bさんについては、当日欠勤者のピンチヒッターとして一度しか教える機会がなかったので、教えにくいと感じたから、それを正直に書きました。でも、相手は社員(Aさん)やバイトリーダー(Bさん)なので、また当日欠勤者のフォローに入る機会があるかも知れない。だから、仕分けだけでなく伝票処理の手順まで教えたのです。
 
その結果「非常に教えにくいと感じた」と書いてしまいましたが、それについても「伝票処理の手順が煩雑だから」と、きちんと説明を付けています。「AさんやBさんは無能だから」なんて事は一言も書いていません。
 
でも、BさんをAさんを並べて書いた事で、Bさんは「(引きこもり社員と社内では思われている)Aさんと同格に扱われた」と受け取ったのです。そして、それを「無能呼ばわり」と受け取ったのです。しかし、それはBさんの勝手な解釈に過ぎません。何故ならば、普段の仲間内の会話の中では私もAさんの愚痴を言った事はありますが、少なくとも会社ホームページ投稿文という公の場では、誰も無能呼ばわりしていないのですから。
 
「無能呼ばわり」という点では、むしろBさんの方こそ、Aさんをバカにして、心の中で「無能呼ばわり」しているのではないでしょうか?ところが、「A・B」と2人だけ並列で書かれた事で、「自分もAさんと同様に無能呼ばわりされてしまった」と受け取ったのです。
 
私はこれでBさんという人がどんな人か良く分かりました。強い奴には何も言えず、弱い者に当たり散らすしか能がない。職場に問題があっても「我慢」するばかりで何も言わずに、逆に問題点を指摘する人間に対して「俺は我慢しているのにお前は不平不満ばかり言って」と逆恨みまでする。
 
まるで「ドラえもん」の漫画に出てくる「スネ夫」みたいな人物。それがBさんです。そんなスネ夫みたいな人間ばかりだから、コロナ無策の総理を政権から追いだす事も出来ないのです。
 
しかし、たとえBさんがそんな人物であったとしても、私は会社ホームページ投稿文には、Bさんの仕事ぶりについては何も書いていません。ただ、業務の煩雑さについて説明する上で、「Bさんに業務を引き継ぐ際も苦労した」と書いただけです。
 
何度も言う様に、会社ホームページ投稿文の主旨は、あくまで伝票処理や検品手順の改善申し入れに過ぎません。そこには個人の悪口なぞ一切出て来ません。にも関わらず、勝手な解釈によって、正当な業務改善要望までクレーマーと決め付け、他人の言論の自由を侵害する権利がBさんにはあるのでしょうか?Bさんはこの職場の「独裁者」なのでしょうか?
 
それに、会社ホームページに投稿した内容が、話のきっかけとして導入部に一度名前が出たとは言え、ここではあくまで部外者に過ぎないBさんに、何故、筒抜けになってしまったのかも気になります。別に隠し立てする内容でもないので、筒抜けになっても私は一向に構いませんが。
 
でも、これがセクハラやパワハラの苦情申し立てだったら、どうなるでしょうか?ハラスメント被害者の申告が加害者にも筒抜けになるような有様では、被害者は会社に被害申告も出来ないのではないでしょうか?会社の個人情報保護方針にも大いに疑問を感じます。
 
別に隠し立てする必要もないのに、まるで私がBさんの悪口を所長に密告しているみたいに思われるのも心外です。そんな事なら、一層の事こちらから公開討論に踏み切って、会社ホームページ投稿文の全文を作業配置板に貼り出し、この内容のどこが個人の悪口、誹謗中傷に当たるのか?私は、むしろ逆に従業員全員に問うてみたいです。それぐらいの気持ちでいます。(続く)
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スネ夫とクレート伝票 第4話 Bさんからの抗議

2021年04月21日 22時31分23秒 | 職場人権レポートVol.3
 
所長へ。会社ホームページに先日投稿した内容について、4月20日にBさんから抗議を受けました。抗議の内容は「何故、投稿の中で自分(B)の名前を出したのか?これでは私がまるで無能者みたいだ。今後一切、投稿の中で個人名は出さないで欲しい」という物でした。
 
しかし、くだんの投稿文を読み返しても、この内容のどこにBさんを無能呼ばわりした箇所があるのか?全然分かりませんでした。添付ファイルの会社ホームページ投稿文を読んで貰えば分かりますが、ここには伝票処理の煩雑さを改善してほしいという事しか書いていません。確かに、当日欠勤者の穴埋めに私の担当部門に応援に入ったBさんに「伝票処理のやり方を教えるのに非常に苦労した」事で話は始まっていますが、それはあくまで「業務内容が煩雑だから」であって、別にBさんの事を「無能だから」とは一言も書いていないにも関わらず。
 
確かに私の直属の上司は所長ですから、わざわざ会社のホームページに投稿しなくても、直接所長に話すかメールすべきだったかも知れません。でも、所長と会えるのは午前作業終了間際の時間帯ぐらいで、後の時間はなかなか会えないじゃないですか。もし会えたとしても、限られた時間の中で、これだけの内容を一度に口頭でまとめて言うのは非常に難しいです。第一、私は所長のメルアドも知りませんでした。しかも、伝票処理の改善なんて一事業所だけで出来る事ではありません。だから、次善の策として会社ホームページに投稿させて貰った次第です。
 
これがそんなに悪い事なのでしょうか?確かに直属のルートを通さなかった事は思慮が足りなかったと思いますが、別ルート(会社ホームページへの投稿)もちゃんと整備されている中で、別の合法的なルートを通したからと言って、何故そんなに咎められなければならないのでしょうか?ホームページへの投稿内容も、あくまで業務改善要望であって、個人の悪口や誹謗中傷は何も書いていないにも関わらず。
 
「皆、言いたい事があっても我慢しているのに、そんなに職場に不満なら辞めたら良いのに」と、Bさんから言われましたが、これについても納得出来ません。「我慢」ばかりしていたら、いつまで経っても職場は良くなりません。それに私は不平不満ばかり言っている訳ではありません。作業マニュアルが整備されていない中でも、自分でマニュアルをまとめて作業場の壁に掲示したりもしています。
 
なのに何故、ここまでクレーマー扱いされなければならないのか?言論の自由は憲法で万人に保障されています。その権利を行使して一体何が悪いのでしょうか?正当な業務改善提案まで誹謗中傷扱いされクレーマー扱いされる筋合いはないと思いますが、所長はいかにお考えでしょうか?(続く
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スネ夫とクレート伝票 第3話 現場での部長面談

2021年04月21日 22時28分57秒 | 職場人権レポートVol.3
 
4月11日に会社ホームページに投稿した後、4月16日の作業中に、私は副所長に呼ばれました。ついて行ったら所長と部長がおられて、クレート伝票がどうたらこうたら言い出したので、「ああ、また会社ホームページへの投稿の件だな」と思い、作業場に貼り出した自作の検品マニュアルの前で、マニュアル作成&ホームページ投稿に至った経緯を3人に説明しました。
 
(私の経緯説明のあらまし)
 
①Aさんについて
 
4月11日(日)午前作業で、副所長から、Aさんに担当作業の流れを教えてやって欲しいと頼まれました。Aさんは社歴の長い社員ですが、今まで他の部門を主に担って来て、私の担当部門の事はよく分からないので、私達から教えてやって欲しいとの事でした。
そこで、社員なので仕分け作業だけでなく、検品や伝票処理についても教えましたが、Aさんは、社歴が古い割には飲み込みが遅く、しかも、メモも取らずに「いきなり色々言われても分からない」と、まるで新人バイトが言う様な事を言い出す始末。これには私達も呆れました。
 
②対症療法としてのマニュアル作成
 
しかし、そうは言っても検品や伝票処理の手順が煩雑なのも事実です。私達は慣れているので何も見ずに作業をこなせますが、初めて教わる人が、この手順を口頭だけで教えられたら面食らうかも知れません。そこで、伝票のどこに、どういう風にサインするか、図解付きのマニュアルを現場の壁に貼り出す事にしました。(上記写真はそのマニュアルの一例。一部画像編集済)
 
③根本的解決策として検品作業の合理化を提起
 
但し、このマニュアル作成・掲示は、あくまで対症療法です。根本的には、何枚もある伝票・帳票類を減らして、検品手順も簡素化しなければならないと思います。
基本、箱の数を数えるだけの検品なのに、何故、何種類も伝票の種類があるのか?(クレート伝票、個数表、車両記録表、発注一覧表、備品管理表、etc)
それは、検品者に検品以外の余計な事をさせているからではないか?
例えば、車両記録表や個数表に、検品の開始・終了時刻を記入しなければならないのは、検品者に守衛の代行までさせているからではないか?それを無くせば車両記録表は廃止出来ます。
備品管理表も、クレート伝票を事務所に上げてしまったら、現場には何も残らず、他部門の担当が入荷数を日報に記入出来なくなります。その為に、伝票記載数を備品管理表にも控えて、他部門の担当者が入荷数を後で観れるようにしてあります。しかし、これも作業日報を他部門と担当部門の二本立てにすれば、備品管理表も廃止出来ます。
クレート伝票も、発送会社控・運送会社控・受取会社控の3枚綴りになっているにも関わらず、複写になっておらず、ミシン目も入っていないので、同じ事を3箇所も記入しなければならない。3枚綴りの伝票を一々こちらで切り離さなければならず、非常に煩雑な作業になってしまっています。綴りの伝票は全て複写にして記入を1回で済ませられるようにして欲しい。伝票も一々こちらで手や定規で切り離さなくてもよいように、伝票にミシン目を入れておいて欲しい…というような事を話しました。
 
(所長・部長からの回答)
 
クレート伝票については、全国の事業所で通函として使用されている共有クレートの動きを記録する為の物なので、仕様を変更するとなると、我が社だけでなく取引先や他の事業所の意見も聞かなければならない(注:後で調べたらイーパルという全国共通システムの下で伝票が発行される仕組みになっていました)。現実的には非常に難しい。次善の策として、手書きのサインから判子に変える事を考えている。検品者の氏名が刻印され、検品日付をダイヤルで調節出来る仕様の判子で代用出来ないか、検討してみる。
 
荷受けの開始・終了時刻については、車両記録表への記入は必要だが、伝票や個数表にまで一々記入する必要はないのではないか?
 
日報の運用変更(1枚物の共通日報→他部門と担当業務の2本立てに)についても考えてみる。
 
マニュアルについては、非常によく出来ていて分かりやすい。これからも頑張って下さい。
 
(副所長の反応)
 
以上の様に、所長・部長からは割と好意的な反応を引き出せました。しかし、副所長の反応はまた違っていました。
「そんなにストレスを抱えているなら、別の部署に配置替えする事も考えよう」というものでした。一見、私の精神的普段を軽減するかの様な物言いをしながら、実際には「これ以上ガタガタ言うと他へ飛ばすぞ」と言わんばかりの、まるでクレーマー扱いに失望を覚えました。
この人は結局、自分の保身しか考えていないのではないでしょうか?だから、事なかれ主義で、それに逆らう私をクレーマー扱いするのです。(続く
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スネ夫とクレート伝票 第2話 会社ホームページ投稿文

2021年04月21日 22時25分29秒 | 職場人権レポートVol.3

伝票の種類削減、検品業務の簡素化について

所長・副所長へ。

A・Bさん(いずれも仮名)に、私の担当部門の検品・伝票処理の仕方を教えるのに、非常に苦労しました。業務内容が余りにも煩雑なので。

・何故こんなにも伝票の種類が多いのか?(クレート伝票、個数表、入出車両記録表、実発注一覧表etc)
・クレート伝票なぞ3枚綴になっているのに、複写にもなっていない。ミシン目も入っていない。だから何枚も同じ事を記入しなければならない。一々自分の手で伝票を切らなければならない。
・そのくせ、作業に必要な数量の把握が出来ない。クレート伝票だけでは、もやしや✖✖の数量は分からないので、作業段取りが立てにくい。だから、また新たに仕分け実績表を作らなければならない。

何故こんな事になるのですか?社員が業務改善サボって来たからです。いつまで、そのしわ寄せをバイトに押しつけるつもりですか?こんな事ばかりしていたら、最後には皆、嫌気差して辞めてしまいますよ。

それを補う為に、私が別紙のマニュアルを作りました。

①1枚ずつ、A3サイズに拡大カラーコピーして、パウチで止めて下さい。
②それを原版と一緒に私に渡して下さい。現場掲示は私の方でやります。
③コピー代を請求します。(本当はリモートワークの人件費も請求したい位です) 

ちなみに別紙マニュアルの内容は下記参照(中略)

私の言いたい事は、勿論、コピー代返してくれとか、そんな瑣末な事ではありません。

①検品者に守衛の仕事まで押し付けないで下さい。何故、伝票に荷受けの開始時刻や終了時刻まで書かなければならないのか?受付表に業者がそれらの時刻を記入するよう促し、受付表の回収までしなければならないのか?入構、退出時刻の記録だけで充分ではないですか。本来それは守衛の仕事です。以前はバース担当がそれらの業務を担っていましたが、会社がバースの人件費をケチって、検品者に守衛の仕事まで押しつけてしまいました。バースの人件費をケチって、セキュリティをわざわざ脆弱化させてしまったのでは本末転倒です。

②伝票の種類をもっと減らして下さい。検品業務をもっと合理化して下さい。何故同じ事を何枚もの伝票に書かなければならないのか?何故、自分の手や定規で伝票を切らなければならないのか?綴りになっている伝票は全て複写化して下さい。伝票にミシン目も入れて下さい。1検品当たりの伝票の種類もせいぜい2種類に抑えて下さい。入出車両記録表なんか廃止して、クレート伝票と個数表だけにして下さい。クレート伝票も個数表も複写化して下さい。

③社員の意識を変えて下さい。何故ここまで業務が煩雑化してしまったのか?社員が業務改善をサボって来たからです。システムが変われば、普通はそれを機に今までの業務内容を見直し、整理統合されます。ところが我が社では、社員が奴隷根性に染まって何でも上の言いなりになって来た為に、業務改善がほとんど為されませんでした。だから、古いシステムが見直されないまま、そこに新しいシステムが継ぎ足され、屋上屋を重ねる事になってしまったのです。余計な仕事ばかりしなければならなくなり、肝心の商品名・規格・数量の検品が疎かになるのです。配置掲示板のリニューアルなんかする暇があるなら、その時間を業務改善やマニュアル整備にあてて下さい。(ホームページ投稿文、完)(続く

※会社ホームページ投稿文は1千字以内の字数制限がある為に、上記の投稿文も、前半・後半の2回に分けて投稿しています。中段の(中略)までが前半、それ以降が後半の文章です。

※ここでは話の行きがかり上、色んな伝票の名前が出て来ますが、クレート伝票以外は全て無視して下さい。あくまでクレート伝票を例に上げて説明して行きますので。

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スネ夫とクレート伝票 第1話 クレート伝票

2021年04月21日 22時17分30秒 | 職場人権レポートVol.3

 

大阪府に再び緊急事態宣言が発令されました。どの国もコロナ対策には苦労していますが、それでも台湾・ニュージーランドではコロナを制圧しつつあります。一時は変異株が猛威を振るった英国でも、ワクチン普及が進むにつれ、コロナ感染者は減少に転じつつあります。その中で、ひとり日本だけが、政府と一部知事の無策のせいで、営業自粛と自粛緩和を繰り返すのみで、ワクチン確保もままならず、医療崩壊で通常の手術も受けられない状態が続いています。

私のブログも社会派ブログの端くれですから、本当はこの問題についてもっと追及しなければならないのですが、職場でちょっとしたトラブルに見舞われ、そちらに手が取られて、なかなか本来の活動に取り組めないでいます。申し訳ありません。しかし、いつまでもブログを休眠させておく訳にはいきませんので、先に職場の近況報告について書かせてもらいます。

以下、職場の問題について簡単に述べさせてもらいます。私のバイト先は某スーパーの物流センターです。そこで私は下請け企業の契約社員をしています。その物流センターでは、商品を段ボールだけでなく、左上写真のクレートという容器にも入れて各店舗に出荷しています。クレートというのはプラスチック製の容器なので使い回しが出来ます。しかし、その為にはどこかでクレートが滞留しないように、伝票で数のやり取りを把握しなければなりません。それが右上写真のクレート伝票です。

クレート伝票は3枚綴りになっています。1枚目が発送会社控、2枚目が運送会社控、3枚目が受取会社控です。商品がクレートに入れられてセンターに入荷し、検品で伝票に書かれた数通り入荷しているのを確認すると、検品係はクレート伝票の①②③の3か所に、検品者のサインと検品日付を記入します。そして、1枚目と2枚目を納品業者に渡し、3枚目を後でまとめて事務所に持って行きます。伝票によっては、こちらで3枚とも切り離して1枚目と2枚目を納品業者に渡さなければなりません。

私の勤めている物流センターでは、他にも様々な伝票を扱っています。クレート伝票以外にも、入出車両記録表、個数表、実発注一覧表、クレート本伝票、出荷ラベル、もぎり、備品管理表・・・と多岐にわたります。それでなくとも多種類の帳票を抱え、1品目検品するたびに1枚のクレート伝票に3か所もサインしなければならないのでは、数百ケース単位で4品目、5品目同時に入荷したりすると、3ヵ所×5品目で計15ヵ所もサインしなければならなくなります。

そこで、もっと伝票の種類を減らせないか?クレート伝票が3枚綴りになっているなら、せめて複写にして1回のサインで同時に3か所サインできるように出来ないか?伝票も一々定規や手で切り離すのではなく、あらかじめに切れ目にミシン目を入れてすぐに切り離せるように出来ないか?勤務先本社のホームページの意見欄に書いて投稿しました。

その際に、業務が煩雑な為に引継ぎの際に苦労した旨を、2人の従業員の名前を挙げて投稿しました。そうしたら、その従業員のうちの1人が、「何故、俺の名前を出して投稿したのか?」と、文句を言って来ました。それが今回のトラブルのあらましです。しかし、これだけの説明では、何が一体問題なのか?全然分からないと思いますので、第2話以下で、もう少し詳しく話を詰めて行きたいと思います。(続く

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早速進展がありました。

2021年02月05日 22時35分00秒 | 職場人権レポートVol.3

前回記事の続報です。仕事が出来ない派遣社員(Oさん)に対する苦情を、自分の勤務先企業のホームページに投稿したら、早速進展がありました。本社からS部長が来られて、K所長も同席して、私の話を聞いて下さいました。

まず私から、Oさんの仕事が異様に遅い点について、具体的に説明しました。例えば、仕分け終了後の台数カウント作業で、約20台ずつ一列に並んでいるドーリー(台車)のバーコードをハンディ(電子端末)でスキャン(読み取りデータ送信)していく際も、彼は既に列の半分近くスキャンを終えていたにも関わらず、後から追っかけて隣の列をスキャンし始めた私達の方が、途中で追い抜いて早く終わってしまう。それぐらい彼のスピードは遅い事などを説明しました。(左上写真の赤い台車がドーリー。右上写真の緑の上段ケースに貼ってあるのがバーコードラベル。下の写真がその時のドーリー配列図)
 
 
また、言われた事しかやらない点についても、彼が、同僚バイトのTさんから、手待ちの時はドーリーの仕分けだけでなく農産カゴ車の仕分けもするよう指示された時も、「僕は派遣ですから」と言って拒否しようとしたり、他の所をウロウロして全然仕事しようとしなかった事について説明しました。
 
そして、自分の思い込みだけで作業を進めようとする点についても、各作業場毎にレイアウトが異なるにも関わらず、応援に入った農産ドーリー仕分け場でも、それまで担当していた和風惣菜ドーリー仕分け場と同じレイアウトで、ドーリーを並べようとした事や、同じスーパーでも直営店と系列店では仕分け場所が異なるのに、確認もせずに直営店の仕分け場で系列店の仕分けをいきなり始めた事などを説明しました。
 
その後、会社ホームページへの投稿では触れなかった彼の人となりについても説明しました。
 
曰く、彼は大阪教育大学を卒業して、前職は塾の先生(塾長)で、教師の嫁さんとも結婚して、既に60歳になろうとする立派な社会人です。しかし、その言動たるや、まるで子ども並みで、とても元教育者の言動とは思えません。
 
曰く、彼は確かに職場で暴れたり、他の人に危害を加えたりはしません。ただ仕事が遅いだけです。しかし、その事を注意しても素直に聞かず言い逃れする所が多分にあります。
 
そして、何よりも落ち着きがありません。始終オドオドして、周囲の細かな事をやたら気にかけます。「後どれぐらいで作業が終わるのか?」と言う事もしょっちゅう私に聞いて来ます。しかし、それで作業が遅れていてもペースは全然変わりません。彼が始終現場をうろつくのも、そういう「自信の無さ」や「不安神経症」の現れではないかと思います。その為に、肝心の今やっている作業が逆に疎かになり、注意散漫で仕分けを間違えたり商品を転倒させたりしてしまうのです。
 
しかも、彼は派遣のダブルワーカーで、午後からはまた別の現場で働かなければならない為に、たとえ午前中の作業が終わっていなくても、12時には退勤しなければなりません。だったら尚更、早く仕事しろと思うのですが、彼は一向にそうしてくれません。彼だけさっさと上がって、残務だけを押し付けられたのでは堪ったものではありません。
 
そうであるにも関わらず、彼の派遣会社(E社)の時給は1100円と、私達よりも100円も高いのです。私達よりも数倍も段取りが悪いにも関わらず。
 
確かに、仕事はスピードだけが求められる訳ではありません。正確さや丁寧さも当然求められます。かく言う私達も、新人の頃は仕事も遅く、ミスも一杯しました。その私達が、昔の自分の事を棚に上げて、新人の派遣バイトの悪口を言うような事なぞ、本当はしたくはありません。
 
でも、私達も、新人の彼には初歩的な作業しかまだ教えていません。数週間もあれば普通の人なら誰でも一人前に出来る作業しか教えていないのです。それなのに、配属後既に約1ヶ月経過したにも関わらず、他のバイトの2倍も作業に時間がかかるようではお話になりません。
 
私としては、たとえ相手がアウトソーシングの派遣社員だったとしても、現場に投入する以上は会社の方で責任を持っていただきたいのです。特に彼のような「指導困難者」については、ただ既存のバイトに指導を丸投げするだけでは不十分です。それなりの待遇を保障した上で、作業療法士などの専門的知識のある方に指導してもらわなければ、私達だけでは無理です。
 
それが出来ないと言うのであれば、どっちつかずの飼い殺し状態で放置するのではなく、契約満了などの然るべき措置を取って下さい。実際は「飼い殺し」でしかないものを、「家族経営」「温情経営」などの美辞麗句で誤魔化さないで下さい…。
 
凡そ、そんな事を言いました。S部長も基本的にはそれに同意してくれました。「確かに君の言う様に、いつまでも中途半端な状態で放置していては行けない。仮に様子を見るにしても期限を設けなければならない」と言ってくれました。その上で、「但し、相手の言い分もあるだろうから、そちらも聞かなければ公平な判断は出来ない。それを行った上で、なるべく早めに結論を出したい」という事で、今日の面談を終わりました。
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何故、派遣社員の求人は誰でもウェルカムなのか?

2021年02月04日 22時51分00秒 | 職場人権レポートVol.3
 
私の勤務先企業ホームページの問い合わせ窓口に下記の投稿を行いました。↓
 
何故、派遣社員の求人は誰でもウェルカムなのか?
 
昨年末から私の勤務先で働いている派遣社員の件で相談させていただきます。その派遣社員は全然仕事が出来ません。
幾つか例を挙げると、配属後ほぼ1か月経過したにも関わらず、新人でも数週間で覚えられる基本作業でも、いまだに他のバイトの2倍以上も時間が掛かっています。注意しても一向に改めてくれません。言い訳ばかりします。
それに、言われた事しかやろうとしません。自分の手が空いたら他の人の作業を手伝うのが普通ですが、彼はぶらぶらしているだけです。注意しても生返事だけで、少し目を離したら又さぼろうとします。
おまけに自分の思い込みだけで作業しようとします。作業の配置換えで別の作業場に応援に入った時も、レイアウトが全く異なるにも関わらず、彼は以前の作業場と同じレイアウトでドーリー(台車)を並べようとしました。作業場所が変わればレイアウトも変わりますから、「どう並べたら良いか?」位は先に他の人に確認してから作業に入るものですが、彼はそういう事も一切ありませんでした。
一事が万事そんな感じなので、私たちはまるで看守が囚人を監視するみたいに、四六時中、彼を監視していなければなりません。これでは仕事になりません。彼が「問題児」である事は既に他のバイトも社員も知っています。しかし、社員は見て見ぬふりで、指導をバイトに丸投げするだけです。
しかも、そんな派遣社員であるにもかかわらず、時給は1100円と、私達より100円も高いのです。配属後1か月経過しても最低限の基本作業しか出来ず、その基本作業すら他の人の何倍も時間をかけなければ終わらないような状態なのに。
「問題児」の派遣社員は彼だけではありません。他にも数人います。いずれも似たり寄ったりの人物ばかりです。
幾ら相手がアウトソーシングの派遣社員で、私たちは派遣の人事には直接介入できないと言えども、これでは余りにも理不尽ではないでしょうか?余りにも勤務態度や業務遂行能力に問題のある派遣社員については、出入り禁止などの措置を取れないのでしょうか?(以上、続編あり)
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むしろブラック企業の捕食者たれ!

2020年01月21日 22時42分46秒 | 職場人権レポートVol.3
  
 
マンガでわかる 心理学的に正しいモンスター社員の取扱説明書」という本を、たまたま本屋で見つけて立ち読みした。内容はモンスター社員との接し方を漫画で分かりやすく解説した物だったが、正に目からウロコ。何故なら、この本で取り上げられているモンスター社員が、ことごとくウチの会社の社員やバイトにそっくりなのだ。漫画の舞台は家電メーカーの営業部で、私の勤め先であるスーパーの物流センターとは畑違いだが、モンスター社員のキャラクターを見ると、まるで私の勤め先について書かれているような気がする。例えば…
 
キャラその1 マウンティング女子

俗に言う「お山の大将」。自分に自信が持てないコンプレックスを弱い者いじめで誤魔化そうとする。マウンティングするのは女子だけとは限らない。狙われるのも弱い奴だけとは限らない。周囲とは違う私みたいな一匹狼タイプも、お山の大将への脅威と見なされマウンティングの対象になる。これで、私が前のバイト先で、訳もなくいきなり暴力振るわれたり、今の配属先で、労災事故に付け込まれ損害賠償吹っかけられた(後で詳述)理由がようやく分かった。

キャラその2 クラッシャー上司

部下をクラッシュ(潰す)してしまうパワハラ上司。上司だけでなく先輩や同僚の中にもいる。細かく分ければ幾つかの類型に分類出来るが、そのどれにも身近な人物がいる。パワハラ爺の平〇、陰湿社員の井〇、私の婚活なのに自分が家族の輪の中にいる写真を私のプロフィール集に強引に載せようとした自己チュータイプの俺の親父など。
 
 
 
キャラその3 依存性パーソナリティ

これは、何でも人任せで、自分では何もしない、出来ないタイプの人間だ。ウチのバイトで言えば野〇が一番分かりやすい。

しかし、漫画のキャラになぞらえるなら、野〇よりもむしろ深〇の方がピッタシかも。何故なら、漫画に出て来る依存性キャラは、先輩OLに甘えるばかりの新米OLなのだから。この新米OLは女性で愛嬌も良いから、クラッシャー上司からも大目に見てもらえている。

それなら根暗野郎の野〇よりも女性の深〇の方がピッタシだ。深〇も仕事の知らなさについては相当なものだ。昨年末の社員食堂で先輩バイトの八〇君に「3便ってなあに〜?」と笑顔で聞いていたのを横で聞いた時には、私も流石に耳を疑った。

3便というのは年末の数日間にだけ組まれる臨時便の事だ。通常なら、1日の配送便は、早朝に出る1便と正午過ぎ出発の2便だけだが、荷物が増える年末繁忙期だけは、それに夕方出発の3便も加わる。物流センターのバイトも、それに間に合うように出荷作業を進めなければならない。それ位の事はレギュラーのバイトなら誰でも知ってなけりゃならないのに。

でも、深〇は天然キャラで愛想も良いので、そんな事言われても意外と角が立たない。これには八〇も苦笑していた。野〇も、依存性キャラから卒業出来なければ、せめて深〇を見習うべきだろう。
 
 
 
キャラその4 社内プレデター

モンスター社員の中でも一番やっかいなのが、このタイプのキャラだ。映画に出てくる「プレデター」は宇宙人や怪獣を指すが、ここでは他の社員を食い物にする「捕食者」の意味で使われている。周囲の人を利用する存在としか見なさない。このタイプに目をつけられたら最後、とことんカモにされる。

上司にゴマすり取り入るのも上手いので、一見「デキル人」のように思われがちだ。以前この会社にいたバイトの宮〇や西〇もそうだった。彼らの中には、実際「やり手」も少なくないので、一部を除き上司の受けは良かった。宮〇なぞ、日常の定型業務については、自分がまるで社員であるかのように振舞っていた。

もう7年前の事だが、内装工事中の作業場で、工事で前方が見通せない為に、運搬中のドーリー(台車)を、私が前にいた宮〇の後ろ足に誤って当ててしまった事があった。宮〇はそれを根を持ち、危険な作業を強いた会社にではなく、私に治療費を請求して来たのだ。会社が私の過失を口実に労災保険金の給付を拒否して来たからだ。しかし、そんな事言い出せば、過労死すら労働者の体調管理のせいにされてしまう。この時も、私が頑強に宮〇の賠償請求を拒否したので、最終的に労災として処理される事にはなったが。

西〇も、皆んなの前では盛んに会社の非をなじりながら、裏では私の組合活動(業務改善をビラで訴えていただけだが)を会社に密告しやがった。二人とも、上にはペコペコし、下には偉そうに振る舞っていた。仕事は出来ても人間的には最低な奴らだった。だから、最後には皆んなから嫌われ職場に居られなくなった。

実は松〇というバイトにも、宮〇や西〇ほどではないが、彼らと似たような所がある。彼もこう言っては失礼だが、意外と学があり仕事も出来る。現に、私がピンチヒッターとして彼から和風ドーリー部門の作業を引き継いだ時も、仕事の教え方はそれなりにポイントを押さえ的を得たものだった。この様に、社内プレデターには、「ある程度」仕事が出来る人間も少なくない。

でも彼も所詮はプレデター(捕食者)に過ぎない。他人を利用し、自分の餌食にする事しか考えない。利用価値が無いと見なした物は、たとえ仕事であろうと露骨に手を抜く。だから応援先ではトラブルメーカーに豹変する。例えば、農産PCの仕分け作業でも詰め合わせを全くやらない、和風DASラインの仕分け作業でも、ドーリーに店名ラベルも貼らず他の店のカゴに誤積みしてしまう等、信じられないミスを連発する。

そのような人物とも、社内では同僚として付き合って行かなければならない。「仕事では当てにしても人物は信用するな。適度に距離を保て」というのが、社内プレデターの正しい取り扱い方だと、この本では解説していた。
 
 
 
この漫画からは他にも多くの事を学んだ。

例えば、ライバル会社とも新製品開発で共同プロジェクトを組まなければならない中で、自社のクラッシャー上司である課長(西田)さえ、ライバル会社のプレデター部長(井上)に翻弄されて手も足も出ない場面が、漫画の中に出てくる。その中で、ライバル会社の井上部長が、自社の女性主任(橘)を交渉役に指名して来る。前夜の商談で、この橘主任にコテンパンにやられたのを根に持って、井上が報復に出てきたのだ。

実はこの橘主任も、頭は切れるが典型的な社内プレデターだ。このままではプレデター同士の潰し合いで、プロジェクトそのものがご破産になりかねない。

そこで、主人公の平社員OL(梶山)が、専門家の心理学者(御門教授)のアドバイスで、ライバル会社の取締役(大塚)も交渉に引っ張り出して来る事を提案する。橘への復讐への念で頭が一杯の井上ではなく、冷静な判断が出来る大塚取締役との交渉に持ち込む為だ。

交渉の場では、頭の切れる橘が、次々と奇策を繰り出す。本来なら社外秘である筈の取引先の情報まで公開して、取引先の共有すら持ちかけたのだ。今回の共同プロジェクトを通して、互いにライバルとして潰し合うよりも、協力し合って取引先を育成する事で、互いが利益を得るようにしようと説得したのだ。

それに対して、井上は相変わらず揚げ足取りに終始したが、大塚は橘の説得に応じて逆に井上を諌め、プロジェクトは見事合意にこぎつける事が出来た。
 
 
この交渉術を心理学用語では「ABXモデル」と言うのだそうだ。A(橘)・B(井上)という対立関係に、第三者のX(大塚)を介在させる事で、冷静な判断を引き出し、井上の復讐を封じようとしたのだ。

これを見て、間口のHPもそうではないかと思うようになった。私はあくまで会社の為に業務改善提案を続けている。しかし、マウンティング社員やクラッシャー上司、社内プレデターなどのモンスター社員からすれば、私は「目の上のたんこぶ」に過ぎない。これが昔の私なら、「空気が読めない異端児」として、モンスター社員に翻弄されるしか無かった。

しかし、労働条件改善の為に1人でも入れる労働組合に加入し、周囲にもビラを配り、非常勤のオバちゃん組合委員長とたった2人で団交に参加し、ブログも運営している事を知った会社は、このままでは私から返り討ちに遭うと危惧するようになった。

だから、さり気なく会社HPの苦情コーナーに私を誘導するようにしたのではないか。「あいつの事だから、この苦情コーナーの存在にも気が付き、やがて食らいついて来るだろう」と。

いわば「ガス抜き」だ。私はその「ガス抜き」に「まんまとしてやられた」と言う訳だ。自分でも、かなり買いかぶった見立てだと思うが。あながち有り得ない事でもないと思う。

でも、私はそれでも良いと思っている。たとえガス抜きでも、それで労働条件が少しでも改善されるなら。今まではガス抜きすら許されなかったのだから。

これも苦情コーナーをXとして介在させる「ABXモデル」だ。会社への不平不満タラタラの私(A)と会社(B)の間には対立関係しかない。ところが、その間に苦情コーナー(X)を設ける事で、苦情を改善提案に変えようとしたのだ。これなら両者ともウィンウィン(互恵)の関係となる。
 
ただ、この漫画を読んで気になったのは、何だかんだ言っても、結局は「やり過ごす事に主眼が置かれているのではないか?」という点だ。

勿論、やり過ごす事も重要だ。会議室で1人クラッシャー上司に虐められている同僚に、「取引先から電話がかかって来ている」と嘘ついて、とにかく外に逃がすやり方など。緊急避難としては有効な手だ。

しかし、「やり過ごしている」ままでは、いつまで経っても事態は好転しない。それは今の安倍内閣を見れば分かるだろう。今の安倍内閣なんて、ヤクザの麻生筆頭に、プレデターだらけではないか。そんなプレデター内閣に対し、モリカケも「桜を見る会」疑惑も、ただ「やり過ごす」だけでは、一向に不正は無くならない。時には敢えて火中の栗を拾ってでも、対決しなければならない時もある。

ブラック企業への対処の仕方もそれと同じだ。高橋まつりさんを過労死で死なせた電通に対し、ただ「やり過ごしている」だけでは、過労死は永遠に無くならない。ブラック企業なんて、むしろ積極的にプレデート(捕食)されるべきだ。そこまで考えた上で読むなら、個々の心理学のテクニックを駆使したこの漫画は、大変参考になる。
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赤字健保のツケを患者に押し付けるな

2019年12月28日 06時08分00秒 | 職場人権レポートVol.3
 
昨日、整骨院でいきなり保険診療を拒否され、「過去に遡って実費との差額を請求する」と言われました。健保が保険適用を拒否したからだそうです。しかも、「お互い納得済」と話がでっち上げられていました。到底納得出来ず、勤務先会社のホームページに苦情投稿をしました。差額請求と言っても12月分からなので、実際の追加請求額は四千円弱です。決して払えない金額ではありません。しかし納得も出来ないのに、いわれなき金なぞ払う気にはなれません。
本来なら、これは会社よりも健保組合に抗議すべき案件ですが、御用納めも既に終わった後で、組合には電話も繋がりませんでした。そこで止む無く会社を巻き込む作戦に出た次第です。会社にとっては、ただでさえ忙しい年末繁忙期に、厄介な問題を持ち込まれて迷惑している事と思います。しかし、これは私にとっても死活問題です。自分の生存権や適切な医療を受ける権利を蹂躙されたままでは、安心して仕事に取組む事も出来ません。私としては、年明け早々にでも、健保の担当者も交えて話をしたい所です。会社には健保との橋渡しをお願いするつもりです。この件については既に所長にも相談済みです。
下記がその苦情投稿の全文です。投稿の字数制限の関係で、原文には段落分けは施していませんでしたが、ブログでは読みやすい様に段落分けを施しました。
 
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12月27日に突然、整骨院で保険診療を拒否されました。健保組合が保険を打ち切った為です。しかも、それを私も了承した事にされていました。しかし私は全然了承した覚えはありません。12月17日の話では、あくまでも「今後は保険が使えなくなるかもしれない」というだけでした。それが何故いきなり「12月に遡って実費請求する」という話になるのか?これではまるで騙し討ちです。勝手に話をでっち上げないで下さい。

「整骨院は正式な医療機関ではないので、骨折・脱臼等の急性疾患にしか保険は使えない。私が整骨院で診てもらっている腰痛・頸肩腕症は慢性疾患なので実費診療しか認められない」と言うのが健保組合の言い分です。しかし私にも言い分があります。

第一に、腰痛等の慢性疾患の場合でも、必ず何らかの予兆(ぎっくり腰や筋違い)があった筈です。そういう意味では急性疾患です。問診票でもそう回答して来たのに何故今頃いきなり話を蒸し返すのか?

第二に、他の多くの整骨院患者も、私と同じ様な症状を保険で治療してもらっているのに、何故私だけ保険が認められないのか?

第三に、「整骨院は非正規の医療機関(いわば藪医者)なので保険適用出来ない。保険を使いたければ正規の医療機関である整形外科で診てもらえ」との事ですが、電気マッサージや牽引しか行わず、湿布薬しか処方しない整形外科も、藪医者という点では同じです。むしろ、湿布や電気治療だけでなく、骨格や筋肉の矯正治療も施してくれる整骨院の方が、整形外科よりもよっぽど治療効果があります。

第四に、私の住んでいる西成区のあいりん地区周辺には、まともな整形外科なぞありません。市大附属病院は医師の紹介状が無ければ診察してくれないし、あいりんセンターの病院も藪医者で有名です。あいりん地区には野宿者や生活保護受給者も多いので、患者を平気で差別するような医師も少なくありません。そんな医者に通うぐらいなら、まだ通い慣れた整骨院の方が親身になって治療してくれます。

第五に、健保財政の赤字は私の責任ではありません。赤字の基になっている医療費増大も保険料収入の減少も、全ては国の医療・福祉切り捨て政策に因るものです。そのツケを患者に押し付けないで下さい。健保に加入している会社も見て見ぬふりしないで下さい。
 
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