当初は、今年の最後に、来年の年賀状画像でもアップして、それで以って新年の挨拶としようと考えていました。しかし、下記の状況を黙認したままでは、とても新年を迎える気分にはなれません。そこで、今回は急遽、このイスラエルの蛮行糾弾表明で以って、年末年始の挨拶に代えさせて貰います。
私は、ハマスを必ずしも支持するものではありません。しかし、こと今回の事件に関する限り、イスラエルに100%非があるものと断定します。曖昧な喧嘩両成敗、玉虫色の立場には組しません。
たとえハマスの主張がどうあろうと、選挙で示された民意を、一方的に踏みにじり続け、停戦合意に謳われていた封鎖解除も履行せず、サボタージュを決め込んでいたのは、寧ろイスラエルの方なのですから。イスラエルは今すぐガザ空爆を止めろ!
■ 転送:アルジャジーラ動画 空爆続くガザでは幼児たちも死傷(マイミクさんからの情報)
Israel pounds Gaza for a third consecutive day - 29 Dec 08
【拙コメント】
NHKのニュースでは、麻生とイスラエル首相・オルメルトとの電話会見ヨイショの映像や、「市民を標的にはしていない」などというオルメルトの言い訳ばかりを、ことさら強調していた。実際には上記の如く、市民も大勢犠牲になっているというのに。今のNHKの報道姿勢は、戦前の大本営発表と殆ど変わらない。
■ 転載:駐日イスラエル大使館への申入書(AMLより)
ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使殿
本日私たちは、イスラエルがこの3日間に渡って続けている、ガザに対する軍事行動に抗議するためにここに集まりました。報道によれば、本日12月30日早朝までに、イスラエルによる空爆でパレスチナ人345人が死亡し、1450人が負傷しています。あちこちに死体がころがり、四方で火の手が挙がっていても、狭い、たった360平方キロの土地には逃げる場所さえない。ガザの150万の住民すべてが猛烈な爆弾の炸裂音と閃光のなか、死の恐怖と家族や友人を失った悲しみのどん底にいます。どこにも出口がないたった360平方キロの土地のなかで寒さと飢えに苦しみながら、ひしめくように暮らしてきた150万人の人々の上に、あなた方の軍隊は爆弾を落とし続けているのです。
あなたは日本のマスコミに対し、この攻撃は正しい、ハマースによるロケット弾攻撃には、我慢の限界を超えていた、とコメントしています。しかしそもそも、なぜハマースが、ほとんど何の効果もないロケット弾を発射するような事態に至ったのか、よく考えてみてください。ガザには、他でもないあなたがたの国の建国のためにその地を追われたパレスチナ難民が、押し込まれるようにして暮らしていた。そこをイスラエルが、1967年の戦争によって占領したのです。
あなたがたの国は40年あまりに渡ってガザ占領を続け、抵抗する子どもや若者を逮捕し、拷問で手足を折り、家族や関係者の住む家屋をブルトーザーで破壊するといった支配を続けてきました。こうしたイスラエルの惨く非人間的な支配のなかでこそ、ハマースはパレスチナ民衆の支持を得て成長したのです。ハマースの武装作戦には、パレスチナ人の中においても賛否両論があります。しかしまず、あなたがたの国が行ってきた占領こそが、現在に至るすべての問題の元凶だということを正しく認識してください。2005年、ガザ内部の入植地からは撤退しましたが、イスラエルがパレスチナ全土を占領状態に置き、ガザの境界における人の出入りをすべてコントロールすることは何ら変わりませんでした。ハマース政権の成立以後は封鎖を強化して人の出入りを禁じ、ガザ住民が衛生な水も電気もない劣悪な環境下で生きることを強い、その生殺与奪を握ってきました。民主的に選ばれた政権を世界から孤立化させ、パレスチナ人の未来への希望を奪い続けてきたあなたがたが被害者ぶるのは、厚顔無恥にもほどがあります。
冷静に比較してみてください。あなた方の国は、違法に占領している東エルサレムやゴラン高原を除いても、ガザの56倍の大きさがあります。あなた方の国は人口600万人にして16万人の兵力をかかえ、さらに40万人の予備役兵さえもっています。ほとんどが人口希薄な地域に落下して終わったハマースのロケット弾がイスラエル市民の生活にとって本当に脅威だったとしても、150万人の住民すべての上に爆弾を降り注ぐような軍事作戦は、いかなる意味でも正当化されるべきものではありません。
アメリカやイギリスの政治指導者が、自分たちの利益のためにあなたがたの行動に理解を示したからと言って、世界各地の民衆は、イスラエルの行動を決して許しません。今すぐ空爆を止め、地上戦への準備を中止してください。そしてパレスチナ人の人権を奪い続ける現在の政策を改め、入植地を撤去し、パレスチナ人と対等に共存してゆく姿勢を見せてください。
2008年12月30日
ガザ空爆に抗議する12.30緊急行動参加者一同
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-December/022397.html
■ 関連情報(1月2日以降適宜追記)
・今回のガザ虐殺を考えるための、いくつかの基本文書(P-navi info)
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200901020020.htm
・パレスチナ情報センター
http://palestine-heiwa.org/
・tnfuk [today's news from uk+]
http://nofrills.seesaa.net/
・ガザ地区即時停戦を世界の指導者に呼びかける国際署名(市民社会フォーラム)
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=556
私は、ハマスを必ずしも支持するものではありません。しかし、こと今回の事件に関する限り、イスラエルに100%非があるものと断定します。曖昧な喧嘩両成敗、玉虫色の立場には組しません。
たとえハマスの主張がどうあろうと、選挙で示された民意を、一方的に踏みにじり続け、停戦合意に謳われていた封鎖解除も履行せず、サボタージュを決め込んでいたのは、寧ろイスラエルの方なのですから。イスラエルは今すぐガザ空爆を止めろ!
■ 転送:アルジャジーラ動画 空爆続くガザでは幼児たちも死傷(マイミクさんからの情報)
Israel pounds Gaza for a third consecutive day - 29 Dec 08
【拙コメント】
NHKのニュースでは、麻生とイスラエル首相・オルメルトとの電話会見ヨイショの映像や、「市民を標的にはしていない」などというオルメルトの言い訳ばかりを、ことさら強調していた。実際には上記の如く、市民も大勢犠牲になっているというのに。今のNHKの報道姿勢は、戦前の大本営発表と殆ど変わらない。
■ 転載:駐日イスラエル大使館への申入書(AMLより)
ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使殿
本日私たちは、イスラエルがこの3日間に渡って続けている、ガザに対する軍事行動に抗議するためにここに集まりました。報道によれば、本日12月30日早朝までに、イスラエルによる空爆でパレスチナ人345人が死亡し、1450人が負傷しています。あちこちに死体がころがり、四方で火の手が挙がっていても、狭い、たった360平方キロの土地には逃げる場所さえない。ガザの150万の住民すべてが猛烈な爆弾の炸裂音と閃光のなか、死の恐怖と家族や友人を失った悲しみのどん底にいます。どこにも出口がないたった360平方キロの土地のなかで寒さと飢えに苦しみながら、ひしめくように暮らしてきた150万人の人々の上に、あなた方の軍隊は爆弾を落とし続けているのです。
あなたは日本のマスコミに対し、この攻撃は正しい、ハマースによるロケット弾攻撃には、我慢の限界を超えていた、とコメントしています。しかしそもそも、なぜハマースが、ほとんど何の効果もないロケット弾を発射するような事態に至ったのか、よく考えてみてください。ガザには、他でもないあなたがたの国の建国のためにその地を追われたパレスチナ難民が、押し込まれるようにして暮らしていた。そこをイスラエルが、1967年の戦争によって占領したのです。
あなたがたの国は40年あまりに渡ってガザ占領を続け、抵抗する子どもや若者を逮捕し、拷問で手足を折り、家族や関係者の住む家屋をブルトーザーで破壊するといった支配を続けてきました。こうしたイスラエルの惨く非人間的な支配のなかでこそ、ハマースはパレスチナ民衆の支持を得て成長したのです。ハマースの武装作戦には、パレスチナ人の中においても賛否両論があります。しかしまず、あなたがたの国が行ってきた占領こそが、現在に至るすべての問題の元凶だということを正しく認識してください。2005年、ガザ内部の入植地からは撤退しましたが、イスラエルがパレスチナ全土を占領状態に置き、ガザの境界における人の出入りをすべてコントロールすることは何ら変わりませんでした。ハマース政権の成立以後は封鎖を強化して人の出入りを禁じ、ガザ住民が衛生な水も電気もない劣悪な環境下で生きることを強い、その生殺与奪を握ってきました。民主的に選ばれた政権を世界から孤立化させ、パレスチナ人の未来への希望を奪い続けてきたあなたがたが被害者ぶるのは、厚顔無恥にもほどがあります。
冷静に比較してみてください。あなた方の国は、違法に占領している東エルサレムやゴラン高原を除いても、ガザの56倍の大きさがあります。あなた方の国は人口600万人にして16万人の兵力をかかえ、さらに40万人の予備役兵さえもっています。ほとんどが人口希薄な地域に落下して終わったハマースのロケット弾がイスラエル市民の生活にとって本当に脅威だったとしても、150万人の住民すべての上に爆弾を降り注ぐような軍事作戦は、いかなる意味でも正当化されるべきものではありません。
アメリカやイギリスの政治指導者が、自分たちの利益のためにあなたがたの行動に理解を示したからと言って、世界各地の民衆は、イスラエルの行動を決して許しません。今すぐ空爆を止め、地上戦への準備を中止してください。そしてパレスチナ人の人権を奪い続ける現在の政策を改め、入植地を撤去し、パレスチナ人と対等に共存してゆく姿勢を見せてください。
2008年12月30日
ガザ空爆に抗議する12.30緊急行動参加者一同
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-December/022397.html
■ 関連情報(1月2日以降適宜追記)
・今回のガザ虐殺を考えるための、いくつかの基本文書(P-navi info)
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200901020020.htm
・パレスチナ情報センター
http://palestine-heiwa.org/
・tnfuk [today's news from uk+]
http://nofrills.seesaa.net/
・ガザ地区即時停戦を世界の指導者に呼びかける国際署名(市民社会フォーラム)
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=556