アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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追悼・忌野清志郎

2009年05月11日 22時08分43秒 | 北朝鮮・中国人権問題
 下記は忌野清志郎のユーチューブ動画。上から順に「IMAGINE」「君が代」「あこがれの北朝鮮」。







 前回のエントリーでソウル・フラワー・ユニオンに触れたついでに、つい最近亡くなったロック・ミュージシャンの、忌野清志郎(いまわの・きよしろう)の曲も幾つか聴きました。それまでは、清志郎の曲といえば「雨上がりの夜空に」しか知らなかった私ですが、上記の曲を聴き、改めて彼を見直しました。特に、最初の「IMAGINE」に込められたメッセージには感動しました。

 しかし、最後の「あこがれの北朝鮮」については、人によって毀誉褒貶が大きく異なるだろうと思います。北朝鮮を徒にパロディー化、或いは美化するかの様な歌詞の部分に対しては、私も正直言って抵抗はあります。あこがれの対象を金正日体制と取る限り、確かにそのまま受け入れる事は出来ません。
 しかし、そうではなく、対象を北朝鮮民衆と捉えるならば、「民衆同士ともに理解し合おう」という事で、何ら違和感はありません。確かに、前述のソウル・フラワーの「うたは自由をめざす!」よりは後退的な歌詞内容かも知れませんが、そういう見方もあって良いとは思います。

 私は、それよりも、東京・青山での彼の「ロック葬」に、4万人以上のファンが詰め掛けたという点に、注目しています。最近の新入社員に対する意識調査でも、「上司の業務命令には、たとえそれが産地偽装や粉飾決算などの反社会的なものであっても、無条件で従う」という回答が4割以上も占めた様に(海舌さんのブログ記事参照)、この不況下で、単に右傾化・保守化というだけに止まらず、「社畜化・奴隷化」とも言うべき状況が広がっています。
 しかし、その中でも、「蟹工船」ブームの底流とも響き合う、「社会の不正や不平等には簡単には従わない」という意識も、少なくとも、忌野清志郎のロック葬に集まったファンの中では、無意識のうちにも共有されていたのは、確かだろうと思います。「そう簡単に飼い馴らされて堪るか!」という民衆意志の表れとして。

 いずれにしても、今は亡き故人を偲んで、黙祷。今日、例のソウル・フラワーのアルバム「シャローム・サラーム」も、ネットで注文しました。ああいうアルバムは、ツタヤ辺りには殆ど置いていない事も、初めて知りました。

―希望は本来有というものでもなく、無というものでもない。これこそ地上の道のように、初めから道があるのではないが、歩く人が多くなると初めて道が出来る。―(魯迅・作「故郷」より)
コメント (5)
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