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自民党政治廃絶こそ最大のインフルエンザ対策

2009年05月19日 20時18分54秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
  

・国内感染者、40人に=大阪、兵庫の高校生ら-地域へ拡大の恐れ・新型インフル(時事通信)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090517-00000059-jij-soci
・学校批判300件超 新型インフル「停留」生徒ら帰阪へ(産経関西)
 http://www.sankei-kansai.com/2009/05/15/20090515-009828.php
・新型インフル、国内感染者173人に 新たに1歳女児も(日経ネット)
 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090519AT1G1901M19052009.html

 とうとう関西からもNAFTA(豚・新型)インフルエンザの感染者が出てしまいました。神戸でバレーボールの試合に出場した公立高校生から集団感染者が出たのを皮切りに、大阪の茨木・八尾でも感染者が出て、大阪・神戸では、寄ると触るともう、この話題で持ちきりです。
 私のバイト先でも、一昨日の朝礼で全従業員に対して、手洗い・うがいの励行と、通勤・業務時でのマスク着用が義務付けられました。私は、その日は定休日だったので、昨日出勤時にその話を聞き、仕事帰りにコンビニ・薬局でマスクを買い求めるも、既に何処も品切れ状態で、入荷の目途も立たないとの事でした。それで今日出勤すると、当日定休日で休みだったバイトは、全員がマスクを買う事が出来なかったとの事。会社に確認すると、「勤務中については、近日中に全員にマスクを配布するので、それを着用せよ、通勤時と業務外については各自で購入せよ」との事でした。

 以前にも書きましたが、マスクなんて、基本的には既に感染してしまった人が、自分から更に他の人に感染させてしまうのを防ぐ為にするものでしょう。マスクで予防なんてどだい無理、気休めにしかならない。そう思っていました。
 それでも、こうして「お達し」が出てしまったので、改めてマスクの効能について、自分なりに調べて見ました。すると、日経メディカルの記事に、「直ちに結論付けることはできない」が、「ある一定のインフルエンザ予防効果がある事が確認された」とありました。

 そういう事なので、業務命令が出た事でもあるし、一応マスクはする事にします。但し、「マスクなんて気休めにしかならない」という考えに変わりはありません。日経メディカルの件の記事にしても、「しないよりはした方がマシ」程度のニュアンスでしか無かったし。第一、幾らマスクした所で、接触感染は防ぎようが無いし、汚れた手でマスクを取り外ししていたら、同じ事ではないかと(笑)。
 実際、マスクなんてしていたら、はっきり言って仕事になりません。着用者曰く、荷物の持ち運びにマスクなんてしていると、息苦しくて堪らない、喉もカラカラに渇くわ、冷蔵庫に出入りする度に眼鏡が曇るわで、ついついマスクを顎に下に外してしまう、と。しかし、それではマスクをしている意味が無いではないか(笑)。

 このマスク着用命令の例一つとっても、「頭隠して尻隠さず」なのが、もうミエミエなのです。これも以前から何度も書いてきた事ですが、「マスク」にしろ「うがい」「手洗い」にしろ、所詮は対症療法にしか過ぎません。どうあがいても、病気に罹る時は罹るのです。そうであるならば、感染を避けるよりも、感染しても発症しない様に、発症しても出来るだけ早期に回復出来る様に、普段から身体の抵抗力を高めておくのが、一番の予防策ではないですか。暴飲暴食や不規則な生活を避け、無理をしないのが。
 しかし、それを言い出すと「労働者をこき使えなくなる」から、会社はそういう事は一切言わず、ひたすら「マスク・うがい・手洗い」と、労働者の自己責任で済ませられる範囲の事しか言わないのです。

 しかし、それが如何に「頭隠して尻隠さず」であるのかは、少し考えれば誰でも直ぐに分かります。そもそも、今回のインフルエンザが、一説には「NAFTAインフルエンザ」と言われている如く、メキシコの劣悪な労働・衛生環境に端を発している事を、挙げるまでもなく。
 仮に、そういう問題はとりあえず脇に置いて考えたとしても、派遣村やネットカフェ難民、お産・介護難民の問題を放置したままで、幾ら水際チェックを強めた所で、ザルにしかならない事ぐらい、直ぐに分かりそうなものを。住む家もなく三度の食事にも事欠く人や、病院から追い出されて国保料も滞納している人を放っておいて、何が「感染予防」かと思いますね。自民党政治の廃絶こそ、最大のインフルエンザ対策でしょう。
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/e0a0c2b3a5b095699c240072687e0d5a

 若し「いや違う、政府は本気で国民の事を考えている」というのであれば、前述の社会的弱者への救済策に、もっと早くから本格的に取り組んでいる筈です。これらの人たちこそが、感染リスクも救済優先度も、最も高いのですから。ところが実際は全く正反対。話題になったのは年末年始の派遣村のニュースの時だけで、今や誰も見向きもしない。その挙句に、マスコミが取り上げないのを良い事に、国民には外出自粛や耐乏生活を説きながら、当の自分たちは、議員特権を使って只でJRに乗り、熱海に愛人としけこんでいたではないか。これでは、口先で幾ら奇麗事を言おうとも、「パフォーマンスしか念頭に無い」と思われても当然でしょう。
 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090513k0000m010160000c.html

 麻生・自民党政権の、この様な行状は、何も今に始まった事ではないとは言え、流石に最近の体たらくには、いい加減頭にきていました。よって、職場の親しい人には、こういう事についても、雑談の中で既に折に触れて言いまくっています。前号エントリーで述べた事も含めて。NTFTAやスミスフィールドの話や、ラムズフェルド・前米国防長官が会長を勤めていた製薬企業ギリアド社がタミフルで大儲けしている話なども含めて。みんなびっくりしていました。
 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/11/post_38a5.html

 そりゃあそうでしょう、今回の政府のインフルエンザ対策が、それまでの感染者隔離策から一転して軽症者は自宅療養の方針に二転三転している事一つとっても明らかな様に、単なる「点数稼ぎ」の「付け焼刃」でしかない事は、本音では大抵の人が思っている事です。それが証拠に、今回のマスク騒動にしても、上から言われるから渋々従っているのが、傍から見ても丸分かりなのですから。何なら、こちらも感染予防の「順法闘争」で行きますか。
 この際何度でも言います、最大の予防対策はマスクでもうがいでもない、それは自民党政治の廃絶だと。

※記事冒頭の画像は、地元のローソン店頭(左:5月18日撮影)・JR駅頭(右:5月21日撮影)に張り出された「お知らせ」。
コメント (4)
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