アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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河童の働き方改革

2018年06月03日 08時16分50秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を

 

河童の働き方改革 - Yahoo!検索(動画)
https://search.yahoo.co.jp/video/search?rkf=2&ei=UTF-8&dd=1&p=%E6%B2%B3%E7%AB%A5%E3%81%AE%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9%E6%94%B9%E9%9D%A9

 「ゲゲゲの鬼太郎」の漫画に「働き方改革」をモチーフにした物があると聞き、dailymotionの動画で全編観ました。それがこの動画です。

 ネズミ男に騙され、たった胡瓜3本の時給でブラック企業でこき使われる事になった河童の兄弟が、労働基準法や最低賃金法で8時間労働制や最低賃金が保障され、別に24時間ぶっ通しで働かなくても、時給千円で胡瓜20本、1日8時間働けば160本も買える事を知り、社長と団体交渉するも、社長から「河童には労働基準法なぞ適用されない。妖怪のお前らが働ける場所はここしかない」と突き放され、「それなら河童が堂々と働ける様に、俺達が人間を支配してやる」と、社長を始めあらゆる人間の尻子玉(精気)を抜き始めた。

 鬼太郎や仲間の妖怪も精気を抜かれ腑抜け状態になってしまったが、人間を働き蜂にする妖怪「いそがし」の助けを借りて河童兄の太郎丸と対決。「もう兄ちゃん、故郷の(岩手県遠野市にある)カッパ淵に帰ろう。ガツガツ胡瓜代稼ぐより、たとえ少ない胡瓜でもお兄ちゃんと仲良く分け合える方が良い」と河童弟の次郎丸に諭され改心。鬼太郎の尻子玉も無事返って来てメデタシメデタシ…というあらすじでした。

 現代風にアレンジして社会問題をモチーフにしたのは良いですが、どうせ「働き方改革」を取り上げるなら、こんな中途半端な取り上げ方ではなく、「高度プロフェッショナル制度」の事も真正面から取り上げれば良かったのに。「河童には労働基準法なぞ適用されない」の「河童」の部分を「初めは年収1075万以上の労働者から手始めに、ゆくゆくは大半の労働者を労基法の適用除外に」と置き換えれば、そのまま使えるのに。こんな中途半端な描き方では、逆に安倍流「働き方改革」の宣伝にしかならないと思いました。

 後、団体交渉の前の段階で、河童の太郎丸が社長に「24時間働ける様に、皿に水分補給できるシャワールームの設置を要求する」くだりで、社長から「お前、見所があるな。お前をチーフに抜擢する」と褒められる場面も、私が日頃やってる業務改善も、下手すれば搾取強化に利用されるかも知れないと、我ながら身につまされました。ネコ娘も、昔はあんなに美人ではなかったのに、時代の変化に今更ながらビックリ。たかが漫画とは言えど、取り上げ方によっては充分風刺になるのだなと、我ながら感心しました。

コメント
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