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先日の青春18きっぷの長旅で痛めた腰の疲れを癒すべく、腰痛に効くとされる有馬温泉に、昨日の休みに早速行って来ました。
大阪から神戸まではJRの青春18きっぷで行きました。そして、神戸から新開地まで地下道を歩き、新開地から神戸電鉄で有馬温泉に行きました。メーンルートの北神急行経由でなく、遠回りの新開地経由ルートで行ったので、着くまで時間がかかってしまいました。その代わりに登山鉄道さながらの景観を楽しむ事が出来ました。なにしろ、大都会のターミナルを出たら、すぐに50‰(パーミル)の傾斜とカーブが連続する区間を走るのですから。途中には菊水山という秘境駅の跡も見る事が出来ました。
有馬温泉には日帰り入浴出来るホテルも沢山ありますが、私は外湯(公衆浴場)に入りました。有馬温泉には「金の湯」「銀の湯」という2つの外湯があります。入浴料は前者が650円、後者が550円ですが、800円で両方一度に入れる共通入浴券もあります。私は共通入浴券で両方のお湯に入りました。腰痛に効くのは「金の湯」の方です。温泉に鉄分が大量に溶け込んでいて赤色をしているので「金の湯」と呼ばれます。入り口の前に併設されている足湯も真っ赤な色をしていました。
「金の湯」には44℃の「あつ湯」と42℃の「ぬる湯」があります。「ぬる湯」はまだ普通の温泉という感じでしたが、「あつ湯」の効能は半端無かったです。湯船に入った途端に肌がチクチク刺激されます。まるで軽めの電気風呂に入った様な感じです。塩分濃度が海水の約2倍もあるせいか、身体が心持ち軽く感じます。ものの5分もしないうちに身体がポカポカして来ます。これ以上入っていたらのぼせそうになったので、ひとまず脱衣場に出て、暫く涼んでから又入り直しました。後で清掃係の人に聞いたら、最初「ぬる湯」で身体を慣らしてから「あつ湯」に入る方が良いと教えられました。
「金の湯」は赤色をした含鉄塩化ナトリウム泉で、保温効果や血行促進の効能があり、いかにも腰痛にも効きそうな感じでした。それに対して、「銀の湯」は無色透明の炭酸ラジウム泉で、美肌効果があるそうです。私からするとスーパー銭湯と余り変わらない感じでしたが、「金の湯」には無かったサウナや売店、休憩スペースが併設されていたのは有難かったです。
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温泉に入った後は周辺を散策しました。温泉郷のあちこちで源泉が湧き出していました。「銀の湯」の近くの公園には炭酸泉の湧き出す池が、「金の湯」の山手には含鉄泉が境内で湧き出している神社がありました。そこから流れ出る側溝にも鉄分が付着して底が赤くなっていました。いずれの源泉も温泉濃度が濃く、すぐに配管に温泉の結晶がこびり付いてしまうので、配管をこまめに交換しなければならないそうです。
有馬温泉の銘菓で有名なのは炭酸煎餅と炭酸サイダーです。煎餅の加工場では試食もさせて貰いました。炭酸煎餅は安いので土産に買って帰ろうとしましたが、皮が薄く、輸送中に粉々になっては敵わないので、土産に買うのは止めました。それ以外の飲食店はどこも値段の高い店ばっかりだったので、ランチは白身魚フライのカツカレーで我慢しました。
本当は有馬温泉の中をもっと散策したかったのですが、生憎の雨の上に、新開地から神戸電鉄で来る遠回りのコースで来たので、時間的に湯治だけで精一杯でした。腰痛治療が目的なら「金の湯」だけで充分です。余った時間は散策に充てた方が良いです。私も次来る時は、もっと時間に余裕をもって来たいと思いました。
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