2016年も残す所わずか数時間。今年最大の成果は、何と言っても、この数年間私とは犬猿の仲だったパワハラ社員❌❌(バカ上)との数年間に渡る争いに決着をつけ、この間の私に対するパワハラ行為に対する謝罪・誓約書を勝ち取った事だろう。既に同じ内容の誓約書を受け取っていたが、最初の誓約書はタイトル名もなく、誤字だらけの上に、書き損じの箇所も清書せず、そのまま下書きの形で彼が私に持ってきたものだった。当初の予定では、私に手渡す前に所長や部長に読んでもらって、内容に問題が無ければ私に渡す手はずになっていたらしい。ところが、彼の方がパニック状態になってしまい、責任者をすっ飛ばして直接私の所に持って来てしまったようだ。
私の方は別にそれでも構わなかったのだ。何故なら、たとえ誤字だらけで、書き損じもそのままの誓約書であっても、暴力に対する謝罪と、業務改善に努力する旨の誓約さえあれば、今後の戒めに使えるからだ。「また同じ過ちを繰り返すなら、もう辞めろ!」と。
「その点さえ明記されておれば、後は多少体裁が悪くても、あんな文章しか書けない❌❌(バカ上)の事だから仕方ないだろう。私もそこまで一々関わっていられないし…」と、思っていた。ところが、会社としては、漢字はおろか平仮名も誤字だらけの誓約書では、世間に示しがつかないし、私の怒りも収まらないと判断したのだろう。部長の方から「もう一度書き直させるから」と言って、最初の誓約書は一旦回収する事になった。
そして改めて出してきたのが、上記の謝罪・誓約書だ。まずは、その全文をここに引用する。
平成28年12月30日
株式会社 ×× ××センター出張所 プレカリアート様
❌❌(署名・押印)
謝罪及び誓約書
私は、平成28年12月24日にプレカリアート様に対して起こした言動及び行為について、肉体的・精神的な苦痛を与えたこと、職場を混乱させたこと、及び得意先及び職場関係者に多大なご迷惑をお掛けしたことを、深く反省しており、心からお詫び申し上げます。今後二度としないことを固くお誓い申し上げます。
私は人の接し方が大変苦手であると自覚しており、日頃から多くの方に不快な思いや不満を抱かせていると、この度再度認識致しました。プレカリアート様から頂いた書面においてご指摘されたことについて、多々心当たりがあると認識しており、これを機会に少しでも改善するよう自己啓発し、従業員の皆様が働きやすい環境を作って参ります。
なお、私は再び暴行その他の問題が発覚した場合は、やむを得ず会社が行う厳正な処分について、如何なる異議は(ママ)ございません。
私は、会社に対しいかなる債権も異議もありませんので、今後、名目などの如何を問わず、いかなる請求もしないことを誓約し、本誓約書をもって深くお詫び申し上げる次第でございます。
以上
この誓約書を読んでまず感じたのは、特に後段の「会社に対しいかなる債権も異議もありません」「今後、名目などの如何を問わず、いかなる請求もしない」というくだりに、パワハラ事件の管理責任を回避しようとする会社の本音が露骨に現れている事だ。あくまでも、「バカ上個人がプレカリアートにやらかした暴力行為に対する謝罪・誓約」の範囲に収めたいのだ。そうする事で、このパワハラ社員の育成や、業務改善、労働環境整備を怠って来た会社の責任を回避しようとしているのだ。
この事は、前段の「得意先及び職場関係者に多大なご迷惑をお掛けした」云々の部分にも現れている。実際に迷惑を掛けたのは、バカ上の対応に振り回された副所長、所長、部長までであって、それ以外の「得意先」等には何ら迷惑を掛けていないにも関わらず。「得意先」まで引き合いに出す事で、バカ上を脅しつけようとしているのだ。
でも、バカ上がそれに反して、「従業員の皆様が働きやすい環境を作って参ります」と、きちんと書いてくれたお陰で、会社も管理責任から逃れる事は出来なくなった。何故ならば、業務改善や労働環境の整備なんて、平社員個人の力だけで成し遂げられるものではないからだ。会社の意志や協力があってこそ、初めて成し遂げられるものだ。最初の誓約書提出の時に、せっかく部長が私に、「メモも取れない社員に業務改善まで求めても無理だ」と、バカ上を盾にして雇用責任を巧妙に回避しようと、念押しまでしたのに。バカ上のこの一言で、その思惑は簡単に崩れてしまった。正に「バカ上様様」だ。
ウチの会社のバイト作業がシンドイのは、そのほとんどが「人災」によるものだ。細かな事を言い出せばキリがないので、特徴的な事例だけを一つ上げておく。
ITでも何でも良い。会社の業務に何か新しいシステムが導入されたとする。普通の会社なら、それを機に今までのシステムも見直し、全く新しいシステムに作り替えようとするし、最低でもその努力ぐらいはするだろう。ところが、ウチの場合は、今までの古いシステムをそのままにして、そこに新しいシステムを、何の整合性もなく接ぎ木しようとするだけなのだ。だから、システムが更新されるたびに、新たな仕事がどんどん継ぎ足されて、しまいには訳が分からなくなるのだ。
全てそうだとまでは言わないが、そんなケースが往々にしてある。せっかく赤ドーリーと鉄キャリーを統合して青ドーリーに台車の種類を統一しようとしても、内部調整が全然働かずに、逆に台車の種類だけが増えてしまったという事例なぞ、正にその典型だ。こんな調子では、「ウチの社員はサル並みの知能しか無いのか?」と、愚痴の一つも言いたくなる。
大みそかのバイト終礼に部長が出られて、来期はもっと多くの国から外国人を雇う旨の話が合った。ウチのような時給の安い所には日本人はなかなか来ないからだそうだ。たった900円しかくれないのだから、そりゃあ人材難にもなるだろう。私は時給が20円上がったが、それでも横浜市の最低賃金(時給930円)よりも低い。じゃあ、何故、時給を上げないかと言うと、誤配・遅配や物損事故などのミス多発で、業務発注元のスーパーに支払う弁済金が増えているからだと。しかし、日本人バイトも満足に使いこなせないダメ社員に、言葉も不自由な外国人バイトなぞ使いこなせる訳ないじゃないか。これでは完全に「負の連鎖」だ。
時給を上げれば人材難も一挙に解消し、外国人も雇わなくて済むし、ミスもなくなりスーパーに弁済金を支払う必要もなくなる。たった100円上げて時給千円で募集するだけでも、求職者に与える印象が全然違うのに。何故そうしないのだろうか?
こんな事はもう沢山だ。今後は、この誓約書を武器に、バカ上やその他の社員だけでなく、会社に対しても、業務改善を迫って行こうと思う。そこまでしなければ、この会社の社員はいつまで経っても成長しないし、バイト作業もいつまで経っても楽にならない。
(今までの経過)
・社員のパワハラに断固抗議する
・社員から最初に受け取ったパワハラ謝罪・誓約書