給与支給変更における会社側の対応について
この3月から給与の締日・支給日が変わりました。それまでの20日締め・月末支給から月末締め・翌月15日支給になりました。その関係で、3月末の給与支給額は、2月21日から28日までの実質5~6日分のみにとどまりました。わずか5万円前後の支給額です。それでは流石に生活に困るだろうという事で、基本給に一時金や補填金が臨時に上乗せされ、10万円近くの額が振り込まれる筈でした。それなら半月後の次の給与まで何とか持つだろうと、皆思っていました。
ところが、3月末に振り込まれた給与を見ると、2月と同じくらい社会保険料が引かれていました。10万円近く振り込まれる筈が、実際には6万円ぐらいしか振り込まれませんでした。
実は、社会保険料控除は、「標準報酬」という仕組みで行われます。毎年4~6月の平均給与額を「標準報酬月額」として、それに所定の保険料率を掛け合わせた金額を保険料として引かれる仕組みになっています。所得税や雇用保険のように前月の所得に応じて引き落とされる仕組みにはなっていません。
ところが、今までは給与支給日も保険料引落し日も同じ月末だったので、その事に皆気付かなかったのです。ところが今回、給与支給日が変わった事で、それが初めて露になりました。勿論、年間通して考えれば、給与支給回数も保険料控除の回数も同じ12回で、控除総額も今までと変わりません。しかし、給与支給日が変わった事によって、「3月の給与は実際は2月下旬の分だけなのに、2月と同じぐらい保険料が引かれ、4月にも同じ位引かれる。何故、1年に13回も保険料を引かれなければならないのか?保険の二重取りではないのか?」と、多くのバイトが錯覚に陥ってしまい、現場に混乱が広がりました。
それに対して、バイトが副所長に説明を求めたら、「そんな事、俺に聞くな。文句があるなら会社に言え」と、官僚的にあしらわれてしまいました。それで、そのバイトは怒って、もうこの会社を辞める事になりました。
幾ら何でも、この対応はないでしょう。一介の平社員ならいざ知らず、副所長のくせに標準報酬の説明も出来ないとは、一体どういう事ですか?しかも、まるで他人事のようにあしらって。自分が同じ事されたらどういう気持ちになるか、考えなかったのでしょうか?以上、会社に猛省を求めます。
(追記)
速報!今月の給与支給を巡るイザコザで退職表明していたバイトが明日から再復帰!本日彼が所長と面談し副所長からの謝罪を受けて。当のバイト君から今しがたメールがありました。今までこの件でブログやツイッターで情報発信してきた事は、決して無駄ではありませんでした。これでこそブロガー冥利に尽きます。もはや当ブログの活動は単なる「愚痴」ではない。具体的成果も生み出すようになった以上、一部ネトウヨ(ネット右翼)による当ブログに対する「負け犬の遠吠え」呼ばわりは一切受け付けない。(4月4日)
(参考資料)
実際の給与明細(名目は3月度になっているが実は2月21~28日の5日分のみ)
赤枠囲み部分が上の表の支給・控除額。
給与支給変更の説明自体は昨年秋頃からありましたが、当初は3月末の補填金上乗せの話ばかりでした。会社から渡された試算表には「標準報酬月額」の語句も載っていましたが、その意味についての解説は全くありませんでした。だから、「給与が上乗せされるなら、たとえ3月末には9万円ぐらいしか給料が出なくても、半月後には丸々1ヶ月分出るのだから、それまでは9万円でしのげばよい」と、皆思っていたのです。ところが、いざ蓋を開けたら社会保険料等が通常と同じ位ガッポリ引かれていたので、「一体どうなっているのだ!」と大騒ぎになったのです。
会社に実際に送った抗議メールの写し