私たちは某大手スーパーの物流センターで働いている業務請負(簡単に言えば下請け)企業の契約社員ですが、先日7月8日に、ここのセンター長からパワハラ被害を受けました。センター内の作業場で商品を仕分けする為に、台車を歩行者用通路から一列はみ出して並べていたら、センター長が「邪魔だ!どけろ!」と、足で台車を蹴倒しながら通り過ぎて行ったのです。
確かに台車を通路からはみ出して並べた私たちも悪いですが、それはそうしなければ作業場が狭くなるからです。作業場が狭くなっているのは、野菜が積まれたパレットを大量に壁際に並べて置いているからです。そんなに通路に台車を並べられるのが嫌なら、壁際に置いている野菜のパレットをまず先にどけて下さい。(上図参照)
百歩譲って、パレットをどけるのが無理としても、いきなり足で蹴倒す事はないでしょう。これは明白なパワハラ行為ではないでしょうか?センター長がこんな事して良いのでしょうか?蹴倒して行った台車の中には、既に商品を載せて並べていた店の台車もありました。商品を足で蹴飛ばして良いのでしょうか?パワハラだけでも許せないのに、我々を下に見て差別し、権力振りかざして横暴な真似をするのは、どう見ても容認出来ません。
それに、たとえ通路の後ろに台車をずらして並べても、結局最後は、通路の前に置かなければならなくなるので、どのみち通路は塞がってしまうのです。
例えば、ある店行きの台車に玉葱9ケース積んで通路の外に並べていて、次にモヤシ3ケースが来たとします。玉葱にはケース毎に店名シールが貼られていますが、モヤシには「3ケース」と書かれた店名シールが1枚しか貼られていません。
台車は10ケース積む毎に出荷するルールですから(それ以上高く積むと危ない)、玉葱9ケースの上にはモヤシは1ケースしか積めません。それを出荷してしまうと、残りの2ケースは店名シールも無しに台車に積まなければなりません。
出荷後もドライバーが配送時に積み替えたり、他の店と抱き合わせで配送したりしますから、シール無しのケースは出ないようにしなければなりません。それを避けようと思えば、モヤシの上にわざわざ玉葱を7ケースも積んで出荷しなければなりません。
限られた時間の中で、そんな非効率な事なぞ出来ませんから、もうモヤシは、たとえ通路内にはみ出ようとも、玉葱の台車の前に並べて置いておかざるを得ません。(下図参照)
また、中には仕分け後も店別の数量を検品しなければならない商品もあります。この商品はケースごとに店名シールが貼られていますから、数台の台車に分割して積む事は可能です。但し、店別の数量検品が終わるまでは、たとえ通路内にはみ出た台車であっても、直ぐには出荷出来ません。そんな場合も、「邪魔だ、どけろ」と言われて、パワハラ被害に甘んじなければならないのでしょうか?
だから、たとえ最初に通路の外に台車を並べていても、作業の進み具合によっては、通路の中に台車を並べざるを得ない場合も頻繁にあるのです。それでも「通路の中に台車を並べるな」というなら、もっと作業場を広げて欲しいと思います。そもそも、元々の原因は、どれだけ売れるか分からないキャベツや白菜を、どんぶり勘定でパレットで注文して、大量に壁際に並べるから、その分、作業場が狭くなり、台車を通路にはみ出して置かなければならなくなるのです。それ以外にも、床の穴ぼこなど危険箇所が他にも一杯あるのに、それらを放置したまま、歩行者用通路の確保ばかり騒ぎ立て、下請けにばかり責任転嫁するのは筋違いです。
多分、このセンター長は、私たちの事を下請けだとバカにしているのでしょう。しかし、私たちは確かに社内では下請けですが、社外ではこのスーパーの顧客でもあるのです。その顧客にこの仕打ちはないでしょう。これ以上、下請け労働者を差別し、労働者の人権をふみにじるようなら、我々も抗議の意思表示をする必要があるのではないでしょうか?スーパーのホームページに苦情投稿して、それでも無視するなら次は新聞に投書するぐらいは、やっても良いかなと思っています。
誹謗中傷でない限り、言論の自由は憲法で保障されています。ここに書いた事は全て実際にあった話です。決して嘘、偽り(誹謗中傷)ではありません。その言論の自由を抑圧する権利がスーパーに果たしてあるでしょうか?(今の段階ではブログにはまだ載せませんが、証拠写真もちゃんと撮ってあります)
今や民間企業と言えども、自社の金儲けだけ追求していたら良い時代ではありません。貧困撲滅などの社会的課題にも貢献する姿勢が求められています。そんな時代であるにも関わらず、未だにこんな差別意識丸出しの上から目線で下請け労働者に命令するセンター長がいるとは。このスーパーの社員教育は一体どうなっているのでしょうか?
まず外見から説明すると、小太り体型で、眼鏡をかけており、いつも赤い服を着ている。そのイメージから、私が真っ先に頭に浮かんだのが時事ネタ芸人の「せやろがいおじさん」だったw。
https://logtube.jp/youtuber/%e3%81%9b%e3%82%84%e3%82%8d%e3%81%8c%e3%81%84%e3%81%8a%e3%81%98%e3%81%95%e3%82%93
勿論似ているのは外見だけで、中身は全然違う。センター長は「せやろがいおじさん」みたいに、沖縄の基地問題を論じながら最後に「せやろがい!」と言って海に飛び込んだりはしないw。しかし、下請け企業の契約社員である私にも、仕事中にすれ違ったら「おはようございます!」と積極的に挨拶を交わしてくれたりしていたので、私は今までどちらかというと好感を抱いていた。
その一方で、「おかしいな」と思う事もたびたびあった。噂によれば、夜勤者がフォークリフトで商品運搬中に、前を歩いていたセンター長に向かって「邪魔だ!どけ!」と言ってしまった事があったらしい。センター長はそれに激怒して、そのリフトマンを数日間、出勤停止にした事があったそうだ。確かに暴言を吐いたリフトマンは悪いが、それだけの事でバイトを「出勤停止」にしてしまうセンター長もセンター長だ。私はそれを聞いて「まるで子どもの喧嘩じゃないか」と呆れた事を覚えている。
また、センター長は、昼休みに休憩室に陣取り、机にうつぶせで眠っているバイトを叩き起こして、「そんなに眠りたかったら畳敷きの和室で眠らせろ!」と、下請け企業の責任者に電話していた事があった。私も休憩中に眠くなったら机にうつぶせで眠ってしまう事がある。それが禁止事項だなんて私は一言も聞いていなかったので、非常に奇異に感じたのを覚えている。
それに、センター長のくせに、非常に細かな注意ばかりやたらして来るので、「ひょっとしたら偏執狂の気があるのじゃないか?」と思う事もあった。
例えば、台車によっては積める商品が決まっていて、種類の違いを台車の色で区別しているのだが、その一方で、赤の台車が足らなくなれば青の台車で間に合わせるという事も、今まで現場の判断で臨機応変にやって来た。ところが、センター長はそれに一々クレームをつけ、折角積んだ商品を全部積み替えさせられた事があった。「そんなに規則通り商品を台車に積んで欲しければ、台車の手配を先にしろよ。それをサボって来たから、別の台車で代用しなくてはならなくなったんだろうが。その台車の管理をするのが、センター長たるアンタの仕事だろうが!それを棚に上げて、現場を締め上げるような事ばかりして。これではただの嫌がらせじゃないか」と、その時は本当に腹が立った。
その中で起こったのが、この台車蹴り倒し事件だ。社員やバイトに対して「商品や備品を大切に扱え」と指導しなければならない立場のセンター長が、よりによって備品の台車を蹴り倒して通り過ぎていくとは、一体何事かと、心底から呆れかえった。これでは、ただの「八つ当たり」じゃないか。
所長に聞くと、センター長はいつもこんな感じらしい。実は、下請け企業の我が社でも、このセンター長を持て余していたらしい。何故スーパーは、こんな人物をセンター長の要職に就けたのか?
これは私の想像だが、実際の現場作業は我々のような下請け企業の社員やバイトが担っており、その上に所長のような下請け企業の責任者もいるので、スーパーのセンター長がしなければならない仕事はほとんどないのではないか?センター長なんて「お飾り」に過ぎないので、だから、こんな愚にもつかない人物に、敢えてセンター長をさせているのではないだろうか?もしそれが本当なら、そんなバカセン(バカセンター長)の「おもり」まで押し付けられている現場こそいい迷惑だ。