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ICレコーダーを買いました。

2013年05月02日 23時05分50秒 | 職場人権レポートVol.2
  
 私の買ったICレコーダー。
 写真左が録音画面で(表示窓にアニメーションとRECの表示が出る)、赤い丸印の「録音/一時停止」ボタンで録音操作を行う。
 写真右が再生画面で(表示窓に再生フォルダの表示が出る)、白い右向き三角矢印の「再生/停止・決定」ボタンで再生操作を行う。

 前回に引き続き労災事故の件の報告です。
 私も左派ブロガーの端くれ、本当はこんな職場ローカルの話題ばかりでなく、自民党や維新の会などによる憲法改悪・人権蹂躙・格差拡大政策に対しても、もっと反対の声を上げなければならない事は重々承知しています。しかし、今の私にとっては、この職場ローカルの問題こそが正に重大事なのです。職場で起こっている人権蹂躙と闘わずして、憲法改悪・格差拡大反対もないでしょう。そういう訳で、社外の一般読者の方には馴染み薄い記事ばかり続いて恐縮ですが、もう暫くお付き合い願います。

 確かに事故は労災で処理される事になりました。しかしまだ予断は許しません。と言うのも、Mからの裁判取り下げの返答がまだだからです。「裁判にするか和解にするか、5月頭までに決めろ」というMからのボールを、「労災処理を受け入れるか、それともあくまで裁判に固執するか、5月10日までに決めろ」と私が投げ返し、今はその返答待ちの段階です。
 普通に考えれば、労災で処理された方が、双方にとっても遥かに得策です。それをわざわざ、どちらも「骨折り損のくたびれ儲け」に終わるのが関の山の裁判になぞ、打って出て来る筈がありません。

 でも、相手のMは、何を考えているのか、よく分からない人物です。わざわざ労災保険という物がありながら、何故それを活用しようとせず、手間暇かかる裁判に打って出ようとしたのか。それも自分も恐喝で逆に訴えられるリスクまでしょい込みながら。確かに馬の合わない相手ではあるものの、事故以外には別に恨みを買う覚えもなかったのに、何故スラップ(嫌がらせ)訴訟で私を陥れる様な事をしてきたのか。
 同じ事はMだけでなく会社や所長にも言えます。何故、別に管理職でも社員でもなく、身分は私たちと同じ一バイトにしか過ぎないMにばかり、社員業務の下請けみたいな事(レイアウトの線引き等)をさせて来たのか。何故、職場の警察官や独裁者の様なMの振る舞いに、今まで誰も何も言わなかったのか。単に俺様ジャイアンなMを持て余していただけなのか。それとも、職場支配の尖兵として寧ろ積極的に利用してきたのか。今回の事でも、組合に入っている私を疎ましく思った所長が、Mを裏でたきつけた可能性だって考えられます。確証はありませんが、決してあり得ない話ではないでしょう。

 考えれば考えるほど謎だらけです。ただ、その中で唯一はっきりした事があります。それは、「この会社は決して従業員を守ってはくれない」という事です。本当に従業員を人間として尊重し、その育成を図ろうと考えているなら、「後の事は一切関知しない」とトラブル当事者に丸投げし、労災事故の責任逃れに終始する筈なぞありません。何でもかんでも個人にばかり責任転嫁し、会社の安全配慮義務を蔑にするような事なぞする筈がありません。そんな「恐ろしい」職場でも、他にまともな転職先が見つからないので、こちらは仕方なしに働いているのです。
 斯くなる上は、自分の身は自分で守らねばならない。そこで、今後もこの様な言いがかりをつけられた際に、後で「言った言わぬ」の水掛け論になるのを防ぐ為に、ICレコーダーを証拠保全の武器として購入する事にしました。

 ただ、言うは易く行うは難し。ICレコーダーなんてたかだか数千円で購入出来ると思っていましたが、現実はそんな簡単な物ではありませんでした。くだんの商品も価格はピンキリで、単に語学レッスンや音楽ダウンロードに使うだけなら数千円程度の物でも大丈夫ですが、会議録音や、今の私の会社にように工事中の騒音も混じるような環境下での録音となると、大音量の下でも収録できるだけの感度や性能が求められます。それ位のクラスになると、やはり2万円前後からとなります。
 しかも、そこまでしてたとえ2万円前後の物を買ったとしても、ICレコーダーは、そもそも盗聴ではなく議事録作成や音楽鑑賞(ダウンロード)で使われる物として作られているので、たとえペン型などの高性能機種でも、胸ポケットに入れての隠し取りにまで対応した仕様にはなっていないそうなのです。

 現に、大阪・日本橋の防犯グッズ専門店に今日行ってきましたが、そこにあるのも量販店でもお目にかかるような物ばかりでした。寧ろ、量販店の方が品揃えも豊富で単価も安い。私も最終的には量販店で5千円前後の物を買う事にしました。5千円程度の商品なので、工事現場のような環境下では、ノイズで音が割れてしまい録音は難しいでしょう。
 でも相手への圧力にはなる。スラップ(嫌がらせ)訴訟を匂わせた以上は、自分にとっても逆に恐喝で訴えられるリスクをしょい込む事になるのに、そこまで頭が働かない単なる「法律バカ」相手には、特価品のICレコーダーでも充分武器になる。それに、いい加減なのはMだけでなく会社もなので、今後はそんな会社とも労組で交渉する為にも、この様な武器は是非必要だろう。そう思って、明日からはICレコーダーも職場で使う事にしました。以上が現時点でのこの件についての報告です。今後ともご支援を宜しくお願い申し上げます。
 
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2 コメント

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Re:労災は良かった (プレカリアート)
2013-05-03 23:06:12
 それがあんまり良くなかったようで。この一つ前のエントリー記事のコメント欄でも書きましたが、Mの奴が、割り印まで押して、「損害賠償請求通知書」なるものを仰々しく出して来ました。どんな請求額かと思いきや、総額でもたった1万円ちょっと。労災の事も言いましたが、相手は「労災給付まで待ってられない、とにかく払え、後で私が賠償額を労災請求すれば済む事だ」と話にならず。そこまでしてまで嫌がらせをしたいのか。勿論、それについては異議申し立てをするつもりですが。

 ICレコーダーについては、やはり5千円前後の商品では音声の捕捉に難があります。周囲の騒音にかき消されて、人の会話がかろうじて聞き取れる程度でしかなく。
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労災は良かった (うろこ)
2013-05-03 10:48:01
こんにちは、取りあえず労災処理は良かったですね。
油断は許さない状況のようですが…;
管理人さんの身に起こっている事は決して他人事ではなく、お話下さる事は皆にとってこれからの為になることだと思います。可能な範囲でお話下さるとありがたいです。
私も社長からパワハラ受けた時は録音を考えました。結局、何を、いつ、どこで、どうように言われたか、詳しくメモして残す事にしましたが…
備えあって憂いなし、とも言いますものね。頑張って下さい。
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