地下要塞と言うべきか、ウクライナ・マリウポリのアゾフスタリ製鉄所から民間人など女性、子供、高齢者が凡そ300人が5月8日に避難したと BBCNEWS が伝えている。
BBCの引用です。
ウクライナとロシアの両政府は7日、ウクライナ南東部マリウポリでロシア軍に包囲されていたアゾフスタリ製鉄所から、避難していた民間人女性、子供、高齢者が全員脱出したと発表した。他方、世界保健機関(WHO)は同日の記者会見で、ロシアがウクライナ軍事侵攻を開始して以来、ウクライナで医療施設が200回以上攻撃されたと発表した。
民間人は製鉄所を脱出
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同日、計300人以上の民間人がアゾフスタリ製鉄所から救助されたと明らかにした。これに対してロシア国防省は、3日間で51人が避難したとしている。ウクライナのイリナ・ヴェレシチュク副首相は、人道作戦の該当部分は完了したと表明した。今月初めから続いていた民間人の避難は、国連と赤十字国際委員会(ICRC)が仲介・支援していたが、両機関はまだ全員脱出について確認する声明を出していない。
こちらの製鉄所の地下は旧ソ連時代に核戦争にも耐えられるように構築された、地下のダンジョンの如くである。次に引用します。
ダンジョンは、君主を意味するラテン語の "dominus" に由来する古フランス語である。 中世では、城の最重要部である天守 (keep) を意味した。ダンジョンは外壁が占領された後、守備兵達が立てこもる最後の砦であり、城の塔の中でもっとも堅固な部分であった。壁の強度を保つため、塔の下部には窓がない。それゆえ君主のための豪華な城が建てられるようになってからは、主として囚人を閉じこめておくための場所として使われるようになった。
それ程防御には強く攻め落とすには大変なマリウポリのアゾフスタリ製鉄所です。侵略者たるロシアからウクライナを守る意志に燃えるアゾフ大隊マクシム・ジョリン司令官です。た易くは陥落しないと思っています。しかし、この事が最悪な事態にならなければ良いと思っています。
様々な所でプーチンは化学兵器(毒ガス)をこの製鉄所を陥落させるために使用すると報じています。私もそのように思います。根拠を列挙しても下りないほどの蓋然性が非常に高いと思います。
- ウクライナ・マリウポリのアゾフスタリ製鉄所が攻めにくく守りやすい事。
- プーチンに時間が有れば兵糧攻めにて時をかけて陥落させる事が一番ですが、早く結果を出してロシア~ドネツク~クリミヤ半島~モルドバ(沿ドニエストル共和国)までロシアの占領地区が繋がればウクライナの黒海への通路が断たれる。その親ロシア地図作るための邪魔者である。
- ロシアでプーチンに異を唱える事が出来るのは兵士の母の会のみである。戦争でもないのに戦死者が増えれば増える程、プーチンは窮地にはまってしまう。
- アゾフ大隊が留まっているのは広大ではあるが閉鎖された地下空間であること。
- 化学兵器たる毒ガスが一番有効に作用する環境であること。アウシュビッツと同じである。
- 毒ガスなど化学兵器は貧者の兵器と言っても良いほど、費用対効果面では安上がりである事。
- プーチンが唯一つ気にする事は国際法で禁止されている化学兵器を使用するか否かであるが。
- ロシアは化学兵器禁止条約(CWC)の192ヵ国の締約国である。国際法を破って迄行うか否かです。
- しかし、クラスター爆弾、燃料気化爆弾、民間人への殺戮、化学兵器の使用など、既に批准しているか否かを別にして破っているとの疑いも生じている。国際的に立証されなければ白を切る可能性すらある。なり振りかまわないロシアでもある。
- その他省略します。
人類に対する犯罪を既に沢山犯しているロシアです。
ロシアが破れて一日も早く平和が来る事を願っています。
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