『銘酒居酒屋・赤鬼』赤鬼だより

東京三軒茶屋にある『銘酒居酒屋・赤鬼』のスタッフが、お酒周り、お店周り、そして旬のよしなしごとをトツトツと綴ります。

師走12月、今月の四品 その1

2010-12-01 16:30:37 | 酒の肴
いよいよ、年の暮れ。
温度計も一桁をさすことが多くなってきたこのごろ、
風邪ひきさんも周りに多いこのごろ。
みなさまは、如何お過ごしでしょうか。

師も走るという忙しさの12月は
忘年会やクリスマスもあり、寒さのなかで気ぜわしく時が過ぎていきます。
そんな冬の夜、
赤鬼でほっこり、ゆったり、おいしい時間を過ごしてみませんか?

味が乗ってカドがとれたりまろやかになったりしてきた生酒、
そして新酒の声もちらほら。
旨いお酒たちに合わせて、今月も名物の「四品」ができました。
ぜひぜひ、おためしください。
いつものように、ひとつずつご紹介していきます。



◆アンキモと下仁田ネギの煮付け◆


水温が下がってむっちりと育ったアンコウ、
その肝は珍味として、冬の酒肴の代表格ですね。
今月は、そのアンキモを、ふっくらと煮付けてみました。

一にも二にも、まず新鮮で質の良い素材であることが
文字通り「肝心」なアンコウ。
築地のしっかりしたお魚屋さんから仕入れた良いものをつかっています。
さっと蒸してポン酢、という定番も良いですが、
今回はすこし趣向を変えて、こっくりしたお味に煮上げました。
合わせたのは、さっと炙った下仁田葱。
これまた冬の風物詩、太くて甘くて火を通すと芯がとろけるおいしいネギです。
アンキモの濃厚な風味と、葱の甘みとが相まって、
交互に食べても一緒に口に運んでも、う・ま・い!
冬のお酒にまさにドンピシャリの、一品です。

(中村作)



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