実質 秀吉が信長の後継者となった重要な会議ですが、三谷はコメディ調に仕上げています。
出演者は毎度の事ながら、自分の作品に出演している俳優を多く起用してますね。
主なキャスト
柴田勝家:役所広司
羽柴秀吉:大泉洋
丹羽長秀:小日向文世
池田恒興:佐藤浩市
織田信雄:妻夫木聡
前田利家:浅野忠信
黒田官兵衛:寺島進
前田玄以:でんでん
堀秀政:松山ケンイチ
織田三十郎信包:伊勢谷友介
お市様:鈴木京香
寧:中谷美紀
松姫:剛力彩芽
織田信孝:坂東巳之助
一言で感想を言わせてもらえば、予想通りの出来でした。
三谷の作品は、TVで「THE・有頂天ホテル」 (このTHEはズィと発音するのが正しいと思うのですが・・・)
しか観た事はないのですが、大河ドラマ 「新撰組」 でもところどころに笑いを散りばめていたように、
この 「清須会議」 でも、コメディとは言え、柴田勝家 (役所広司) の無骨さや、織田信雄 (妻夫木聡) のうつけ振りが、誇張され過ぎていて、チョットやり過ぎではないかと思いましたね。
良かったのは秀吉役の大泉洋と丹羽長秀の小日向文世でしょうか・・・
大泉洋はキャラ的に、秀吉にはピッタリでした。小日向文世は、戦場での武将役は全く似合わない俳優ですが、(小柄な事と、声が高いのが原因だと思います。)
今回は、勝家の軍師的な役で、持ち味を出していたと思います。
女優陣は、お市の方の鈴木京香は、勝家や秀吉がぞっこんになるほどの美しさは感じられなかったですね。
寧(ねい・映画やドラマでは寧々とか、おね とも記述される)役の中谷美紀は、好きな女優ですが、チョットミスキャストのような気がします。
決してつまらない作品ではなく、それなりに面白い作品には仕上がってますが、感動した!とか素晴らしかった!と言う出来では無かったように思います。
(三谷の映画はどれもそんな感じですかね?)
同じ映画館では、《風立ちぬ》 やトムハンクスがソマリアの海賊と闘う、《キャプテン・フィリップス》 も上映してました。 そっちを観た方が良かったかな?