第一作の 「花の生涯」 から昨年の 「花燃ゆ」 まで55作の大河ドラマが制作されていますが、私は全部とは言いませんが、
殆どは観ています。意識して観なかったのは、舞台が明治以降の作品 (あれは大河とは言いません)、
春日局 (主演の大原麗子が大嫌いだったため)、そして「花燃ゆ」(2~3回観ただけで、面白く無いのが判ったため)くらいですかね。
「花の生涯」が始まった時はまだ小学生でしたので、それ以降も全部の粗筋や出演者を記憶している訳ではありませんが、
私の印象に残っている大河ドラマベスト10を挙げてみたいと思います。
① 赤穂浪士 長谷川一夫
② 太閤記 緒形拳
③ 樅の木は残った 平幹二朗
④ 国盗り物語 平幹二朗 高橋英樹
⑤ 翔ぶが如く 西田敏行、鹿賀丈史
⑥ 太平記 真田広之
⑦ 信長 緒形直人
⑧ 毛利元就 中村橋之助
⑨ 元禄繚乱 中村勘三郎
⑩ 新選組! 香取慎吾
⑪ 龍馬伝 福山雅治
⑫ 軍師官兵衛ベスト10と言いながら12作になってしまいました。
制作年順に作品を並べましたので、これが好きな順番と言う訳ではありません。
「赤穂浪士」はとにかく俳優陣が豪華でした。「太閤記」 は当時無名だった緒形拳の秀吉と高橋幸治の信長が新鮮で印象的でしたね。
「樅の木は残った」 で伊達騒動を初めて知りました。「国盗り物語」は斉藤道三の平幹二朗と信長の高橋英樹が上手かった!
「翔ぶが如く」 は西郷隆盛が人間味溢れる姿を西田敏行が好演しました。「太平記」 は足利尊氏が主人公ですが、
もう一方の主人公が後醍醐天皇なので、余りドラマ化されなかったものですが、歴史の勉強にもなった忘れられない作品です。
「信長」 は副題が 「KING OF ZIPANGU」 の名の通り、「王」 になろうとした信長の野望を幼年の時代から上手に描いていました。
それまでの慣習や迷信を悉く打破する信長の合理性と非情さを、24歳の緒形直人が素晴らしい演技で答えましたね。
大河ドラマでは信長が主人公でなくても、様々な俳優が信長を演じてますが、緒形直人に勝る信長はおりません。
「毛利元就」 も歴史の教科書には出て来ないとは言え、興味ある人物です。戦わずして知略・謀略で敵を滅ぼす元就の生き方は痛快でした。
「元禄繚乱」 はいわゆる忠臣蔵の物語ですが、浅野内匠頭が5月頃まで生きて居る異色?の作品でした。中村勘九郎が上手かったですね。
「新選組!」 は史実に合わせて俳優陣が実際の年齢に近い若手で臨みました。香取慎吾はともかく、
土方歳三の山本耕史と山南敬助の堺雅人の俳優として の将来性を感じさせました。
「龍馬伝」 は福山雅治が貫録と言うか余裕の演技で安定してました。岩崎弥太郎役の香川照之が、さすが市川猿之助と浜木綿子の息子だけあると言う名演技でした。
「軍師官兵衛」 は小大名の家に生まれた官兵衛が、その才覚を活かして天下取りをも狙える?かも・・・と言う可能性が良く出た作品だと思います。
さて、今年の大河 「真田丸」 はどんな大河になるのでありましょうか?明日は第二回目が放送されます。昨年が昨年だけに、大河ファンの期待は大きいと思いますよ