雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 3月13日(土) ツクシがでたよ もう春だ

2010年03月13日 13時56分18秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 3月13日(土) ツクシがでたよ もう春だ

 馬込川の土手にツクシがでていました。
 「ツクシが出たよ~ もう春だ~」という歌なのか、メロディを覚えているのですが、何の歌なのか、わかりません。

 ツクシはスギナの胞子茎で、地下でつながっています。
 一説では、スギナにくっついているので「付く子」、それが「付く子(つくし)」と変化したという節もあります。

 スギナは「トクサ科」のシダ植物で、地球の歴史では古生代のデボン紀にさかのぼるシダ植物の末裔だとされています。
 デボン紀は4億年前前後の時代です。
 ぞして、なんと、スギナには「精子」があるんですね。
 
 一般的に言うと、古生代=シダ植物の森、中生代=裸子植物の森、新生代=被子植物の森、ということになるでしょうか。
 そういう地球史を背負って、今年も、ツクシが土手に顔を出しています。

 4億回も繰り返してきたんでしょうか。
 4億回=400000000回!

 ツクシは、古語では「ふでのはな(筆花)」とも呼ばれ、漢字では「土筆」と書きます。土の筆ですね。

 古代九州の全体を「筑紫(つくし)」と呼ぶのと関係あるのか、ないのか、わかりません。
 「筑紫」は「うつくしい」からきているのかどうかも。
 なお、「隋書倭国伝」には「竹斯国(ちくしこく)に至り」(岩波文庫版p43)とありますから、本来は九州は「つくし」ではなく「ちくし」だったことになります。
 これでは、ますますわかりませんね。


哲学の学習12 「質」とは何なんでしょうか

2010年03月13日 04時36分18秒 | 人間・生命・宇宙
哲学の学習12 「質」とは何なんでしょうか

 「質」とは何かというと、たとえば森宏一さん編著『哲学辞典 第4版』(青木書店、q1971年初版、1987年第4版)では、「質とは性質のことであり、事物はすべてなんらかの性質をもって存在し、これによって一物は他から区別される」(p181)とあります。

 つまり、たとえば「本」と「パンフレット」の違い。どっちも「出版物」には違いないけど。

 同じ質の「人間」でも、「男」と「女」とは違うとか。

 日野原さんの著書『いのちと生きがい』青春出版社、では、こう書かれています。

 「命を救うとは、ただ命を長く延ばせばいいわけではなく、質が問われます。
 「ただ生きることでなく、よく生きることこそ、何よりも大切にしなければならない」これは、ソクラテスの言葉です。(『プラトン全集 クリトン』)」

 日野原さんとソクラテスさんに、共感します。

 写真は、N子さんの妹から送ってもらったミカン類。微妙に質が違います。