小松左京原作・一色登希彦『日本沈没 2』<ビッグコミックス>、小学館、2006年8月1日初版第1刷、206p、524円+税
新宿「雑居ビル消滅」事件から始まった事態の流れを追う、マッド科学者の田所さんに、それを嗅ぎつけた新聞記者「A新聞」の辰野さんは、その現場で言います。
「マスコミに正義なんてものありゃしませんよ。ぼくは好奇心でのみ動きます」
「好奇心でのみ動きます」、いいですね。ぼくの人生はそのとおりで。正しいかどうか、ではなくて、おもしろいかどうかで、生きてきたような気がします。
田所さんは言います。
「その好奇心は本物か?君はどこまでその身を捧げて動いてゆけるかね?」「なるほど、吹けば飛ぶような正義感などジャマだ。むしろ、強い意志なら世界を忌み嫌う悪意によっていてもかまわん!わしらが手を貸そうが貸すまいが、君自身のカンを信じて動いてみるといい。それがやがて意味のあるものになるかどうか、わしの方こそ、知りたいのだ。」
同じ海底探査会社の小野寺さんは、依頼者となった田所さんとM大の幸長助教授と3人で日本海溝に潜ります。
日本列島の奥の背骨の、深度1万メートル。
そこで3人が見たものは!
新宿「雑居ビル消滅」事件から始まった事態の流れを追う、マッド科学者の田所さんに、それを嗅ぎつけた新聞記者「A新聞」の辰野さんは、その現場で言います。
「マスコミに正義なんてものありゃしませんよ。ぼくは好奇心でのみ動きます」
「好奇心でのみ動きます」、いいですね。ぼくの人生はそのとおりで。正しいかどうか、ではなくて、おもしろいかどうかで、生きてきたような気がします。
田所さんは言います。
「その好奇心は本物か?君はどこまでその身を捧げて動いてゆけるかね?」「なるほど、吹けば飛ぶような正義感などジャマだ。むしろ、強い意志なら世界を忌み嫌う悪意によっていてもかまわん!わしらが手を貸そうが貸すまいが、君自身のカンを信じて動いてみるといい。それがやがて意味のあるものになるかどうか、わしの方こそ、知りたいのだ。」
同じ海底探査会社の小野寺さんは、依頼者となった田所さんとM大の幸長助教授と3人で日本海溝に潜ります。
日本列島の奥の背骨の、深度1万メートル。
そこで3人が見たものは!