雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

哲学の学習13 微細な質・質の微細な変化を感じられるか

2010年03月18日 04時17分57秒 | 人間・生命・宇宙
哲学の学習13 微細な質・質の微細な変化を感じられるか

 ふつう、哲学の学習と、一人ひとりの人間の「感覚」とは無関係なのですが。
 
 いろいろ考えてきたら、そもそも一番大事なのは、「質」の定義や概念ではなく、具体的なリアルな微細な質や、質の微細な変化を、ぼくが感じ取れるかどうか、ではないかと。

 たとえば「色 カラー」の微妙な変化を日本人は、感じ取ることができるといいますね。
 萌葱色(もえぎいろ)とか。
 浅黄色(あさぎいろ)とか。
 
 妻のN子さんの介護の仕事で「入居者の心の内を感じて仕事をしなければ」という時も、グループホームの入居者のお年寄りの、表情や言葉の揺らぎを感じ取って仕事ができますかということだと思います。
 
 ぼくは、そういう微細な質、微細なゆらぎを大事にしていきたいと思います。

 現実は、無神経で、職員の意向を押しつけることが多いのだと思いますが。

 哲学の学習と、人間・心・集団の学習とは、本来、別の物ではないと思います。表裏一体、表と裏と追求していきたいと思います。



 


雨宮日記 3月17日(水) 父の評論が市民文芸に入選

2010年03月18日 03時51分55秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 3月17日(水) 父の評論が市民文芸に入選

 浜松市は毎年『浜松市民文芸』という雑誌を発行し,市民から小説・児童文学・評論・随筆・詩・短歌・定型俳句・自由律俳句・川柳の9つの部門に市民から原稿を募集して、それぞれの部門ごとに「市民文芸賞」と「入選」を掲載しています。

 ぼくの今年87才の父親は、昨年の『浜松市民文芸 54号』で、「浜松詩歌事始ー上編」で市民文芸賞を受賞して、今年もその続編で「浜松詩歌事始ー中編 左千夫・茂吉と城西」で「入選」となりました。
 おやじさん!おめでとうございます。
 今年が「下」の予定でしたが、長くなって、今年は2回目、来年で完結の予定です。

 元々、おやじさんは、浜松工業高校の出ですが、戦後、祖父の起こした本屋「林泉書房」をついで、ずっと浜松市内の最初は新町で、引っ越して松城町で営業してきました。
 ぼくも手伝ってやってきたお店を不景気なので閉じて、ぼくは他の仕事に移りました。ちょうど、バブル時代のピークの時期だったので、松城町のお店(自宅)を売り逃げして、今の十軒町に移ってきました。
 
 書き物をし出したのは、十軒町の時代からだと思いますが、認知症になったおふくろのことや、万葉集の「ひくまの」はどこかなど、いろいろ書き始めて、それは『浜松市民文芸』に何回も入賞しました。

 おやじさんの父親の、つまりぼくの祖父の福男(とみお)さんが、アララギ派の短歌人だったので、そういう文献もあったので、書いたのだろうと思いますが、数年がかりの力作です。

 おやじさんは耳が遠くなったので、昨年の授賞式には、ぼくは時間的に合わなくて,妻のN子さんに同席してもらいました。
 
 来年、論文が完結したら、他の評論と合わせて、本にしたいなと思います。

 この『浜松市民文芸 55号』は、浜松市中区鹿谷にある「浜松文芸館」で、1冊500円で買うことができます。
 浜松文芸館の電話は、053-471-5211 です。
 浜松文芸館の場所は、鹿谷の「ステーキのあさくま」から道路を少し上に上った左側です。

 浜松市は、ムダを削減という方針でしょうか、この「浜松文芸館」を廃止するという方針を最初出しましたが、関係者の抗議を受けて,撤回して、今の場所ではないけど(現在の建物は東海地震に耐えられないので)、浜松文芸館存続を明言しました。
 当然のことだと思います。

 文化や芸術を大事にしない自治体は滅びますよ、と思います。