雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 110 小澤さとる原作、アニメ『青の6号 1』(全4巻)

2010年12月14日 06時16分35秒 | 本と映像の森
本と映像の森 110 小澤さとる原作、アニメ『青の6号 1』(全4巻)

 小澤さとるさんは、マンガ「サブマリン707」が代表作でしょうか。
 このアニメ「青の6号」の原作マンガも傑作だと思います。
 (原作マンガより、このアニメの方がいいかも知れません)。
 
 何が原因なのか、わかりませんが、海面が上昇して、東京などの大都市が海になっています。
 (つまり、安部公房さんの「第4間氷期」のシチュエーションです)。

 このアニメも、国際機関「青」の日本潜水艦「青の6号」から離脱した「はやみ」に復帰を促す、
 青に属する少女から始まります。

 海面上昇の世界で「青機関」を裏切り、海で生きられる「海底人」の世界をつくる
 ゾーンダイク博士と、地上人たちとの、戦闘と葛藤が展開されます。

 最初から、海底人たちは「青の6号!」と言ってますから、どういう怨念なのか、わかりませんが。

 第1巻は、青の6号と、ムスカ(クジラ改造生物?)と対決です。
 原作マンガでは、たしかムスカは海底人の潜水艦だったと思いますが。

 
 はやみが青の6号に乗り込んで、少女に聴きます、
 「なんで、そんなにがんばる」
 少女は「わたしの町はいま海の底よ」と答えます。

 戦闘のあと、はやみは、破壊した海底人の「くも」からでてきた海底人の少女を
 なぜか、「殺すな!」と叫び、海へ帰して、救います。
 
 海水に浸した海底人の少女と、はやみが見つめ合うシーン。
 やばいですね、はやみ!惚れるなよ!

 このシーンが、このアニメの中核部分ですね

 はやみ「あれは何だ」
 少女「化け物よ、ゾーンダイクの生み出した」
 はやみ「なにが、なにが、始まろうとしている」
 少女「私たちを根絶やしにするつもりよ」

 第1巻のエンデイングは、海底人の少女が、深く、深く潜っていく
 シーンと海底人の少女の切ない歌、いいですね!
 

雨宮日記 12月11日(土)と12日(日) 灰ノ木川の里山で肉体労働の作業

2010年12月14日 05時50分25秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月11日(土)と12日(日) 灰ノ木川の里山で肉体労働の作業

 夏から、ずっとかかわってきたけど、肉体作業にはあまり参加せずに、写真記録係りに徹していた里山で、鎌で草刈りやスコップで土掘りに参加するようになりました。

 N子さんは「智彦くんが、実際に草刈りとか肉体労働するようになるとはねえ!」と揶揄していますが。

 (たぶん、自分の部屋の資料の整理をする「肉体労働」を、なかなか、しないことを言ってるんだと思いますが。)

 あんまり絶対的に貫くポリシーはなくて、基本は変えませんが、周囲の状況で、柔軟に変化する雨宮ですので。

 言うでしょ?「男子、三日会わざれば、刮目してみよ」と。
 あるいは「君子は豹変す」と。
 豹が変わるってどういう意味か、わかりませんが。
 
 今週は、みんなで松の木を切って、丸太にして、田んぼビオトープの木道をつくる準備をしました。
 日頃、使わない身体を使って、枝を切り、丸太を運ぶ労働をしました。
 
 労働も疲れるけど、好きですし
 そのあとの、みんなで飲むインスタントコーヒーや
 会話が、楽しいですね。

 そういえば、N子さんと肉体労働をしなくなりました。
 毎日、言葉と言葉の、会話、精神労働、それはそれで、楽しいですけどね。
 
 

本と映像の森 109 福岡伸一さん『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書1891、2007年

2010年12月14日 05時16分04秒 | 本と映像の森
本と映像の森 109 福岡伸一さん『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書1891、2007年

 里山をやっているため、生きもののことを理解せねばと、そういう本を読み始めました。

 福岡伸一さんは、生物科学者のくせに、小さい頃は昆虫採集少年です。
 
 この本の魅力は、生物学の到達点を、代表的な科学者の思索と試行錯誤のプロセスを追いながら、追体験することにあると思います。

 この本のキーワードは「動的平衡」です。
 福岡さん自身の定義、「生命とは動的平衡にある流れである」(p167)

 ここに導かれるために、福岡さん自身のアメリカ科学界での体験や、エイブリー、マリス、シュレデインガー、パラーデイなどの体験が描かれます。

 うーん、もっと詳しく書かないとわかりませんね。
 今日は、ここまでにとどめて、また別の機会に書きたいと思います。