雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 12月17日(金)午後 天竜区へ行って内山真龍(またつ)展を見てきました

2010年12月18日 05時21分57秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月17日(金)午後 天竜区へ行って内山真龍(またつ)展を見てきました

 今日は1人で(N子さんは仕事は休みでしたが、朝から夜まで忙しかったので)、鹿島橋を越えて、天竜区役所の北の大谷にある、内山眞龍記念館へ、行ってきました。

 天竜区役所の裏の「大谷」という地区へ、道路工事もあって、細い道をぐるっと回って、谷の奧へ車で入っていくと、資料館がありました。

 江戸時代の国学者で、遠州に住み、江戸時代の詳細な遠州の地誌「遠江国風土記伝」全13巻を書いた方で、賀茂真淵(まぶち)さんの弟子です。

 師匠が「真淵」さんで、弟子が「真龍」さんですから、たぶん、師匠の「真」の1字をもらったのでしょうね。(確認した話ではないですが)。

 今日は、内山真龍資料特別展で「遠江国風土記伝の世界」でした。

 復刻版は以前に買って持っているのですが、今日は、内山さんの書いた筆の原文が直接見られるのが魅力です。
 それと、内山さんが筆で書いた絵図ですね。

 なにしろ江戸時代なので、今なら写真で撮影するところを、絵図でイメージ表現するしかないので、内山さんは、絵もじょうずですね。
 文政2年(1819年)に80才で書いた自画像は、すごく自分を客観化して、ユーモアもあって、自画像として、大傑作だと思います。
 80才の「ひげのおじいちゃん」です。

 内山さんが参照した書物の一覧も見ましたが、すごいですね。江戸時代にあれだけ、集めるのも大変だったでしょうね。
 
 この前の浜松市のお城講座で、辰巳さんが紹介してくれた「遠江国風土記伝」の山城の絵図なども、拡大コピーで見やすくしたのを見ることができました。

 資料館の館員の方が、親切に説明してくれて、わかりやすかったです。

 帰って来て、N子さんとの対話。
 
 「今日は、ぼくの歴史学の師匠の内山真龍さんの展示を天竜に見に行ってきたよ」
 「あら、そうなの?智彦くんのお師匠?今まで聞いたことない名前ね。おいくつの方?」
 「えっと、生きてれば、271才です」
 「?!?」
 「江戸時代の人なので、会ったことはないけど、内山さんの「遠江国風土記伝」みたいな本を、ぼくも書きたいなと思っているから、そういう意味で、尊敬する師匠です」
 「そういう本を書いたら、智彦くんの部屋の資料も片付くかな?」
 「うん、そうだね。でも、もうちょっと資料は集めないとね」