雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 3月8日(水) たくさんの「困った奴ら」

2017年03月08日 10時52分40秒 | 雨宮日誌
 雨宮日記 3月8日(水) たくさんの「困った奴ら」

 今日は冬型の気圧配置だけど、浜松はいい天気。ボクのいる部屋のなかは、日が当たってポカポカしています。



 このところ、ニュースの主な話題は、東京・豊洲への移転問題と、大阪・幼稚園の二大「埋設物問題」と、二大「困った政権(人)問題」です。

 もちろん、二大「困った政権(人)問題」とは、北朝鮮の金正恩政権とアメリカのトランプ政権ですが。

 お二人とも、自分が「困った人」であるとは、まさか思っていなくて、周りの国々が「困ったやつら」なんでしょうけど。

 二大「埋設物問題」でも、「ほんとうの困った奴ら」は誰なのか、が問題ですね。一見して、石原・前東京都知事や大阪の幼稚園理事長が「困った奴ら」であるように見えるけど。



新・本と映像の森 16(古代1) 内田一成『レイラインハンター』アールズ出版、2010年

2017年03月08日 10時28分10秒 | 本と映像の森
 新・本と映像の森 16(古代1) 内田一成『レイラインハンター』アールズ出版、2010年

 内田 一成(いっせい)/著『レイラインハンター LEYLINE HUNTER ー日本の土地零を探訪するー 』アールズ出版、2010年4月28日初版第1刷発行、298ページ、定価本体1500円。

 著者は古代史研究家で、現地をバイクで、最新のGPSを持参し計測していく。

 日本列島に張り巡らされた古代人の英智を探る。

 出雲大社や富士山を貫く長大な東西のレイラインや、東北地方に坂上田村麿が置いたレイライン、近畿地方の巨大な五芒星などなど。

 また、関東の三大神社や江戸のレイライン、信州の風切地蔵の謎、京都の封じ込められた怨霊、能登のイルカ伝説などなど。

   目次

   プロローグ、
   第1章 東北 巨石文化とアラハバキ信仰、
   第2章 関東前編 東国三社と蝦夷、
   第3章 関東後編 水戸光圀と巨石信仰、
   第4章 東京 江戸五色不動を巡る、
   第5章 信州 白馬風切地蔵と戸隠信仰、
   第6章 京都 封じ込められた怨霊、
   第7章 近畿 隠された五芒星を巡る、
   第8章 能登 イルカ伝説と泰澄、
   第9章 若狭 不老不死伝説と空海、
   第10章 沖縄 女神を祀る聖地。


新・本と映像の森 15 星野之信/ホーガン『星を継ぐ者 ① 異星の魚』小学館

2017年03月07日 10時36分00秒 | 本と映像の森

 新・本と映像の森 15(SF3・マンガ1) 星野之信/ホーガン『星を継ぐ者 ① 異星の魚』小学館

 星野之信マンガ、J・P・ホーガン原作、『星を継ぐ者 ① 異星の魚』、小学館、2015年、313ページ、定価本体500円、

 近未来の世界は、戦争廃絶ですべての武器を廃止した世界。軍は国連宇宙軍として非武装で再編されている。

 月面で地質調査中の国連宇宙軍隊員が、宇宙服の人類の遺体を発見する。

 その年代は、なんと5万年前。

 宇宙軍・航空通信局長コールドウェルの依頼で、ニュートリノで物体内部を透視する“トライ・マグニスコープ”を発明した物理学者ヴィクター・ハントと生物学者クリスチャン・ダンチェッカーは、月面へ向かう。

 それは、二人と局長秘書リン・ガーランドの驚愕の旅と探求のほんの始まりに過ぎなかった。


雨宮日記 3月6日(月) その2 ツクシが出たよ

2017年03月06日 20時31分14秒 | 雨宮日誌

 雨宮日記 3月6日(月) その2 ツクシが出たよ

 則子さんが仕事から帰ってきたので、聞いたら「ツクシが出たよ」は則子さんが長いあいだ勤めていて、娘2人も預けた「たんぽぽ保育園」で歌っていたうたでした。

 作者は、たんぽぽに聞いてみれば分かるのではないか、ということですので、則子さんに聞いてもらいます。

 天気予報では、明日から冬型の気圧配置で寒くなりそうです。

 みなさま、ご自愛ください。


雨宮日記 3月6日(月) 「ツクシが出たよ」

2017年03月06日 10時34分35秒 | 雨宮日誌

 雨宮日記 3月6日(月) 「ツクシが出たよ」

 今日、FM放送で「ヴァイオリンのビブラート奏法」についてやってました。

 つまり、今のヴァイオリンはビブラートをかけて分厚くめだつようにして、それが当たり前になってしまった。その境目が20世紀の初頭のころではないか、とのことでした。

 これをひろげたのは、フリッツ・クライスラーあたりからではないか。

 おもしろいですね。

   ☆

 今日のおんがく 7 ツクシが出たよ

 今朝の中日新聞に、浜松市東区でツクシが顔を出した写真が載っていました。

 「ツクシが 出たよ もう 春だ」というフレーズが自然に出てきました。

つくしが出たよ もう春だ
   青いお空が光ってる
 
 と続いていくんですね。

 ところが、ネットで調べたら、「作詞: 不詳 作曲:不詳」のようです。

 何か分かったら、教えてください。

 ボクが覚えてるんだから「何十年前」のこと?

 ネット時代と言っても、だいぶ不便です。というより グーグル検索 には大きな欠点がある(当たり前か)ということですね。


新・本と映像の森 14(天文1) 海部宣男作・伊東章夫絵『あっ!星がうまれる』新日本出版社

2017年03月06日 10時01分43秒 | 本と映像の森

 新・本と映像の森 14(天文1) 海部宣男作・伊東章夫絵『あっ!星がうまれる』新日本出版社

 1985年、62ページ、22.3cm×24.8cm

 マンガです。とってもいい本だけど、たぶん30数年後のいまは出版されていないかも、で、2017年3月のいま検索してみたら「品切れ中」とあるので、希望はありそうです。

「出版社からの紹介 地球は46億年前にできたという。太陽はあと100億年はかがやき続けるという。星に命があるものならば、広い宇宙のどこかで星がうまれているかもしれない! 星の誕生のひみつをときあかします。」

 主人公は、星子ちゃん、宙太くん、うさぎのカペラくん、太陽おじさん。

 彼らが、長野県の野辺山電波天文台に始まって、天文学と電波天文学の発見を科学者といっしょに、太陽系から銀河系を探検してまわる。

 若き頃の海部先生も出てくる。

 暗黒星雲を主人公化した「ブラックマント」は秀逸。

 直径45mの野辺山電波望遠鏡建設と、銀河や星雲の中の分子発見が後半の物語。本のなかでも、いちばん面白いところ。

 

雨宮日記 3月5日(日) 今日は「けいちつ」

2017年03月05日 08時07分44秒 | 雨宮日誌


 雨宮日記 3月5日(日) 今日は「けいちつ」

 今日は「二十四節気」の「けいちつ」です。漢字で変換すると「啓蟄」。

 太陽が天球上で「黄経345度」に達する日です。

 虫たちが地上へ出てくるという日ですが、実際は、もう少し後かな。

 もうじき、春です。

   ☆

 今日のおんがく 6 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調」

 曲の出だし、鐘が鳴り響くところ、ボクは春の訪れを告げる鐘と感じますね。

 いまピアノ協奏曲では、いちばん好きかなあ。



新・本と映像の森 13 与田準一編『日本童謡集』岩波文庫

2017年03月05日 08時05分07秒 | 本と映像の森

 新・本と映像の森 13 与田準一編『日本童謡集』岩波文庫

 岩波書店、1957年第1刷~2014年第68刷、315ページ、定価本体700円。

 『日本唱歌集』の姉妹編。同じく「うたい出し索引」付き。

雑誌『赤い鳥』創刊以来の大正・昭和の童謡300余編を納めている。

 「カナリヤ」「赤トンボ」「あわて床屋」「あの町この町」「七つの子」「肩たたき」「ペチカ」「汽車ポッポ」などなど‥‥。

 やはり、幼い記憶のページの一部を、このような歌が占めていることは確かだ。記憶の底に、たくさん沈んでいるかも知れない。

 うたを忘れたカナリヤはうしろの藪に捨てましょか」とか「慌て床屋」で蟹の床屋がウサギの耳を「チョッキンナ」と切り落としたり、日本の童謡は、かなしく残酷なのを厭わない。

 だから、いいんだけど。

 「しゃぼん玉」が「屋根まで飛んで こわれて消えた」ように。



新・本と映像の森 12 堀内敬三・井上武士編『日本唱歌集』岩波文庫

2017年03月04日 13時39分12秒 | 本と映像の森


 新・本と映像の森 12 堀内敬三・井上武士編『日本唱歌集』岩波文庫

 1958年第1刷~2016年第81刷発行、岩波書店、284ページ、定価本体700円。

 日本人の、というよりボクの音楽の基礎にあるのは、唱歌や童謡だろうと思います。

 唱歌とは「歌を歌うこと」ですが、普通は「唱歌」と言えば「文部省唱歌」、つまり文部省の教科書に掲載され学校出歌われた歌です。

 明治・大正。昭和の名唱歌150余編を集めた唱歌集です。

 たぶんボクも60年くらい前、小学校の音楽の時間に歌ったうたもあるはず。ずいぶんなつかしいです。

 「荒城の月」「お正月」「ローレライ」「旅愁」「茶摘」「雪」「春の小川」「鳩ぽっぽ」「ふるさと」などなど。

 「戦友」「敵は幾万」「橘中佐」など、今の感覚では少し合わない歌も含まれていますが、それも時代の風潮ということで、面白いです。

 「うたいだし索引」付き。



雨宮日記 3月3日(金) ひな祭り

2017年03月03日 19時59分38秒 | 雨宮日誌
 雨宮日記 3月3日(金) ひな祭り

 今日はひな祭、夕食はお寿司でした。五節句の最初の日です。

 父が94歳の誕生日で、次女の買ってきてくれたチーズ・ケーキを食べました。

     ☆

 今日のおんがく 5 プロコフィエフ「ピアノ協奏曲 第2番」

 今日の夜のNHKFMで「20世紀のピアノ協奏曲の最高峰のひとつ」と言ってましたが、客観的な評価はともかくボクが好きなピアノ協奏曲のひとつです。

 そして、恩田陸さんの小説『蜜蜂と遠雷』で、主人公のひとり・栄伝亜夜が最後に本選で弾く曲です。

新・本と映像の森 11(SF2) クラーク『都市と星』早川SFシリーズ

2017年03月03日 10時16分58秒 | 本と映像の森
 新・本と映像の森 11(SF2) クラーク『都市と星』早川SFシリーズ

 1956年原著。ボクが持っているのは1967年発行、真木進訳、早川書房、294ページ、定価360円。

 アーサー・C・クラークのいくつかある最高傑作SFの一つだと思う。

舞台は数億年未来の地球、人類も参加して作った銀河帝国は崩壊し、地球は海の消えた砂漠の惑星と化した。

 ただひとつダイアスパーという都市だけが、人間すらも情報に変えて「記憶バンク」に保存する、その卓越したパターン技術で生き延びていた。

 その都市に生まれた「ユニーク」という特殊な人間であるアルヴィンは、都市の甘い孤立にたいして、外の世界を求めて、この都市の探求を始める。

 かっての恋人アリストラ、そして謎の「道化師」・ケドロンも加わった3人の探索が始まった。

 鏡の間やロランヌの塔、そしてヤーランゼイの墓、都市をコントロールするセントラル・コンピューター(中央計算機)‥‥探索は続く。

 果たして、都市のそとへ続く道はあるのか?あるとして、その道は、どこへ通じているのか?

 ここまでが序盤、ページ数で3分の1です。ここから話は面白くなってくる、本編なのですが、ひとまず紹介を終えます。

 新訳は2009年に酒井昭伸翻訳で出ていますので、今でも、読めるだろうと思います。

  ☆

 この作品は、クラークの1953年に出版された「againt the fall of night」(日本語訳「銀河帝国の崩壊」)の改作です。

 前作もすきですけど、技術的進歩は大きいですからね。


新・本と映像の森 10 内田樹『呪いの時代』新潮文庫

2017年03月02日 10時33分16秒 | 本と映像の森

 新・本と映像の森 10 内田樹『呪いの時代』新潮文庫

  内田樹『呪いの時代』新潮文庫、新潮社、2015年7月1日、339ページ、定価本体590円+税、原著2011年新潮社

 この本の「全体の主題は「呪詛」と「贈与」で」(内田「あとがき」)す。

 この今や日本人を先頭に世界の人々が罹っている病気について叙述し、叙述することで、この病いに罹らない予防を述べます。

 そして「呪い」という「奪う」方法ではなく、「贈与」という「祝福」「与える」方法を述べます。

 「祝福」の方法のひとついが、歌や文学などの「写生」であると。

 ボクは内田さんに共感し、賛成します。

 そして内田さんのいうように「自分を愛すること」から始めてみることを、おすすめします。

 各論を書くと長くなるので、各論は別論で。

 たとえば、破壊すること、挨拶という贈り物、学者とは、就活・婚活イデオロギー、荒ぶる神の鎮め方、草食系男子の戦略、知性の使い方、‥‥

 内田樹(たつる)さんの他の評論も、もちろん推薦します。ぼくは4冊しか読んでないけど。


雨宮日記 3月1日(水) そも2 夕方から雨

2017年03月01日 19時21分44秒 | 雨宮日誌

 雨宮日記 3月1日(水) そも2 夕方から雨

 則子さんが浜北の長女のところから帰ってきたころ、雨が降り出した。

 則子さんは夕食の準備をして、夕食を食べると、職場へお通夜に行った。介護職場に長く入っていた90台の人が亡くなったのだそうだ。

 係累が少ないので、わたしたちも出てあげるのだそうだ。

  ☆

 雨で植物や昆虫も喜んでいる。

 「けいちつだねえ」と言ったら、口のマヒでボクの発音が悪いからか、則子さんは聞き取れず、「紙に書いて」と言った。

 啓蟄は、今年は3月5日です。


新・本と映像の森 9 加藤文三『学問の花ひらいて』新日本出版社

2017年03月01日 14時38分26秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 9 加藤文三『学問の花ひらいて』新日本出版社

 加藤文三『学問の花ひらいて ー 「蘭学事始」のなぞをさぐる ー』新日本出版社、1972年初版~2003年新装版第2刷、238ページ、定価本体1400円

 有名な「蘭学事始」を題材にして、学問・科学というものの楽しさ・むずかしさを探っていく。

 江戸時代の基礎的解説書のひとつとしても、最適だろうと思う。



 著者は中学教師で歴史研究者。1930年生まれ。

 ボクは加藤文三さんが「うつ病」に苦しんだということから「同じ病いにかかったことのある」「同志」という親近感をもつ。

 「蘭学事始」そのものの研究である「第1部 花ひらいて」と、時代を探る「第2部 風雨多し」の2部構成。

 この2部のタイトルは、杉田玄白の次の詩から取られました。

「君見ずや、人生百年の人なし
 百歳の人は、なかば風塵
 去年花ひらいて、風雨多し」
 
 < 目次 > 

 はじめに
 第1部 骨ヶ原で腑分をみる、三年半の年月にたえて、仲閒たちの力、世界と日本をみつめる、民衆文化の花ひらくとき
 第2部 「蘭学事始」という本はなかった、「蘭学事始」にはまちがいがある、「田沼時代」のイメージは変わった、玄白がだした問題をめぐって、嵐のなかでどう生きるか
 おわりにー学校でも学問の芽を


雨宮日記 3月1日(水) 今日は「さんいち」

2017年03月01日 06時55分54秒 | 雨宮日誌
 雨宮日記 3月1日(水) 今日は「さんいち」

 「31(さんいち)」です。

 「さんいち」は略語で、「3・1ビキニデー」のこと。1954年3月1日にアメリカ軍が太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁でおこなった史上最大規模の水爆実験のことです。

 この日は、焼津市へ行くのが普通のことでしたが、去年5月からボクはだめになりました。

 今日はなんとか曇りのようで、雨は夕方まで降らないでいてくれると、いいですね。