自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

「秘密保護法廃止を」決議 108の議会/タイムトラヴェル

2014-04-09 | NEWS/現実認識

かつての与党には右傾左傾に対してバランス感覚があった。
今の与党は、公約にもなかった特定秘密保護法を強行採決した。
国民主権、知らせる義務・知る権利の基本的人権と平和主義という憲法の基本原則を蹂躙するものだ。
外交・行政の情報が恣意的に秘密に指定され永久的に闇に葬られるなら戦時への回帰と同じではないか?
敗戦が決まったときから数日間夜も昼も知られてはまずい極秘文書が全国家機関で焼却されたために戦時の歴史総括ができず今なお歴史問題を引きずって戦争を知らない世代が割を食っている。
前向きに戦後処理したドイツとは真逆の方向だ。
検定歴史教科書が政権の意のままに押し付けられ、憲法が政権の思惑通りに解釈されようとしている。
NHK,最高裁の人事も政権の意のままだ。
政権の狙いは平和憲法の国を戦争できる普通の国に造りかえることだ。
これはもはや右傾化ではない。
戦傾化である。
意に反して蚊帳の外に置かれていた国民がようやく動き出した。
国会はダメだが地方議会には常識良識が働く余地がある、ということか。

黒塗りで恣意的に特定秘密を保護しました。