自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

東日本大震災/指示はシンプルに、「稲むらの火」を灯せ

2011-03-17 | NEWS/現実認識

自分の考えを押し付けようとは思わない。
脱線ブログから一時退避されても構いません。

地震、津波は強度にしても規模においても先例があった。
チリ、唐山、スマトラ沖、四川、ハイチ・・・。
ただ映像を流し見た程度の観察で終わってサヴァイヴァルに必要な術までは誰も私も学習しなかった。
私はブラジル土産の瑪瑙の風鈴様吊り飾りが鳴って家の横揺れで地震を知った。
TVは休止電源が入っていたが自動では起動しなかった。
教訓1 自動警報のTV,ラジオがあれば万単位の犠牲者は出なかった。
TVを起動すると、マグニチュード8.8の表示はあったが震源については何も出ていなかった。
画面は予想される津波の強度を色分けした日本地図と高台の固定カメラによる気仙沼港の映像一色で、あとはアナウンサーが避難を訴え続けるだけだった。
予想される津波はどこかは高さ6mでどこかは3m,といった地名と数字の羅列が字幕で流されていた。
教訓2 TV,ラジオを視聴していたとしてもこれではミスリードされると後で知った。
自分だけかもしれないが、地名が出ない所のひとは、たとえば仙台は大丈夫と思い込んだのではなかったか。
まもなく大津波が寄せて来ます、できるだけ早く遠く高い所へ逃げてください。
これで十分だったのではないか? 
後知恵だが、平地なら海岸から5km離れていても安全とはいえない。
淀川河川敷なら枚方高槻あたりまで増水すると推測する。知人の河川レンジャーに話すと言下に否定された。

私は永年少年サッカーの指導をしているが、個人力指導のコンセプトを練りに練って4つのキーワードにまとめて選手に伝えている。
これに対応するチームプレイのキーワードを足しても8つのキーワードでサッカーのすべてを網羅して説明できる。
多弁は駄弁、1を聞いて10を知る演繹法を採る。



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