風のささやき 俳句のblog

訪問ありがとうございます
オリジナルの俳句を中心にご紹介しています
詩や短歌も掲載しています

まだ見えぬ木の芽むずがる梢かな 【季語:木の芽】

2018年02月24日 | 俳句:春 植物
まだ裸のままの木立が
並ぶ通りを歩いていました
その隙間から見える空は穏やかな青をして
のんびりとした雲を浮かべています

風も随分と暖かく
着込みすぎている自分が
間抜けに思えていました

その風が木々の間を渡るたびに
まだ姿を現さない若葉が
梢の中で勢いよく
膨らもうとしているのでしょうか

梢はむずがゆそうに
小刻みに身を震わせていました

コメントを投稿