風のささやき 俳句のblog

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傘差す手役目を嫌がる寒戻り 【季語:寒戻り】

2018年02月17日 | 俳句:春 時候
雨の降る
気温の上がらない日のことでした

それまでが暖かかったせいか
しとしとと降る雨は
とても冷たく思えました

一番その雨を嫌がっていたのは
傘を持つ方の手

ちょっとしびれたような感覚を覚えながら
体の他の部分を守るために
一人だけ寒さの中に捧げられ
不平不満を覚えたように赤くなっていました

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