風のささやき 俳句のblog

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境界の朧や冬の陰と陽【季語:冬】

2024年12月28日 | 俳句:春 時候

弱々しい冬の陽射しに
木々の影も弱く
その間からこぼれる陽ざしも弱く

明るい部分と陰の部分が
入り混じったようで
その境界線もあいまいに
混ざり合っているように見えます

もともと暗い部分に引き立てられて
明るい部分もあり
二つは切れ離せない物なのでしょうね

まるで人の心にも明るさの陰に暗がりがあって
生と死も切り離すことができないように

冬の陽射しに佇みながら
地面に映る木蔭を眺めながら
そんなことを感じていました


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