新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「これが車両重量計」勉強になります!

2013-01-27 17:17:17 | ウオーキング
先日の曇り空の酒匂川河口の話です。
河口方向から右岸を土手沿いに上ってきますと、途中で支流が合流してきます。ちょっと前までは1キロほど上流の国道まで行かないと橋がなく、酒匂川本流に辿りつくのは大変でした。私が通いだした2年前頃から、河川改修で発生する砂利を運び出すためのダンプ用の仮橋?が作られ、ダンプが通過していないときの橋を渡ると大変便利になりました。
ダンプ1台しか通れないけれどしっかり作られている狭い道路です。

先日も寒い曇り空を上流に向かって歩いていると、河原から砂利を積んだダンプが橋を渡っているのですが、必ず橋の中央で停止します。
元来車がすれ違うだけの幅はありません。何故停止するのか奇妙に感じました。そのうち、その停止する場所に人影が見えました。
その人は運転手と何か話しています。それからダンプは橋を渡っていきます。


これがその仮橋?です。左側の川が合流してくる支流です。私は本流の右岸の先端にいます。この橋の中央でダンプは停止します。


橋に行ってみると中央にこの機械が置かれています。それと中央部分の欄干側に退避場所のような出っ張りが作れれていて、そこに操作盤のような機械がありました。

砂利を積んだダンプが来ますと、スピードを落とし前輪の1軸目を左右の台に載せて停車します。係り員が操作盤にチェックを入れてから、順次2軸目、3軸目と載せて停車します。大型ダンプは3軸でした。
担当の係員に聞きますと、計測されたそれぞれの軸の重量を合計すると総重量が計算されることになるのです。そこから車両重量を引くと、積載重量が計算できるわけです。
最近大型トラックの積載量オーバーに対する警察の取り締まりが厳しく、こちらの現場でも積載量オーバーしないように会社でチェックをしているとのことです。

私が見ている時間ではオーバーしているダンプはいなかったのですが、考えてみれば河原のパワーショベルのオペレーターの積み込みの技がすごいことになります。オーバーはできませんが、目一杯積みたいわけですから。
ただ漫然と量っているのかと思いましたら、どうも識別№機能(写真の機械の会社のHPを見つけて知りました)を使っているようです。
4桁の数字を入力できるので車のナンバープレートの番号を入力することで、個々の車両重量とリンクさせているようです。
カタログによりますと、0.01tまで量れるそうです。

セメント工場などにある一度に量る大型の重量計はよく見ますが、このポータブル重量計は警察でも取締りに使っていると、係員は説明してくれました。またポータブル型でも、1軸ごとに停車しないで、通過すれば各軸の重さがはかれるものもあるようです。

寒い日でしたが、(吹きさらしの橋の上にいる係員は、さすがに数時間で交代するそうですが)面白い時間過ごしました。勉強になります。
コメント
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