新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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濱嘉之「院内刑事」

2017-03-10 18:02:55 | 芸術鑑賞
私のひそやかな楽しみは、好きな作家の新刊を発売当日か少なくともその翌日に購入することです。昔は書店に発売日前日に入荷することがあり、レーシートをその証拠に本に挟んでいたものです。現在はそんなことは全くありません。

さてこの本を数日前に見つけました。あれ!!と思い奥付を確認すると、2月20日ではありませんか。半月以上たってます。いくら花粉で外出がままならないとは言っても、私のポリシーに反します。情けなくてやり切れません。そういえば最近本屋に寄ってなかった。

さて物語です。
川崎市にあるベッド数550を超える大規模医療機関のリスクマネジメント担当顧問の広瀬知剛が主人公。警視庁公安部警部で退職、リスクマネジメントの会社を興しこの400名を超える医師、900名の看護師を有する個人病院のリスクマネジメント顧問も担当している。羽田に近いためVIPの急患のも対応している。院内暴力、セクハラ、暴力団関係の患者の対応までトラブル処理に追われています。
ある日、財務大臣が救急で運ばれてきた。病理検査の結果事件の可能性があった。そこで院内刑事の彼の極秘の捜査が始まるのです。

まず書店で本書を見た第一印象。「わ、また新しい主人公が、新シリーズが始まる」嬉しいやら、購入する本が増えた。と言った感じです。
さらにあえて言いますと、本のタイトルのもろな無骨なタイトルです。「院内刑事」当たり前な普通のネーミング。サブタイトルならわかりますが、普通すぎます。

さて主人公の活躍ですが。本シリーズでは、主人公が退職警察官です。「中退」と彼は言ってますが、警察官と言う立場ではなくなっている所が新しいです。ですが、公安部時代の彼の人脈はそのまま生きております。この辺が、サラリーマンの中途退職者とは違うのです。むしろ彼は以前に増して、人脈を広げ、今の職場でも活躍しているのです。
財務大臣事件に並行して、病身では様々な事件や不都合が発生していきます。この辺を解決していく手法は、ほかのシリーズの主人公と同様見事な活躍です。

財務大臣事件の捜査は、当然警察官でなくてはできません。主人公の推薦で奥多摩署で地域課課長をしていた警官が警視庁公安部に呼ばれ、単身秘密裏に捜査に入ります。彼の捜査で事件も解決します。
この捜査官が第二の主人公になって、このシリーズが始まる予感がします。

主人公が民間人、種々雑多な人間が集まる巨大病院、事件のネタは尽きないのでは。次作を早く読みたいです。

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「モズ」と「アオサギ」と「シロハラ」

2017-03-10 18:02:52 | 里の鳥
「シマアジ」撮影行の報告も今日が最後です。
撮影合間に見かけた鳥たちです。


モズの雌です。この鳥もすきです。


アオサギです。普段はとても警戒心が強いのですが、ここでは散策者に慣れているのでしょうか。それとも隠れているつもり?


シロハラです。ジョウビタキの雌がいた植物公園におりました。
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