本日は十数年続けている、半年に1回の眼底検査の日です。午後から台風が近づいているという話ですが、昼前には終わるだろうと出かけました。
いつもの癖で予約の20分前には到着、待つことにしました。天候不順でも待合室はいっぱいです。10時の五分前に検査室に呼びこまれ、まず眼圧測定、そして場所を移動して視力検査です。視力が落ちていなくてまず一安心です。今日は男性検査技師で、『はいこれで終了です、あとは診察室前の椅子でお待ちください』と言われました。『え、目薬を点さなくていいですか?』
眼底検査を受けるようになってから早十数年。瞳孔を広げる点眼薬を差してから20分ほど待機してから、診察室前に移動するのがいつものことです。そして眼底検査の診察です。
検査技師(検査資格を持った看護師か?)がカルテの綴りを見ながら前回のか所を見ながら『院長先生の指示が点眼薬なしとなってますから』というではありませんか。
『え、長年毎回目薬を点していただいていますが?』と確認しますと、カルテをぱらぱら見ながら『そうですよね、先生に確認してみますから診察室で待っていてください』ということになりました。
診察室の前でしばらく待っていると、彼が戻ってきて『目薬点すことになりました。あちらの部屋で眼底の写真撮りますので移動してください』と撮影室に移動することになりました。
真っ暗な撮影室で、ご存じの方はわかるでしょうが真っ赤な十字架を見つめることになりました。その撮影をしている間に検査技師に言いました。『何か私まずいことを言ったかしら』
彼の返事は『いえいえそんな事はないです。先生も人間ですから偶には間違うこともありますから』表情は見えませんが、苦笑いでもしているようです。
撮影が終わり、診察室の前で瞳孔を広げる薬を点してから一般待合室で20分ほど待機です。瞳孔が開いたかを看護師が確認してから先程の診察室の前に移動です。
そして診察を待つ間、どんな風に先生に話しかけるか考えていた私がいます。診察室に呼び込まれました。
半年ぶりの挨拶をしてから、『先生、私何か余計なことを言ってしまいましたか?』『え、何ですか、ああ、このことね』
『先生、長年同じ診察をしていただいていて、手順が違ってしまうと患者としては心配してしまいます』と心配そうに、しかしそれほどでもなさそうに言いますと、先生も笑いだしてしまいました。
そのあといつもの検査です。ライトを当てての目視の眼底検査、ついでマシンによる猛烈なライトの下での眼底検査。結果は今回も異状なしでした。また半年後です。
どうも色々考えてみますと、私のような通常の検査の場合、せいぜい5分で終わってしまいます。大変患者さんで混んでいます。流れ作業のようになってしまいます。普段から日常の変化がなけれ先生と話し込むこともありません。カルテへの診察の記録をしてから、ひょっとすると他の患者への指示をうっかり書いてしまったのでしょうか。
感想としては、疑問点は些細なことでも看護師に伝えることですか。処置をしない方への指示でしたからまだよかったかもしれませんが、治療が終了しているのに従前と同じく処置をしてしまうことになったら困りますよね。先生と患者のコミュニケーションと取り方は気を使いますね。(先生のプライドを傷つけないように)