新鹿山荘控帳

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再びの「剣客商売」

2008-02-05 17:45:35 | 芸術鑑賞
以前、フジテレビで「鬼平犯科帳」に続いて楽しみしていたのは「剣客商売」です。どちらも池波正太郎の作品であることは皆さんご存知のところです。

TVで放映されていた頃は、都合がありなかなか観られなかった作品も多くあります。
最近レンタルショップに「剣客商売」のDVDが揃っているのに気がついて、最初から借り出して楽しんでいます。
第5シリーズまであり、22巻47話が並んでいます。このほかスペシャルが松竹のHPでは4巻4話ある事になっていますが、こちらは入荷していません。

「鬼平犯科帳」の中村吉右衛門も当たり役ですが、「剣客商売」の藤田まことも当たり役でしょう。老け役で剣客役をやれるのは彼しかいないのでは。「てなもんや」は別にして、必殺シリーズで殺陣の経験をつんだことが、無外流の老剣客を演じ切らせているのではないでしょうか。

全巻を通しで見て氷解したことがもう一つあります。
第4シリーズから秋山大治郎役を渡部篤郎から山口馬木也に、佐々木三冬役の大路恵美から寺島しのぶになぜ代わったかです。

渡部篤郎も大路恵美も小説からの印象とちょっと違うなと言う感じがありました。
大治郎は、小柄な秋山小兵衛の子供ですが半分は母親の血が混じっていて、子供の頃から剣術をやっているのですから、小兵衛より多少は大柄でなくてはと思っていました。渡部はスマートです。それに腰に刀が納まっていません。殺陣もワンパターンの手先での切り方です。

山口馬木也は私は知らない俳優でしたが、大柄で青年剣客の風貌があります。殺陣も旨いです。今日このことで調べてみたら、彼の趣味は、乗馬・殺陣とありました。さもありなんです。

大路も好きな女優ですが、やはり細い。男女と陰口をたたかれるほどの、金子道場の四天王の一人と言われるには、やはり殺陣が物足りません。
寺島しのぶの佐々木三冬は大柄で、殺陣も上手なようですし、なにしろ老中田沼の妾腹の娘と言う気品のようなものもあります。

しかしこの「剣客商売」も旨く出来た話です。

スペシャル版も早くレンタルされることを願っている毎日です。

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