佐賀県唐津市屋形石の海岸に複数並んで存在する
海食洞(海蝕洞)の屋形石の七ツ釜。
「屋形石の七ツ釜」として、
1925年に国の天然記念物に指定されました。
7つの海食洞があるということから、
「七ツ釜」と名付けられましたが、
実際には7つ以上の洞があります。
七ツ釜の上部は天然の芝で覆われ、
天気の良い日には遠く壱岐・対馬も
遠望することができるとか。
呼子からの観光船で来ましたが、
最大の穴で間口が3m、奥行きが110m、
観光船が中に入れる程の大きさがあるので、
波の状況が良ければ中に入れます。
波の荒々しさで知られる玄界灘の
荒波にさらされ浸食されてできた景勝地。
上場台地が玄界灘に落ち込む場所、
玄武岩の柱状節理が発達しています。
溶岩が冷えて固まる際に収縮し発生する
柱状節理、自然の驚異を感じさせてくれます。
フリーダイバーのジャック・マイヨール
ゆかりの地でもある七ツ釜、
はじめてイルカと出会い、
その後の生活の原点となったそうです。
七ツ釜の上は草原となっていて展望台や
遊歩道が整備され、観光客で賑わうそうですが、
遊覧船からもぜひご覧ください。
佐賀県唐津市屋形石
2023.12.9
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