国民の10人に1人がこの映画を観ている計算になるといいます。
韓国の映画祭でも2冠を達成しているようですし、
これは観なくてはと映画館に向かいました。
公開からすでに10週目に入っています。
木曜日はサービスデーではありませんが、
幅広い年齢層の方々がいらしている印象を受けました。
高校生の男女が夢の中で入れ替わるファンタジックな設定、
実写と見紛う美しい風景が絶妙なバランスを保ち、
恋物語が、一つの街の危機という大きな物語と
絶妙に絡み合っていくのですが、よ~く観ていないと…。
お隣のオバサマは体が傾くほど眠られていたので、
意味不明の映画になったのではと危惧するところですが、
美しい映像と音楽は記憶に残ることでしょう。
絶望は唐突に訪れます。
人類の歴史は戦いの歴史でもありますが、
四季や美しい自然に恵まれた日本においては
自然災害との闘いの歴史でもあるでしょう。
励まし合い、助け合い、愛し合い、
人や時間を結び・繋がり、難局を乗り越えて生きていこう
先人が残した知恵やメッセージもあるでしょう。
これからも未曾有の災害が襲ってくるかもしれませんが、
やらずに後悔することのないよう
心掛けようという想いを強くしました。
最後に2人の気持ちを代弁した歌が流れるのも印象的です。
東京のシーンはどこも見覚えがある場所、
あの湖も見覚えがあるけれど…。
監督:新海誠
声:神木隆之介、上白石萌音他
ヒューマントラストシネマ渋谷
2016.10.27