歌舞伎座が新しくなって3年目も近づいていますが、
やっと鑑賞する日がやってきました。
歌舞伎座の背後に建つ歌舞伎座タワーも、
銀座の街の見慣れた風景となりました。
日本の伝統的美学を基調にした
最先端のオフィス空間を実現しています。
昼の部の演目はこちらですが、
夜の部のチケットを購入していて
午後4時の会場を待ちわびていました。
「菅原伝授手習鑑」は、「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」と
並ぶ歌舞伎の三大名作の一つとして知られています。
これで三大名作を鑑賞することになるのでした。
昼の部、夜の部とも3幕あり、
夜の部には途中20分と30分の休憩があります。
幕間に食事をとったりします。
ホテルのブッフェでたっぷりといただいたので、
お弁当も食べたくない状態でした。
売店がたくさんあるのでつい覗いてしまいます。
そして、普段は買わないお饅頭とかお菓子とか
雰囲気で買ってしまい紙袋がいっぱいになるのでした。
(ロッカーは100円です)
生写真は1枚500円で販売されています。
贔屓の俳優さんはいないのですが、
プロが撮る写真を見るのは勉強になります。
コーヒーは眠気防止に飲みます。
想い出の歌舞伎俳優のコーナーです。
それにしても前の歌舞伎座を取り壊して以降、
災難が続き「歌舞伎座の呪い」と、ウワサされますが、
本当に惜しい、まだまだ観たかった
俳優さんの写真が並んでいます。
幕が上がるまでは会場の写真を撮っても良いとは寛大です。
今はどこの劇場でも写真を撮ることが許されていません。
1階桟敷席は20,000円、1等席は18,000円、2等席14,000円、
3等A席6,000円、3等B席4,000円。
チケット代は高額ですが、満席のようでした。
1幕だけ観るチケットもあるので立ち見の方も多いです。
幕の説明などもありましたが、歌舞伎座はコレでしょう。
そろそろ始まるのでカメラはしまいましょう。
白亜の御殿と言った感じの歌舞伎座の
夜の風景も好きです。
「菅原伝授手習鑑」は、菅原道真(菅丞相)の
太宰府流罪を題材にした義太夫狂言。
菅丞相と三つ子の舎人を中心に、
それを取り巻く人間模様を描いています。
「忠義」考えることもありませんでしたが、
子どもの首を差し出すようなことがあってはならないことで、
そうしなければならなかった時代の悲哀、
セリフや動きも少ない中で、
表現するのは演者の力量が問われます。
観る側も物語の背景などを知っておくほうが楽しめます。
(イヤホンガイドもオススメ!!)
伝統芸能の奥の深さを改めて感じた気がしました。
出演:市川染五郎・尾上菊之助・片岡愛之助
片岡孝太郎・尾上松緑他
東京都中央区銀座4-12-13
2015.3.15