何の罪もない子どもたちにまで、突きつけられる戦争の残酷さ、
人間の愚かさを感じるためだけなら
この映画を観ようとは思わなかったでしょう。
ユダヤ人というだけで差別され、殺されていく…
アウシュビッツ強制収容所を見学した際には、
様々な映画のシーンが思い出され悪寒がし、
涙が止まりませんでした。
人間はこんなにも残酷になる生き物なのだと
実感する場所でした。
2人のユダヤ人の子供、アブラーシャとラリッサ、
そしてドイツ人の子供であるハンナ。
舞台は、ウクライナのポルタヴァ、
この3人の運命を映画は描いていきます。
アブラーシャはバイオリン、
ラリッサはピアノの完璧な演奏で聴衆を魅了し、
神童の誉れも高いものでした。
彼らに憧れて、一緒にバイオリンを演奏し、
強い友情を深めていくハンナ。
ナチスはユダヤ人絶滅計画を遂行していましたが、
ヒムラーの誕生祝賀会で完璧な演奏を行えば、
2人のユダヤ人の子供を特別待遇として
強制収容所送りから免除すると伝えるのです。
主人公のアブラーシャ役のエリン・コレフは、
両親が2人ともバイオリニストであり、
12歳の時、ニューヨークのカーネギー・ホールで
バイオリニストとしてデビュー。
ヨーロッパで人気のバイオリニストで、
映画でもその非凡な天才ぶりを発揮してくれています。
その演奏には鳥肌が立ちました。
音楽を聞くだけでもこの映画を観た価値はあります。
バイオリンとピアノの美しいけれど、
切ない音色とその時代の「色」が美しい映像で表現されてます。
犠牲になった 150万人の子ども達に捧げるというメッセージ、
涙なしには観られない映画です。
監督: マルクス・ローゼンミュラー
出演: エリン・コレフ、イーモゲン・ブレル、
マティルダ・アダミック
2011年 ドイツ映画 100分
ヒューマントラストシネマ有楽町
2013.2.21
人間の愚かさを感じるためだけなら
この映画を観ようとは思わなかったでしょう。
ユダヤ人というだけで差別され、殺されていく…
アウシュビッツ強制収容所を見学した際には、
様々な映画のシーンが思い出され悪寒がし、
涙が止まりませんでした。
人間はこんなにも残酷になる生き物なのだと
実感する場所でした。
2人のユダヤ人の子供、アブラーシャとラリッサ、
そしてドイツ人の子供であるハンナ。
舞台は、ウクライナのポルタヴァ、
この3人の運命を映画は描いていきます。
アブラーシャはバイオリン、
ラリッサはピアノの完璧な演奏で聴衆を魅了し、
神童の誉れも高いものでした。
彼らに憧れて、一緒にバイオリンを演奏し、
強い友情を深めていくハンナ。
ナチスはユダヤ人絶滅計画を遂行していましたが、
ヒムラーの誕生祝賀会で完璧な演奏を行えば、
2人のユダヤ人の子供を特別待遇として
強制収容所送りから免除すると伝えるのです。
主人公のアブラーシャ役のエリン・コレフは、
両親が2人ともバイオリニストであり、
12歳の時、ニューヨークのカーネギー・ホールで
バイオリニストとしてデビュー。
ヨーロッパで人気のバイオリニストで、
映画でもその非凡な天才ぶりを発揮してくれています。
その演奏には鳥肌が立ちました。
音楽を聞くだけでもこの映画を観た価値はあります。
バイオリンとピアノの美しいけれど、
切ない音色とその時代の「色」が美しい映像で表現されてます。
犠牲になった 150万人の子ども達に捧げるというメッセージ、
涙なしには観られない映画です。
監督: マルクス・ローゼンミュラー
出演: エリン・コレフ、イーモゲン・ブレル、
マティルダ・アダミック
2011年 ドイツ映画 100分
ヒューマントラストシネマ有楽町
2013.2.21