胡散臭いタイトルではありますが、
「パパが遺した物語」のカイリー・ロジャーズの
キュートな笑顔に会いたくて見逃してはならないと
終映日前日に映画館へと足を運びました。
テキサス州の小さな田舎町で暮らす少女アナは、
重い消化器疾患(偽性腸閉塞)を患い辛い日々を過ごします。
何とかアナを助けようと奮闘する母は、アナとボストンへ。
やっとのことでアナは入院するものの治療の方法もなく、
可能性をかけた治療に効果もなく…
神も信じられなくなり、教会への礼拝も遠のく母。
夫やアナの姉妹との間にも亀裂が生じてもいたのです。
自宅に戻ったアナが庭の10mもの大木から
落ちてしまう事故が起き、一命を取りとめましたが、
振り返れば、もう奇跡としか思えないことの連続。
カイリー・ロジャーズが演技力があることは分かっていましたが、
今回も健気な演技にノックアウトのまるみはウルウル。

子どもが不幸にも難病になってしまったらを
丁寧に描いていますし、自分の経験も入り交じり感情移入。
これが事実に基づくストーリーで、
アナ本人と家族の映像も流されるのですが、
科学でも説明できないことも世の中に起こるのも事実で、
こういうこともどこかで起きているのだと思います。
人が困難に出会った時に応援してくれる人々は、
救世主とも言えるのではないでしょうか。
神が送ってくださった人と考えるとこのタイトルも
なるほどと素直に頷けるのです。
そして、何だかほっこりとした気分にもなりました。
監督:パトリシア・リゲン
出演:ジェニファー・ガーナ―、クイーン・ラティファ、
マーティン・ヘンダーソン、カイリー・ロジャーズ
2016年/アメリカ/109分
新所沢Let'sシネパーク
(7月29日までの上映でした)
2016.7.28