『岩崎宏美with国府弘子 ピアノ・ソングス』
ジャズピアニスト国府弘子さんと岩崎宏美さんの
歌とピアノでヒットナンバーの数々を聴きたい
昨年から思い続け実現しました。
西武新宿線「小平駅」南口から徒歩3分、
日本一の大きさを誇る丸ポストがある『ルネこだいら』
以前この丸ポストを記事にしましたが、
記録は破られていないようですね。
ここから先は写真はNG、
会場は妙齢の女性と古くからの男性ファン
女性のほうが多かったように思います。
大ヒットしたシングルである「ロマンス」を
母が購入して聞いたことは鮮明に覚えています。
詩の意味は理解できなくてもなんて歌の上手い人なのと
思いましたが、当時はそれだけでした。
その「ロマンス」を当時のキーで歌うのにビックリ
レコードで聞いたのと一緒だと当時の記憶が蘇るようです。
加齢とともに声は低くなっていくはずですが、
努力とテクニックで16歳の時の声を出してしまうのです。
「聖母たちのララバイ」「思秋期」「万華鏡」
「シンデレラ・ハネムーン」などのヒット曲の他、
洋楽ナンバーやさだまさしさんの曲を披露してくれました。
国府さんは、ビートルズのファンで客席のリクエストに
ビートルズナンバーをピアノで披露、
時期は違いますが、同じ武蔵野市民だったとわかると
親近感も湧き、国府さんのCDも聴いてみたくなりました。
ステージは、お二人の仲の良さ、信頼の厚さを知るようなトーク、
お二人のお人柄が伝わる大変温かで楽しい内容。
過去の辛いピソードも、ポジティブネタに聞こえてしまう、
歌の実力はもちろんのこと大物ぶりを発揮する宏美さん。
大人の事情で5歳と2歳半の息子と離れて暮らすことになり・・・。
それを聞いた瞬間に涙が溢れて止まらなくなりました。
詳しくは話されませんでしたが、
母親を一番必要としてかわいい盛りのお子さんと離れる決断が、
どれだけの思いがあったのかと今なら理解できます。
辛いことを乗り越えた人の強さと優しさを持った
素晴らしい女性なのだとこの日大ファンになったまるみでした。
音楽を聴きにきたはずですが、宏美さんの人生に触れ、
観劇もしたような気分にもなりました。
ルネこだいら
東京都小平市
2017.4.16
映画「美女と野獣」のポット夫人の声で出演している宏美さん。
オーディションに合格しての仕事だそうですが、
美声を披露してくれていますよ。
子どもを想う母親が声で伝わってきました。