まるみのあっちこっち巡り

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没後300年記念 柳澤吉保とその時代

2014-12-21 00:17:59 | お出かけ 関東
柳澤吉保の有名な言葉
「泰平の世の中で出世をするのは金と女を使うに限る」

本当に言ったのかどうかは300年も前に生まれた方なので
確認はとれませんが、悪のイメージで捉えられてしまいそうです。

吉保が主人公のテレビドラマ「元禄太平記」
(1975年 NHK大河ドラマ 演者:石坂浩二)は、
忠臣蔵事件を5代将軍徳川綱吉の側用人・吉保の側から
描くというドラマでありましたが、
吉保の権力の絶頂期に忠臣蔵事件が起こったのでした。

柳澤吉保は、本当に悪人だったのでしょうか?

近年の研究では、権力に溺れることなく
慎み深く生きた実直な吉保像が明らかにされているそうです。

とかく異例の出世をした人とは
恨みや妬みの対象になったりするものですが、
吉保もそうだったのかもしれません。
(肖像画を見ると悪人とは思えないのですが…)

元禄7年(1694年)には、37歳にして
川越藩7万2千石を賜り、初めて城持ち大名となります。

10年間川越藩主を勤め、三富地方(現在の三芳町、所沢市)の
新田開発を行い、川越藩領の確立に努めたのですが、
10年の間に一度も川越に行ったことがなかったと
この展覧会で知りました。
(それで藩主が勤まったのですね~

柳澤吉保と言えば、六義園を造った人の印象が強く、
文人大名のイメージもありますが、
元禄期の文化や藩主時代の事績を知ることができました。

※この展覧会は12月1日に終了しています。





川越市立博物館&川越市立美術館
埼玉県川越市郭町2-30-1

2014.11.22

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