メイン・システムで使用している壁コンは木とメタルのプレートをダブルで補強(↓)しているが、サブの方はコンセント本体をホスピタル(オーディオ)・グレード(UL規格)に交換したままなので同じ様に補強を、と。
名駅の東急ハンズに出かけた所、紫檀(はがき大)のプレートは有ったけれどメタルは予定していたステンレスが欠品しており、取りあえず紫檀だけカット加工(↑)してもらった。
二ヶ所を補強。左の壁コンは高域が冴えるFim、右はザックリした押し出し感が増すPSオーディオ。メタル・プレートが出来るまでカヴァを取り付けてFimはプリへ、PSオーデイオは パワーに繋げることに。
音出しすると、大した効果はなく、強いて言えば弱い音にも芯が出て来たかな?と言う程度で「プラシーボ効果」に近い。でも、その僅かさを積み重ねると何時の間にか成果が出てくるのでバカに出来ない。それにメタル・プレートが加わればハッキリ効果が分るかも。
参考までに、カット寸法は長辺75㎜、短辺42㎜ 二つの取り付けボルト通しの切り込みは5㎜X10㎜。紫檀の木プレートは一枚400円、カット代は一枚220円でした。
その昔、元祖辛口評論家の著書で「初期のトリオものは二束三文の価値しか無い」とメッタ切りされたガーランドを。
ハーレムにあるクラブ「プレリュード」でのライブもの(1959.10.2)。場所柄を弁え小難しい演奏を排除し最大限スイングに徹している。ステージがまるでリングと化し、ジャブ、フック、ストレート、ボディと次々にパンチを繰り出し、元ボクサー、見事に8回KO勝ちしている。聴衆の雑音なんか物ともせず、自己のスタイル、スタンスに自信と確信を持っている。どこが「調子を落し過ぎている(著書中)」というのでしょうか?
その著書の発刊(1968年)後、暫くして国内盤のレヴュー(SJ誌)を書いた ベテラン評者はそれに眼を通していたのか定かでないが、「楽しいだけならごまんとある」と同調し、追い打ちを掛けた。「オレだって辛口だぜ」と見栄を張りたかったのか(笑) 。これが一部のスノッビーな連中から「カクテル・ピアニスト」の汚名を着せられる下地になったのは残念ですね。
もう一枚はトリオにR・バレットのコンガが入った作品。こちらも典型的なガーランド節が楽しめます。「金太郎飴」と言ってもピンからキリまで、駄菓子のそれとは違う。
二枚ともゲルダー録音のNJ盤。SHURE44GにN44-1(モノ針)を装着して聴きましたが、「プレリュード」は録音上の問題か、ピアノの調律の問題なのか、pの音がやや上ずっている。また、所有する盤ではA面、B面がカヴァとラベルでは逆になっている。つまり”Satin Doll”はカヴァはB面、ラベルはA面、自分の好みではカヴァ通りの順です。
ガーランドの持ち味は、誰からもとやかく言われる筋合いはないと思う。
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