先月末、”The Shadow Of Your Smile”の作曲で知られるJOHNNY MANDELが亡くなりました。
S・ロビンソンのテナー・バラードで追悼を。
ロビンソンは米国人ですが、イギリスに憧れ、移住し演奏活動を広げたため、ヨーロッパ・ジャズを聴いているファンには馴染みが有りますが、一般的にはマイナーな存在ですね。透明感あるサウンドと良い意味での保守派で、イメージとしてはGETZが一番近いスタイルと思います。
この作品は1985年7月17日にロンドンのクラブ”THE BASS CLEF”でライブ録音されたもので、同曲を含めLPのタイトルになっている”Spring Can Really ・・・・・・”を始め”Ghost Of A Chance”、”Talk Of The Town”等々、選曲が素晴らしくバラードを中心とした「大人のジャズ」を堪能できます。また、T・BEAMENT(p)、P・IND(b)、B・EYDEN(ds)リズム・セクションとの息もピッタリ合っています。
魅惑的なメロディを暗示するかのようなイントロが殊の外良く、徐々に盛り上げていく展開が絶品です。
ここまでくると、以前UPしたA・ペッパーの”The Shadow Of Your Smile”も載せないわけにはいかないですね。
1979年7月の来日公演、”LIVE IN TOKYO BESAME MUCHO”です。
今日はじっくり、この二曲、二枚を聴きました。
J・マンデル、ありがとう。
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