あるとき、環境政務官が、東日本大震災で発生したがれきの放射線量の測定について「国が測ったのでは信用してもらえない。国も測っているが、その上で自治体にも測ってもらいたい」と発言したと報じられていた。
大臣政務官という仕事は、府省の長である大臣を助け、特定の政策及び企画に参画し、政務を処理することときいた。
政務官の発言なら、自治体の測定努力をねぎらい、国の測定結果と通報が、確かなものであることを維持できるようにつとめる宣言でなければならず、そのうえで対策を練るのが政務官としての仕事のように思うのだが。
任命のされ方がどうであろうと、「特定の政策及び企画に参画」という役割の条件が決まっていても、それを逆手にとって、アッチムイテホイとばかりに、やる気のなさをへらへらしゃべるようでは、なんとも頼りないではないか。
いま逆風のさなかにある環境という仕事であれば、なおのこと嵐の中に平然と立つぐらいの姿だけでも見せて欲しいものである。
甘えた顔をしていてはいけないノダ。