・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

見られていないほうがよい

2012年06月16日 | つぶやきの壺焼

自分のしていることを、人に見られるのが好きな人と嫌いな人がいる。
芸人型と職人型と呼んでしまうと、次元のかみ合いでぴったりこないが、見えないところでしっかり仕事をするのは、おおむね職人型と言ってよいだろう。

ネジ締めという仕事がある。
ネジを締める力は、使う場所、目的、材質によって最適の強さがよい。
力いっぱい締めておくのが丈夫な締め付けとは言えない。
締め過ぎてネジの組成を破壊してしまうこともあるから。

締め付けのときにどういう力が加わっているか、測定しながら締め付ける工具はある。
しかし、締めるたびに1本1本記録することはしない。締めては記憶し、書き留めたら次の締め付けなどとやっていたのでは、時間もかかるし作業がリズムに乗らない。

かといって、締め付け作業者のわきに記録員が待ち構えていて書き留めるのは、むだ仕事に近い。
作業者も見張られているようで気分がよくない。

締め付けの強さのデータを無線で送って、別のところで記録できる装置ができている。
http://www.nec.co.jp/library/jirei/ktc/contents.html

だいじな締め付け部には大いに役立つものと思う。
管理はされても意識されない方法がよい。作業も心地よく進み、効率も上がる。
これならあとになって、締めたはず、いやそうでないという、はず論議のたねは減るだろう。

RYOBI ドライバドリル CDD-1020
リョービ
高いところでも