桜2019 FujifilmGFX50Sで箱根の桜を撮る
2019-4-16~17
今年の桜撮影はあんまりタイミングが合っていませんんでした。新宿御苑はちょっと早かったし、千鳥ヶ淵はちょっと遅かった。たまたま、ある方から箱根の岡田美術館(超高い入館料で有名)のチケットをプレゼントされたので、もう4月の中頃ですが、箱根で桜が見られるものか試してみました。
機材はFujifilmGFX50S+Pentax645 45mm F2.8 とLaowa Zero-D 12mm F2.8 (+
マジックコンバーター) Laowaの時だけ、写真にLaowaと記載します。
JRで品川から小田原へ、小田原からバスで宮城野へ、2時間もあれば着きます。宮城野・早川沿いの桜並木は残念ながら終わりに近かった。昨日で桜祭りも終了とのこと、屋台も2軒ほどが頑張って残っている状態。
早川の脇の小さな流れにそって、まだきれいにさいている桜の一団があったので撮影。
堤を歩く方もちらほら程度。しかし、天気がいいので、気分は爽快。
Laowa
宮城野からバスですぐの強羅公園に。入り口のそば屋さんで昼食。家内の頼んだオカメうどんはめずらしく、オカメの顔を模した具の配置になっていました(写真はかき回した跡)。
強羅公園には色々な種類の桜が咲いており、見ごろではありました。晴天の青空に桜は桜らしくていい。しかし、ここには特に絵になる場面もなく、お見せしたくなるような絵は撮れませんでした。
Canon μ
Canon μ
なんとか絵になる場面を探すのですが、ダメでした。
Laowa
中央の噴水池の周囲には、海外の方も含めて、ベンチにすわって春を楽しんでいました。
ただ、中途半端な西洋式公園はどうころんでも絵にならんですよ。
噴水池を見下ろすカフェでお茶します。この旅は撮影は二の次で、のんびりしましょう。
強羅公園からちょっと上の箱根美術館へ。広い日本式庭園の中にいくつかのお茶室と美術館がある。創立者、岡田茂吉は。宗教家、文明評論家、書家、画家、歌人、華道流祖、造園家、建築家、美術品収集とある。あまり肩書が多すぎてなんだか捉えようがない。熱海のMOA美術館も作ったらしい。
焼き物が多く展示されているが、この美術館の意図がなんだかよくわからないうちに、黄瀬戸はいいとか、備前はいいとか景徳鎮はいいといいながら、この美術館見学を終了する。ここは秋の紅葉とコケ庭が自慢で、桜はアクセント程度でした。強羅公園の中途半端な西洋式庭園よりは、ここの日本式庭園のほうがなんぼかいい。
美濃・黄瀬戸
備前
景徳鎮
そのまま、今日の宿、箱根ハイランドホテルへ向かいます。ここは3回目。3回も同じホテルに泊まるのは極めてめずらしい。今回泊まって、またこのホテルはいいと思うのです。
(値段もリーズナブルだし)。
工学者であり実業家、のちに男爵を授けられる團琢磨氏により、山中の自然を楽しむ別邸として大正14年に建てられ、その後庭には7棟のコテージを含む全18室のホテルとしてしてスタート。木作りのコテージが特徴で、我々も泊まったことがあります、とても魅力的なコテージでしたが、現在は1棟、昼間借りることが出来るハンモックのあるレンタルスペースが残っているだけになりました。そのかわりワンちゃんと泊まれる温泉露天風呂付き(ワンちゃん用お風呂もあります)新館が15室加わりました。現在は全74室(つまり本館は59室)の少ない数のお客さんがゆったりと過ごせるのです。ここは何と言ってもフランス料理の国家資格“シェフ・ドゥ・ランク”をもつ高橋孝幸を招いて始まった、フレンチジャポネの食事にあります。日本酒と日本食オンリーの当方でもここのフレンチジャポネにはいつも感心させられます。ここは過大なエンターテイメント無し、必要なことはきっちりとした、そして気に入っているインテリア、大浴場とそれに付属するガラス置物に囲まれたラウンジ、全体を支配する上質のセンス。ずいぶんとこのホテルに関して書いてしまいました。結局、今回の旅はこのホテルで過ごすためにあったようなものだったのです。
部屋からの眺め
曇りの時に撮影するより、ネットの写真の方が全然いいですね。
朝方15000坪の庭をぶらぶらしました。ゆったりとしたイイ感じです。(ドッグランもあります)。
さて今日は、岡田美術館の前に、美術館の近くの小涌園・蓬莱園にいってみました。蓬莱園は<箱根小涌園が所有する、1万6000平方mの庭園。ツツジの名所として知られる。大正初期に東京の大久保からツツジを移植したのがはじまり。毎年4月下旬~5月中旬、サツキ・ミヤマキリシマ・ヤマツツジなど約40種類約3万株の花が開花。>とあります。隣接するホテル小涌園自体は閉館となっています。ここは古いので壊されるのでしょう。
蓬莱園は広大で、とてもいい庭、しかも無料なのですが、訪れる人はほんの僅か。曇り空でなければ、ここがもっとも良い箱根の桜でしょう。つつじの時も来たいと思うほどです。
Laowa
家内は広い原っぱの真ん中に座って、この庭を全部自分のものにしたような気分にひたっていました。Laowa 12mmの撮影ですから、ここまでひろくはありませんが、十分な開放感があります。
Canon μ
この後、隣の岡田美術館にゆきました。5階建ての大きな美術館で、日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの美術品が展示されています。特別展として<金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―>をやっていました。当方は焼き物のフロアーに興味があり、かなり一生懸命みました。一人2800円ですから、いただいた切符は5600円の価値があったわけです。こんな高い入館料にもかかわらず、大勢のお客さん、団体さんが日本人、海外の方を含めて来館していました。
全館撮影禁止ですから、何も書くことができません。
焼き物とガラスのハイブリッドを狙っている当方にとって、この後すぐ開かれた、ガラスの展示会(ガラス教室の生徒展)のレポートとこの箱根での優れた焼き物の印象とが、今一度自分に対して<私はこのまま焼き物とガラスのハイブリッドを押し通していいのか? 2流と2流を足しても1流にはならない、3流に落ちる可能性の方がずっと高いのではないか? お前はなぜ、焼き物とガラスのハイブリッドにこだわっているのか?>という問いを突き付けてくるのです。これは次に書きましょう。
岡田美術館の庭にある開花亭は美味しいと評判だったので、訪ねました。
たしかに、めかぶや山芋、納豆などの上にちくわ天を添えた冷やしぶっかけうどん(冷)は美味しかった。 家内は豆アジ天うどん(温)。
美術館と向かい合って足湯カフェがあり、アイスクリームを食べながら、足湯に入ることが出来ます。
これで、箱根の桜の旅はおしまいです。桜も、FujifilmGFX50Sでの撮影も旅の中心とはなりませんで、以下の2つが心に残りました。
1、箱根ハイランドホテルはいいな、また来よう。
2、温泉はいいな。当方も家内も、今回、温泉に十分つかることにより、それまで問題になっていたある体調の問題点がうそのように消えてしまいました。温泉にいつも入れる人はうらやましいな。
2019-4-16~17
今年の桜撮影はあんまりタイミングが合っていませんんでした。新宿御苑はちょっと早かったし、千鳥ヶ淵はちょっと遅かった。たまたま、ある方から箱根の岡田美術館(超高い入館料で有名)のチケットをプレゼントされたので、もう4月の中頃ですが、箱根で桜が見られるものか試してみました。
機材はFujifilmGFX50S+Pentax645 45mm F2.8 とLaowa Zero-D 12mm F2.8 (+
マジックコンバーター) Laowaの時だけ、写真にLaowaと記載します。
JRで品川から小田原へ、小田原からバスで宮城野へ、2時間もあれば着きます。宮城野・早川沿いの桜並木は残念ながら終わりに近かった。昨日で桜祭りも終了とのこと、屋台も2軒ほどが頑張って残っている状態。
早川の脇の小さな流れにそって、まだきれいにさいている桜の一団があったので撮影。
堤を歩く方もちらほら程度。しかし、天気がいいので、気分は爽快。
Laowa
宮城野からバスですぐの強羅公園に。入り口のそば屋さんで昼食。家内の頼んだオカメうどんはめずらしく、オカメの顔を模した具の配置になっていました(写真はかき回した跡)。
強羅公園には色々な種類の桜が咲いており、見ごろではありました。晴天の青空に桜は桜らしくていい。しかし、ここには特に絵になる場面もなく、お見せしたくなるような絵は撮れませんでした。
Canon μ
Canon μ
なんとか絵になる場面を探すのですが、ダメでした。
Laowa
中央の噴水池の周囲には、海外の方も含めて、ベンチにすわって春を楽しんでいました。
ただ、中途半端な西洋式公園はどうころんでも絵にならんですよ。
噴水池を見下ろすカフェでお茶します。この旅は撮影は二の次で、のんびりしましょう。
強羅公園からちょっと上の箱根美術館へ。広い日本式庭園の中にいくつかのお茶室と美術館がある。創立者、岡田茂吉は。宗教家、文明評論家、書家、画家、歌人、華道流祖、造園家、建築家、美術品収集とある。あまり肩書が多すぎてなんだか捉えようがない。熱海のMOA美術館も作ったらしい。
焼き物が多く展示されているが、この美術館の意図がなんだかよくわからないうちに、黄瀬戸はいいとか、備前はいいとか景徳鎮はいいといいながら、この美術館見学を終了する。ここは秋の紅葉とコケ庭が自慢で、桜はアクセント程度でした。強羅公園の中途半端な西洋式庭園よりは、ここの日本式庭園のほうがなんぼかいい。
美濃・黄瀬戸
備前
景徳鎮
そのまま、今日の宿、箱根ハイランドホテルへ向かいます。ここは3回目。3回も同じホテルに泊まるのは極めてめずらしい。今回泊まって、またこのホテルはいいと思うのです。
(値段もリーズナブルだし)。
工学者であり実業家、のちに男爵を授けられる團琢磨氏により、山中の自然を楽しむ別邸として大正14年に建てられ、その後庭には7棟のコテージを含む全18室のホテルとしてしてスタート。木作りのコテージが特徴で、我々も泊まったことがあります、とても魅力的なコテージでしたが、現在は1棟、昼間借りることが出来るハンモックのあるレンタルスペースが残っているだけになりました。そのかわりワンちゃんと泊まれる温泉露天風呂付き(ワンちゃん用お風呂もあります)新館が15室加わりました。現在は全74室(つまり本館は59室)の少ない数のお客さんがゆったりと過ごせるのです。ここは何と言ってもフランス料理の国家資格“シェフ・ドゥ・ランク”をもつ高橋孝幸を招いて始まった、フレンチジャポネの食事にあります。日本酒と日本食オンリーの当方でもここのフレンチジャポネにはいつも感心させられます。ここは過大なエンターテイメント無し、必要なことはきっちりとした、そして気に入っているインテリア、大浴場とそれに付属するガラス置物に囲まれたラウンジ、全体を支配する上質のセンス。ずいぶんとこのホテルに関して書いてしまいました。結局、今回の旅はこのホテルで過ごすためにあったようなものだったのです。
部屋からの眺め
曇りの時に撮影するより、ネットの写真の方が全然いいですね。
朝方15000坪の庭をぶらぶらしました。ゆったりとしたイイ感じです。(ドッグランもあります)。
さて今日は、岡田美術館の前に、美術館の近くの小涌園・蓬莱園にいってみました。蓬莱園は<箱根小涌園が所有する、1万6000平方mの庭園。ツツジの名所として知られる。大正初期に東京の大久保からツツジを移植したのがはじまり。毎年4月下旬~5月中旬、サツキ・ミヤマキリシマ・ヤマツツジなど約40種類約3万株の花が開花。>とあります。隣接するホテル小涌園自体は閉館となっています。ここは古いので壊されるのでしょう。
蓬莱園は広大で、とてもいい庭、しかも無料なのですが、訪れる人はほんの僅か。曇り空でなければ、ここがもっとも良い箱根の桜でしょう。つつじの時も来たいと思うほどです。
Laowa
家内は広い原っぱの真ん中に座って、この庭を全部自分のものにしたような気分にひたっていました。Laowa 12mmの撮影ですから、ここまでひろくはありませんが、十分な開放感があります。
Canon μ
この後、隣の岡田美術館にゆきました。5階建ての大きな美術館で、日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの美術品が展示されています。特別展として<金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―>をやっていました。当方は焼き物のフロアーに興味があり、かなり一生懸命みました。一人2800円ですから、いただいた切符は5600円の価値があったわけです。こんな高い入館料にもかかわらず、大勢のお客さん、団体さんが日本人、海外の方を含めて来館していました。
全館撮影禁止ですから、何も書くことができません。
焼き物とガラスのハイブリッドを狙っている当方にとって、この後すぐ開かれた、ガラスの展示会(ガラス教室の生徒展)のレポートとこの箱根での優れた焼き物の印象とが、今一度自分に対して<私はこのまま焼き物とガラスのハイブリッドを押し通していいのか? 2流と2流を足しても1流にはならない、3流に落ちる可能性の方がずっと高いのではないか? お前はなぜ、焼き物とガラスのハイブリッドにこだわっているのか?>という問いを突き付けてくるのです。これは次に書きましょう。
岡田美術館の庭にある開花亭は美味しいと評判だったので、訪ねました。
たしかに、めかぶや山芋、納豆などの上にちくわ天を添えた冷やしぶっかけうどん(冷)は美味しかった。 家内は豆アジ天うどん(温)。
美術館と向かい合って足湯カフェがあり、アイスクリームを食べながら、足湯に入ることが出来ます。
これで、箱根の桜の旅はおしまいです。桜も、FujifilmGFX50Sでの撮影も旅の中心とはなりませんで、以下の2つが心に残りました。
1、箱根ハイランドホテルはいいな、また来よう。
2、温泉はいいな。当方も家内も、今回、温泉に十分つかることにより、それまで問題になっていたある体調の問題点がうそのように消えてしまいました。温泉にいつも入れる人はうらやましいな。
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