小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その25 ~春の花、続き~

2015-04-19 20:49:35 | 日記
自然教育園日記 その25 ~春の花、続き~

2015-4-16
雨の日の撮影にトライ。傘を持っての撮影が極めてやりにくいので、癇癪おこして、傘を放り出して撮影するも、使えた絵は2枚だけ。まだまだ、精進がたりません。


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm ハナダイコン


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm ヤマブキ


2015-4-18
白金自然写真クラブの例会があり、今度、自然教育園のフロアーで行う定例の展示会(5月30日~7月2日)の準備が着々と進んでいます。展示写真の候補を提出しましたが、それはそれとして、例会の後も、いつもとかわらずに自然教育園の撮影を続けています。自然教育園の花は少しずつ役者が入れ代りながら、まだまだ当分春が続きます。


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm ミツバツツジ

まだ、パラパラと咲いている程度ですが、満開になったら、今年こそ、この園のミツバツツジを使える絵にしたい。


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm タチツボスミレ


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm シャガ

ちょっと、いじって、パターン的な絵にしています。


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm ヤマブキ

F0.95の面白さを出そうと思ったのですが、一本の枝が台無しにしている。こういうのは撮る時に気づかなければいけない。ヤマブキの花もそろそろおしまいです。


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm

実質50mm一本で撮影するのが通のカメラマンといわれていますが、このマイクロフォーサーズ、フォクトレンダー F0.95 25mm (実質50mm)のおかげで、50mmにがぜん興味が湧いてきました。 マイクロフォーサーズでなくて、フルサイズで50mmを使ってみたくて、フォクトレンダー NOKTON Vintage line 50mm F1.5 Aspherical VMをマップカメラ中古で出たとたんに買ってしまいました。クラシックスタイルといって、昔のレンズ特性(カリカリでなく、ボケとカリが共存している)を再現したとされています。すでにZeiss Planar F1.4 50mm(キリキリ)とPentax FA 43mm F1.8 limited (マイルド)を持っているにもかかわらずです。F0.95の流れからフォクトレンダーに期待しているのです。時間ができたら、この3本を持って、通カメラマンをきどって比較撮りしてみましょう。今度、ドイツ、ベルリンのフリー旅に出かけるので、そこで、通カメラマンをトライしようと密かに思っているのです。

ニコン200mm microは対象に近づくことが制限されているこの園では必要なレンズですが、モニターで見るそのボケのきれいな色がプリントすると全く地味な色になってしまうので、どうしてもRAW現像しないといけないようです。RAW現像で改良されるかまだわかりません。面倒なので、結局Zeiss 100mm macroに戻ってしまいました。しょうがないから、場合によりテレコンバーター(1.4x or 2x)を使っています。


Sony alpha7R + Zeiss planar 100mm macro ツボスミレ

この園ではタチツボスミレはいっぱい咲いているが、さらに小さいツボスミレはわずかに見られる程度です。数として全国的にもタチツボスミレ>ツボスミレの順位は変わらないようです。こんな小さな花を撮る人はまずいないですが、撮ってみると意外に魅力的。


Sony alpha7R + Zeiss planar 100mm macro


Sony alpha7R + Zeiss planar 100mm macro  ノウルシ

ノウルシは絶滅危惧種らしいですが、教育園では見事に咲いています。ただ撮っても幻想的になる不思議な花です。


Sony alpha7R + Zeiss planar 100mm macro ジュウニヒトエ

写真クラブの先輩に教わった十二単というこの園では超珍しい花。本園のたった一か所にひっそりと咲く、教えていただかなければ、まず気づかない。 西洋十二単もありますが、これは純日本産。こうやって、まじまじ見れば十二単という名前が付いた所以がわからないでもない。


Sony alpha7R + Zeiss planar 100mm macro シャガとヤマブキソウ

この黄色と紫の組み合わせは、なかなかうまくゆかない。またやり直しましょう。


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自然教育園日記 その24 ~Sony alpha7RとSony alpha7Sを撮り比べる~

2015-04-16 22:13:13 | 日記
自然教育園日記 その24 ~Sony alpha7RとSony alpha7Sを撮り比べる~
2015-4-12
春には紫色と黄色の競演が始まり、その対比はとても印象的です。
対比させるときは出来るだけ絞り込んで、双方の花を入れるのですが、Sony alpha7S の作品がより多く選択されることに気が付きました。
Sony alpha7Rは高画素数(3680万総画素、ISO 25,600まで)、Sony alpha7Sは高感度特性(1243万総画素数、ISO 409,600まで)が売りのSony alpha7の中で両極端の存在です。その使い心地の違いはとても興味あることです。


Sony alpha7S + Nikon 200mm micro  シャガとラショウモンカズラ

このように日の当たらない場面で、絞りこむ場合は高感度特性に優れたSony alpha7Sがベターなときがあります。


Sony alpha7S + Nikon 200mm micro

後ろのラショウモンカズラのポツポツを見せたくて絞りこみます。


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro

Sony alpha7Rですと十分絞りこめません。しかし、色と繊細さをみるとRがベターです。


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダーF0.95 25mm

絞りこむ時はF0.95は関係ありません。無理やり絞りこむと、後ろの花にノイズが目立ってきます。


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro ヤマブキとハナダイコン

高画素数のRは花のアラを拾いすぎて、ボツになるケースが意外なほど多い。ファインダーでは気づかずに、大画面ではじめて気づいてガッカリすることが相当な確率であります。これはカメラのせいではありません。撮る人がいけないのです。同じ場面をさんざん撮って、結局全滅という悲しい目に今回も会っています。


Sony alpha7S + Nikon 200mm micro  ハナダイコとヤマブキ

ヤマブキが傷んでいるので、ハナダイコンを前にヤマブキを後ろに変更。


Sony alpha7S + Nikon 200mm micro  タチツボスミレとヤマブキソウ

色々な小さな花が、万華鏡のようにごちゃごちゃいっぱい集まって小宇宙を作っている場面を探して歩きますが、なかなか見つかりません。


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro セントウソウとタチツボスミレ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro セントウソウとヤマブキソウ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro  タチツボスミレ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro カキドオシ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro カキドオシ

今日もヒョウタン池のシャガに挑戦。雨で弱った花が新しい花に入れ代っていることを期待したのです。
今度はSony alpha7Sを使ってみました。Sの場合ご覧の様に、全体を暗くして行くと、花が浮き立ってくるのがわかります。ブログに載せる過程で、その違いが消えてしまうかもしれないくらいの微妙な違いなのですが。Sony alpha7Sの使い方の一方向を示していると思います。もともとSony alpha7Rも高感度特性はいいので、Sony alpha7Sの優位性を確信をもって言うにはまだまだトライが必要です。


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro 


Sony alpha7S + Nikon 200mm micro 

Sは明暗のコントラストが大きいので、全体を暗くすると、明るい部分が浮き出します。これはなかなか魅力的です。


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro 


Sony alpha7S + Nikon 200mm micro


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro


Sony alpha7S + Nikon 200mm micro
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自然教育園日記 その23  ~春の花・その2~

2015-04-15 19:43:28 | 日記
自然教育園日記 その23  ~春の花・その2~

2015-4-6 & 4-9
小さな花、遠くの花を狙う時は、Sony alpha7R + Nikon 200mm microが活躍しています。
Nikon 200mm microはこれまでさんざん文句(ヘリコイドが雑で、ピントがとりにくい)をいってきましたが(売ってしまう寸前まで来ていたのですが)、今回はちゃんと撮れているようです。外部モニターをつかってピントを合わせているのが功を奏していると思われます。きょうはただ漫然と載せます。あえていうなら、Nikonの色でしょう。Zeissの色とだいぶ違います。Nikonは破たんがありません。平和にとらえていきます。Zeissは鋭く突っ込んでゆきます。Rと組み合わせると、容赦なく真実を暴露します。汚い色も、傷も。そのかわり美しいものはとびきり美しく。


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro  イチリンソウ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro イチリンソウ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro イチリンソウ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro ニリンソウ

とうとう虫が登場。日本画には虫や鳥が登場するわけで、当方もいつまでも虫や鳥を拒否するつもりではないのですが、まずは花だけで形にしたい、虫や鳥をいれるのはその次のステップと考えています。花は構図がとれますが、虫や鳥は絵とちがって、好きなところに入れ込むわけにはゆきません。よって構図というよりはバイチャンスの要素が多分になります。まずは構図を勉強しないと。虫や鳥を撮り出すと、ただ虫や鳥を真ん中に入れてパチと、よしよし、目にピントが合ったで終わりになってしまいます。


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro ニリンソウ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro ニリンソウ


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 60mm macro サクラ(ソメイヨシノ)とナナフシ

これは虫が主題か、花が主題かどっちつかずの写真。虫や花からいわせれば、どっちつかずといわれるのは心外で、とっても自然なあたりまえの風景なのです。


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII サクラソウ

サクラソウにサクラの花びらのコンビネーションつもりで撮ったのですが、サクラの花びらがボケすぎでなんだかわからない。なんでもぼけりゃいいてもんではない。


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 サルトリイバラの花

これじゃ、どんな形かわからない。


Olympus E-M1 + Olympus 60mm macro

水滴を狙った雨の日の写真(失敗作しかありません)を載せますが、これでも形がよくわからないか? サルトリイバラは当方の<テーマ葉っぱ>なので、しつこく載せたのですが。


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro イカリソウ


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 イカリソウ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro ジロボウエンゴグサ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro カキドオシ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro タチツボスミレ


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro タチツボスミレ

散ったヤマブキの花の黄色をバックに狙ったのですが、これでは良くわからないですね。
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自然教育園日記 その22  ~春の花・その1~

2015-04-14 19:49:23 | 日記
自然教育園日記 その22  ~春の花・その1~

2015-4-6 & 4-9
現在自然教育園は色々な春の花が咲いています。めずらしく華やいだ自然教育園です。それぞれの花が終わるまで、何度も撮りましょう。といってもそれぞれの花が同じ回数撮られるわけではありません。気に入っている花の回数は多くなるし、長く咲いている花の回数は多くなります。虫達の天下にはまだちょっと時間がかかるようです。花だけにするか、花と虫達のコンビネーションにするか、この2者は全く違う写真と思っています。当方の基本は花だけです。虫を入れなければ魅力ない写真しか撮れないとするとそれは当方にとって敗北なのです。と言ってはみたものの、花だけで人を惹きつける写真はまだまだ撮れていないのです。シャガは当方の数年来のテーマ花です。とても複雑な形で、テーマ花と言いながら、見ないで書けと言われても書けません。陶芸でも何度も取り上げているのですが一向にいい作品ができません。原因はちゃんと形を理解していないからと思っています。陶芸も写真も対象に対する理解の深さが必須なのです。
ヒョウタン池に写る緑はとてもきれいです。この教育園で一番美しい光景と思っています。その緑とシャガのコンビネーションが目的で、2回目と3回目の撮影して、今回はそこから選んでいます。天候、花に当たる光の具合、緑の池に写り具合、肝心の花の元気度、花の数、邪魔になる花や葉っぱの状態、風の強さ、池面のさざ波、機材のセッティング、この組み合わせでほぼ無限の組み合わせが生じます。

まずはシャガとヒョウタン池


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 60mm macro


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 60mm macro


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro


Sony alpha7R + Nikon 200mm micro


Sony alpha7R + Zeiss planar 100mm macro


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 60mm macro


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 60mm macro


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 60mm macro


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95


Sony alpha7R + Zeiss 100mm macro

いずれも、満足ではありません。やっと雨が上がっていってみると花の元気がありません。水面の黒白模様を大事にすると花への日の光が無くなります。元気な花の横にしぼんだ花があっては台無しです。遠景を含むコンビネーションには出来るだけ絞り込む必要があり、その時風が強いとシャッター速度を落とせない、とするとISOを上げる、とするとノイズがでる。ロープ越しでは、接近戦ができません。等々、おいそれと満足できるわけありません。だいたい、イメージがあって撮っているわけではなく、毎回、その場で行き当たりばったりの撮影です。

次に、最近試み始めたフォクトレンダーF0.95 25mmによるボケボケの妙味。いったいどこにピントが合っているのだろうという疑問を抱きながら、それでもボケボケは面白い。一点の超クレア―なピントと全体のボケボケというレンズはないものか?フォクトレンダーNOKTON F1.5 Vintage line 50mm はどうだろうか? 


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 ハナダイコン


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 イチリンソウ


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 イチリンソウ


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 ヤマブキソウ


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 カキドオシ


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 シャガ


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 タチツボスミレ


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー25mm F0.95 ヤマブキ


Sony alpha7R + Zeiss 100mm macro シャガ


Sony alpha7R + Zeiss 100mm macro イチリンソウ

Zeissでもボケボケに出来るのですが、やはり、Zeissはキリットが主体の絵になります。
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サクラ2015 千鳥ヶ淵編

2015-04-08 17:36:37 | 日記
サクラ2015 千鳥ヶ淵編
2015-4-2
千鳥ヶ淵のサクラを見て、また1年、生きながらえることができたと神さまに感謝するのです。 毎年、同じ場面を撮影して、その同じであることを愛でるのです。


Sony alpha6000 + Zeiss touit 12mm


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII

この組み合わせは、予想よりずっといい結果を生んでいます。マイクロフォーサーズでありながら、充分ボケを作れるし、実質600mmまで引き寄せることができると、絵作りの自由度が大きくひろがります。フットワークのよさも自由度を広げています。


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Sony alpha6000 + Zeiss touit 12mm


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Sony alpha6000 + Zeiss touit 12mm

千鳥ヶ淵緑道は込み合うので、いつもその反対側、田安門をくぐって、北の丸公園側の土手に沿った散歩道に入ります。こちら側はずっと人が少なく、サクラの散るころには花筏が美しい。


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm

めずらしく実質50mmで、普通の世界を素直に撮って見ると、素直な美しさを見ることが出来ます。

フォクトレンダー F0.95 25mmで撮りながら、再び 九段下駅に戻ります。


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm


Panasonic Lumix GH4 + フォクトレンダー F0.95 25mm


Sony alpha6000 + Zeiss touit 12mm

靖国神社によって、サクラの元に集まる、戦いで散った精霊を思います。


Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII

この一つ一つの花びらに精霊の息吹が聞こえますか?

これで、2015年のサクラは終了です。

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