俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寄鍋ほか

2017-01-29 | 俳句・冬・人事




寄鍋に手酌の酒の進みけり



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寄鍋:魚介、鶏肉、野菜などの季節の材料を酒、味醂を加

えた醤油汁で煮ながら食べる料理。

鋤焼:牛肉に、葱、白滝、豆腐、春菊などを加え、砂糖、味

醂、醤油などの割り下で煮ながら食べる料理。

石狩鍋:鮭を主材料とした鍋料理で、鮭をぶつ切りにし、野

菜や豆腐などと一緒に味噌で味付けしたもの。

牡蠣鍋:牡蠣を主材料とし、野菜と共に煮て味噌で味付けし

た鍋料理。

(すべてブログ作者の手料理で恐縮です。)






漱石の話となりぬ鋤焼に






いつ旅をせむと石狩鍋つつき






牡蠣鍋の熱くて齢忘じけり



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障子

2017-01-04 | 俳句・冬・人事




昼の日を返して寺の障子かな



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日本座敷の内外を仕切る建具で、格子状の枠の片側にの

み和紙を貼り、柔らかい光を採り入れ、また寒さを防ぐ。

古くは襖も含んだが、現在では採光のできる明り障子をいう。







よく晴れて、昼の日差しが寺の障子に当たっていた。

白い障子は眩しいばかりに日を反射していた。






庭園に赤き橋あり白障子



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クリスマスイブ

2016-12-24 | 俳句・冬・人事




クリスマスイブやパエリアを手始めに



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クリスマスの前夜、即ち12月24日の晩のこと。







また、その時に行われる行事を指すこともある。

聖夜ともいう。







クリスマスイブということで、手始めに初めてパエリアを作っ

てみた。

その後、バックリブを焼き、サラダを作った。






ビオロンのノエル奏づる聖夜かな



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聖樹

2016-12-23 | 俳句・冬・人事




貧も富もあらず見上げて聖樹かな



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クリスマスツリーの別名。







キリストの生誕を祝うクリスマスに向け飾り付けされる樹木

であるが、今では客寄せのために大形店舗のビルなどに設

置されることが多い。







今は貧しいわけでもく、かといって富んでいるわけでもない。

そういった身がきらびやかな聖樹を見上げているばかりで

ある。






クリスマスツリーの玉に貌映す



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古暦

2016-12-19 | 俳句・冬・人事




エアコンの風に揺れをり古暦



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年末の残りが少なくなった暦。

翌年の新しい暦が配られると、今年の暦が古びて見えてくる。







エアコンの下に掛かっている古暦がエアコンから吹き出る風

で揺れていた。

今年もあとわずかの感を深くした。






向き変へて文鳥の絵の古暦



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